何かおかしいと思ったのは、館に乗り込もうとした時だった。闇。急な暗転だった。自分の体すら見えない。
「何?!急に目の前が…」
「何も見えない。おーい!霊夢ー天馬ー!」
良かった。2人の声が聞こえた。比較的近くにいるらしい。
「霊夢、魔理沙!一回下がるぞ!」
「分かったわ!」
「分かったぜ!」
100メートルぐらい行くと、闇が急に晴れた。と同時に霊夢も見つけた。しかし
「魔理沙は!?」
「おーい!霊夢ー!天馬ー!どこまで行けばいいんだよー!」
おかしい。霊夢と俺は闇から抜け出せて魔理沙だけ抜け出せないなんて。
すると、闇の中から声がした。明らかに魔理沙ではない幼い声。
「ふふふ。もうこいつは私の獲物なのかー!」
と言いながら闇から出てきたのは金髪の女の子だった。いや、人間ではない。空も飛べて、あの闇を操っている。この子はおそらくー
「妖怪ね!」
と言うが早いか霊夢は弾幕を打ち込んだ。しかし、女の子は闇に隠れてしまった。霊夢は弾幕をもう一度打ち込もうとしていた。
「ちょっと、霊夢ストップ!」
俺が一度止めた。
「これじゃ、相手に当たったかも解らないし、万が一魔理沙に当たったら大変だろ。」
「じゃあ、どうしろって...!」
「俺が何とかする。霊夢は先に乗り込んでおいて。」
俺は胸ポケットからハンドガンを出した。久しぶりに戦うから緊張するなぁ。
「でも!」
「大丈夫だっつーの。おれを信頼しろよ。」
すると、霊夢はコクリと頷くと館へ飛んで行った。
「あれ?一人減ってるのか?」
「どーも、お嬢ーちゃん。俺の仲間を返してくれない?」
俺が笑いながら頼んでみると、
「じゃあ代わりにお前を食べる!オマエハタベテモイイニンゲン?」
交渉決裂。まっ、最初から分かってたけどね。はぁ〜、仕方ないか。俺はハンドガンを構えた。
「残念だなぁーお嬢ーちゃん。俺は人間じゃない。半人半妖の天馬 駆だ!」
妖気をハンドガンに装填して放った。奴は避けながらも、弾幕を張って来た。
ーーー夜符《ナイトバード》ーーー
素早く左右に動きながらも拡散性の弾幕を打つ。こっちの弾は当たりずらく、あっちは狙いやすいということか。相手は立て続けに弾幕を張って来た。
ーーー闇符《ディマーケイション》ーーー
拡散性の弾幕➕追尾性の弾幕かよ!拡散の弾幕は避けながら、追尾の弾幕を撃ち落とす。
「あれれー?お前、もしかして弱いのかー?」
息もつかせない弾幕を打ちながら、奴は笑っている。こっちも、ただ避けていたわけじゃ無い。俺の能力。【クセを見抜く程度の能力】で〝悪いクセ〟つまり、弱点を探していた。こいつのクセは大体、分かった。あとは、魔理沙をどうやって闇から出すか...
ん?あれ、魔理沙の乗ってる箒の先か?あのトゲトゲした感じ。恐らくそうだろう。声をかけようにも奴が動き回っていて...そうか!!
「魔理沙!そっから、動くなよ!」
「へっ?天馬?と、とりあえず、分かったぜ!」
よし、まず一個目の布石。次は、
「おーい、お嬢ーちゃん。一つ賭けをしないか?」
「?どんな賭けだー?」
一旦、攻撃が止んだ。
「これからお嬢ちゃんは弾幕を打ちまくる。こっちはその弾幕を避ける。それが一個でも当たったら、お嬢ちゃんの勝ち。お嬢ちゃんが勝ったら、俺を食べていいぜ。」
「よーし。すぐ勝ってやるー!」
よし、のった!あとはあれが出るまでひたすら、避けまくればいいだけだ。
「行くぞ〜。」
ーーー闇符《ディマーケイション》ーーー
奴との戦いが再開された。
こんにちは。この件の依頼者、八雲 紫です。ゆかりんって呼んでね。しかし天馬達の方は大変なことになってるわねぇ。次回はどうなっているのかしら。あとは作者お願いね。
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はいはい、どうも勇気のコーンです。次回、ルーミア戦決着!!恐らく次回は短くなると思います。