「ぎゃあああああああ!!」
私は逃げていた。後ろから弾幕を撃ちながら追ってくる吸血鬼から。
「アハハハッ!逃げてばかりじゃ、つまらないわ!魔理沙ァ!」
くっそ!私は舌打ちし、マジカルボムを弾幕に乗せて後ろに飛ばした。しかし何の効果もない様で、
「捕まえたらどうしようかしら。壊れるまで遊ぶ?大丈夫!壊れた後も遊ぶから!!」
と、この調子だ。ちなみに私はこの館の図書館まで逃げて来ている。何回か本棚を使って振り切るが、何と言っても4人いるのですぐ見つかってしまう。
「どうすりゃいいんだ!くそっ!」
私は悪態を尽きながら本棚の角を曲がった。
「っ!しまった...」
行き止まりだった。
「見いつけたぁ。」
ヤバイ、こっちに来る。何とかしないと。そうだ。せめてあの霧のことを聞いてみよう。
「おい!あの紅い霧のことなんか知ってるか?!」
「えっ?」
フランドールは歩みを止めてキョトンとした。
「えっ?じゃなくて、あの霧だよ。この館のから出てたんだ。なんか知ってるだろ?」
するとフランドールの分身は徐々に消えて行き、一人になった。そして身体を震わせながら言った。
「知らない...私そんなの知らない!だって...いつもお姉様は私のことを無視するんだもん!」
?お姉様?この館にはこいつしかいないんじゃないのか?
「おい、それってどういう...
私が喋りかけた時、フランドールの周りに大きな水柱がだった。
「のわっ!」
「きゃあ!」
私は何とか避けたが、フランドールは水流の中に閉じ込められてしまった。
「何かうるさいと思ったら、ネズミが入り込んでいたのね...」
声のした方を向くと、顔色が白く、紫色のパジャマみたいな服を着た少女が立っていた。横には使い魔であろう悪魔と一緒に。するとフランドールが
「 パチェ?」
「フラン。さっきも言った通りみんな忙しいの。貴女は大人しく部屋にいてればいいの。」
そう言うと、ジロッとフランドールを睨んだ。何かこいつはむかつくな。
「おい、そこの紫パジャマの魔法使い。仲間に対してその言い方は無いだろ。それとあの霧はお前らの仕業か?」
私はストレートに聞いて見た。何も隠すことはない。ただ、あの紅い霧について聞きたかったし、フランドールに対する態度が余りにも酷いからだ。つまり、私は少し怒っていた。そんなの態度を尻目に
「そうよ。あの霧は私たちが起こしたもの。そしてあの霧で幻想郷は闇に閉ざされ、この紅魔館の主【レミリア・スカーレット】のものになるの。」
私はまた少し、ムカついた。一つにフランのことは何も言わない。もう一つは幻想郷を自分達のものにすると言った所だ。そんなこと許すわけがない。
「さっ、とっとと帰りなさい。人間は私たちのしもべとなるのだから、むやみに食ったりはしないわ。」
ブチッ
「ハハハハハハッ!」
私は大声で笑った。小悪魔が訝しげな顔をしながら
「頭がおかしくなっちゃったんでしょうか?」
と小声でつぶやく。全くこいつらは揃いも揃って...
「人間をバカにすんのも...大概にしやがれぇぇぇえ!!!」
私はフルパワーで八卦炉を持ち、言った。
魔砲《ファイナルスパーク》
そして前方にいる魔女と小悪魔に向かって撃った。
どうもこんばんわ。十六夜 咲夜です。次回もあの白黒魔法使いだそうです。それでは作者様よろしくお願いします。
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あー、あの咲夜さん?そんなに堅苦しくなくてもいいんですよ?あ、元から。はい、わかりました。それでは皆様次回もお楽しみに!