東方棚ぼた日記   作:勇気のコーン

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覚えている方はお久しぶりです!初めての方は初めまして!勇気のコーンです。やっと受験地獄から抜け出しました。( ´ ▽ ` )ノこれからは更新ペースを速める事が出来ると思います。これからもご贔屓に。
今回は前話の裏の場面です。天馬達が昼食を食べている時紫達はあるものを見つけました。
ではどうぞ!


裏 二十三話 現れ始める異変

紫が私と魔理沙を連れて行ったのは意外にも私の神社の裏手だった。

 

「ったく、何だよ急に!てかあのままじゃ天馬がまずいんじゃないか!?」

 

魔理沙は天馬とにとりのあれを見て何だかイライラしているようだった。

 

「まぁ落ち着いて聞きなさい。あと、あれ位じゃ天馬は気づかないわよ。知ってるでしょ?」

 

確かに。紫も魔理沙も私も何回もアタックしてるのだけれど鈍感なんだか馬鹿なのか天馬は気づかない。てか、今はそんな話じゃなくてー

 

「なんでうちの神社?」

 

ここは私でもあまりこないけど、何も問題はなかったはず。私の質問の答えは帰ってこなかったが紫がはたと歩みを止めた。まるでそこに答えがあるかのように。

 

「おおっ!?何だこれ?」

 

先に見た魔理沙が素っ頓狂な声を上げた。駆け寄ると、言葉を失った。

 

「霊夢。この穴に身に覚えは?」

 

「…全くないわ。いつ出来たのかしら。」

 

私達の目線の先には深すぎて底の見えない穴があった。上から日光が入っているにも関わらず真っ暗で今にも全てを飲み込むようだった。

 

「紫はこの穴に入ったのか?」

 

魔理沙が恐る恐るという感じで聞いた。

 

「まさか。中に何があるかわからないのよ?ーあっ。」

 

紫が急に声出した。何かに不意を突かれたようだったけど流れる様にスキマを開いた。そして手を突っ込み何かを引っ張ってきた。

 

「危なかったわ…」

 

「な、何だそれ!?」

 

魔理沙が驚くのも無理はない。現に私は驚いて声が出ない。

紫の手には青白い炎に包まれた骸があった。

 

「人魂の一種?」

 

私は紫に聞いてみた。すると少し考え込んでから紫は喋り始めた。

 

「それもあると思うけど怨念と何か違う力も感じ取れるのよ。」

 

「どんなのだ?」

 

「うーん。上手く言えないのだけれど…誰かに操られて出てきた?そんな感じかしら。」

 

珍しく紫が困っていた。

改めて骸を見てみる。どうやら紫は骸を小さい結界に閉じ込めている様で骸は不服そうにフワフワと揺れている。骸は人間の頭蓋骨で青白い炎はこの前、藍に見せてもらった狐火の様だった。

 

「そういえば何処でそれ見つけたの?」

 

「神社を出て行こうとしていたから慌てて捕まえたのよ。」

 

如何やら紫は博麗神社の周りに結界を張っている様で出て行こうとした骸が結界に近づいたことで感知できたらしい。

 

「あっ、そうだ。」

 

ずっと穴を見ていた魔理沙が顔を上げた。

 

「これ使えるかなぁ?」

 

そしてスカートのポケットから望遠鏡を出した。そして穴の縁に寝っ転がって望遠鏡で覗き始めた。

 

「何それ?」

 

「ああ、これはにとりが作った強化型望遠鏡【見える君】だぜ。どんなに離れていようが暗くなっていようが使用者の魔力によって何でも見える!って言ってた。」

 

「何それ。本当に見えるの?」

 

呆れながら魔理沙の隣に同じ様に寝っ転がった。

 

「分かんないけど…っとと、見えてきたぜ。」

 

見える君が淡く光りだした。本当に魔理沙の手から魔力が伝わっているらしい。

 

「あー、でも一番深くまでは見えないな。うわっ…蜘蛛の巣が張り巡らされてる所もある。気持ち悪いな。何だあれ、桶か?何であんなでっかい桶が引っかかってんだ?」

 

実況しつつも気になる点を喋る魔理沙。誰も返事を返さないので独り言を言っているように思われるかもしれないけど、紫も私も一言一句聞き漏らさないようにしていた。

 

「…よし、この位かな。」

 

「ねぇ、私にもそれ使わせてくれないかしら。」

 

紫が魔理沙から見える君を撮ろうと手を伸ばした。

 

「だ、ダメだぜ!これは魔力用に作ってあるから紫みたいな妖力を持った妖怪とか霊夢みたいな霊力を持った奴が使うと壊れるって言われたんだ。」

 

「それにこれはまだ試作品らしくて使ってどんなだったか見せに行かなきゃいけないんだ。壊したりなんかしたら私が怒られるじゃないか。」

 

「そ、そう。ごめんなさいね。」

 

えらく必死の形相で話すので紫は少し引いていた。

 

「大丈夫よ魔理沙。紫は本気で取ろうとしたらスキマを使うわよ。」

 

「そういえばそうだな。紫、少し言い過ぎたぜ。」

 

「べ、別に大丈夫よ?」

 

そんなことを言う紫は魔理沙と決して目を合わせない。

 

「何でそんなに挙動不審なんだ?」

 

「そそ、そんな事ないわ!ほら、スキマを用意しといたから早く棚ぼた堂へ戻るわよ!」

 

「?了解だぜ。」

 

「…」

 

如何やら本気で取ろうとしていたらしく後ろでスキマを用意していたようだった。ったく、この大妖怪は何をやっているのだろうか。

 

「紫。」

 

「な、何かしら霊夢。」

 

「黙っておくわ。その代わり、貸し1ね。」

 

「うう…やっぱりそうなるわよね。」

 

「おーい!何やってんだ早く来いよー!」

 

魔理沙の呼ぶ声が聞こえて私はショボくれた紫を連れてスキマに向かった。丁度棚ぼた堂では天馬達が昼食を作って待っている頃だろう。空腹を感じてか、天馬に会える事が分かったからか、進む足が自然と早くなっていた。

 

 

 

 

「ええーっ!もう食べちゃったのか?!」

 

「藍〜!何で待っててくれなかったのよー!」

 

「よし、ちょっとストレス解消するわ。」

 

「おい霊夢はやめてくれー!」

 

この後、暴れすぎて天馬から説教されたのは言うまでもない。




どうも、今回出番の少なかった主人公の天馬 駆です。やっと投稿ペースが一定に保たれると思うのでよろしく。じゃ、後はお願いしまーす。
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はいはい、ども作者です。受験の次は花粉症に悩まされています。これだから春はあまり好きではないんです。花が咲き誇るところは綺麗だと思うのですけどね。
それでは次回もお楽しみに!


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