「ふぅ」
氷の妖精を倒してから約10分ぐらい経って館に着いた。すぐにでも入ろうとしたがそういうわけにも行かないらしい。
「門番がいるな。」
スリットとチャイナドレスを身に纏った、門番らしき人が門の前に経っていた。
「どうするんだ?天馬。違う入り口を探すか?」
「そうするしか無いな。行くぞ。」
魔理沙の提案は最もだった。もしかしたら、あの門番が何処かへ移動するかもしれないが、待っているよりは行動をしないと。霊夢も待っているはずー
ポキリ
「あっ」
魔理沙の足元から枝がの折れる音がした。少し遅れてまずいと思った時には
「誰ですか?貴女。」
さっきの門番が魔理沙に手刀を叩き込もうとしていた。俺はとっさに魔理沙を押して避けさせた。手刀は空を切り、隣にあった木にぶつかる。
メキメキメキッッ!
「嘘だろ...」
木は砕けて折れた。その間にも門番は弾幕まで打って来た。クッソ、このままじゃまずい。
「天馬ー!」
声のした方を向いたと同時に辺りが白い煙に包まれた。魔理沙のマジカルボムの中にある煙幕だ。とりあえず、さっきの声がした方向に走った。
「これから、どうするんだぜ?」
魔理沙が不安そうに聞いてきた。俺は考えていた。しかし、ゆっくりと考えてもいられない。あの、煙幕も10分ぐらいしか時間を稼げない。
「よし、魔理沙。先に館に乗り込んどけ。」
「えっ?門番はどうするんだぜ?」
「俺がやる。まっ、無理だったら、館に逃げるけどな。」
最初は不安そうな顔をしていた魔理沙だったが必ず、合流すると言ったら納得してくれた。
「じゃ、無理すんじゃ無いぜ、天馬。」
「りょーかい。」
さて、そろそろ10分か。恐らく奴も俺の存在に気づいているはずだ。一応、最初はハンドガンで行くか。俺は妖気を装填した。
「あれ?残ったのは貴方だけですか。」
「そーゆうこと。もう一人は先に館へ行ってるぜ。」
俺は能力を使いながら、会話していた。奴は近づくと体術、遠ざかると弾幕を張ってくる。中々、難しいかもな。
「申し遅れました。私はこの紅魔館の門番【紅 美鈴(ほん めいりん)】と申します。貴方は?」
「俺は天馬 駆。幻想郷の何でも屋だ。てことで、そこ通してもらいたいんだけどいい?」
戦いたくは無いので一応、ダメ元で聞いてみる。
「そんなわけには行きません。ベタな台詞ですが、ここを通りたければ、わたしを倒してからです!」
はぁ、やっぱダメかぁ。仕方ない。
「行くぞっ!」
俺はハンドガンのトリガーを引いた。しかし、速い。当たるどころか、避けて距離まで詰めて来やがる。一旦、下がるか。
「下がらせません!」
ーーー華符《芳華絢爛》ーーー
美鈴の後ろから弾幕が華の様に出てきて、それが俺を包み込むかの如く迫って来た。それを避けた時、横腹に強い衝撃が走った。美鈴の鋭い蹴りがヒットした、と気づく前に俺は壁に打ち付けられた。
「ガハッ!」
「まだまだ!こんなもんですか?!」
ーーー虹符《彩虹の風鈴》ーーー
今度は、虹色に光る弾幕が向かってくる。なんとか避けてー今度は腕に手刀が入った。
「いって!」
「流石ですね。完璧に気絶させれると思ったのですが...」
まだだ。まだ、クセが見えてこない。とりあえず、ハンドガンでー
「甘い!」
一瞬で間合いを詰められ、ハンドガンが弾き飛ばされた。続け様にみぞおちに蹴りが入った。
「ぐっ!ハァ、ハァ...」
「あれ?もう終わりですか?やっぱり、こんなもの頼ってるからですかねぇ。」
美鈴はハンドガンを投げ飛ばした。くそっ、あとちょっと何か掴めそうなのに!何か、何かねえのか!
「これで終わりです。あんなものに頼らなければ良かったですね。」
美鈴の気迫が格段に上がった。どうすればいいんだ...あれ、何であいつあんなに銃を嫌ったんだ?ただの気にせいか、もしくは...
銃でも、攻撃が出来るから?
それなら、銃がなくても刀でそのことを試せる!俺はポーチから刀のグリップを取り出した。そして、構えた。心を静かに、冷静に。
「行きます!」
美鈴の声がした。そして、来る!
ーーー虹符《彩虹の風鈴》ーーー
弾幕と共に美鈴が向かってくる。そして俺に向かって最初の弾幕が物凄い速さでこっちに来た。避けない。これは恐らく
フェイクだ。
俺を最初の弾幕が透けて行った。
「なっ...!バレ...」
美鈴は動揺して完璧に体勢が変わっていた。
「スキがありまくりだぜ。門番さんよ。」
ーーー斬符《雷神斬り》ーーー
妖気を剣の形に出来るにとりの発明がここで役立つとは。後でお礼言わないと。
美鈴はひざをついて、そして倒れた。
わはー。前回と前々回で壮絶な戦いをしたルーミアなのかー。次回は少し、紅白の巫女視点になるらしいのかー。それじゃあ、作者。あと、よろしくなのかー。
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はいはい、どうでしたでしょーか。今回は少し長くなってしまいました。では次回をお楽しみに。