ドラゴンボールFG 〜転生少女達と戦闘民族は仲間だった⁉︎〜   作:竜華

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お久しぶりです。ようやく書けました。……いつもより短いけど(ボソッ)


第21話 新技実験

 迫り来る死の光。ナッパなんぞが食らえば、忽ち光の塵となるのは免れない。そんな状況の中、僕 ─アボカ─ は、嘲笑を浮かべていた。当然だ。

 

「そう簡単に、やられてたまるかってんです」

 

 僕の方が、まだまだ上ランクだから。

 

 パワーの割にスピードが足りていない。原作によれば、この技は目の前で急上昇した後、散弾へと変化、降り注ぐって感じだった。そんなのにいちいち気弾作って当ててたら、対処し切れないのは確実。なら、やることは1つ。丁度、僕の新技を試してみたいって思っていた。クリリン、悪いけど、実験体になってよ。

 

「新技やります。離れるか何かしてください。……一緒に消えたいなら、話は別ですが」

 

「……しくじって、こっちにまで被害が及んだら承知せんからな」

 

 王子の捨て台詞で、3人は散った。閃光の軌道の先には、もう僕1人。

 

「《スターレイン・シューティング》」

 

 

 両手に気を溜め、2つの光を生み出した。それらを若干浮かせ、タイミングを待つ。

 

 僕まで、後3m。まだだ。

 

 後2m。もう少し。

 

 後1m。もうちょいかな。

 

「でりゃっ‼︎」

 

 僕の目鼻の先で、閃光はグニャリと軌道転換した。確信。これは、原作にある技だ。ここは変わらなかったか。

 

「星よ……」

 

 合図で、気弾2つは更に上へ。

 

「ばっ‼︎」

 

 クリリンの閃光が、雨と化した。一気に、下で佇む僕に襲いかかる。

 

「……散れ」

 

 カッ……‼︎

 

 僕の気弾も小さく散った。そのまま、上の気弾達へと向かっていく。

 

 2種類の光は互いに押しあっていたが、やがで、

 

 ズドァッ……‼︎

 

 弾けていく。爆炎の残光と、それとは対照的な黒い煙が宙から落ちてくる。その煙を突き抜けて、1個の光が現れた。あちゃー、流石にカッコつけ過ぎたか。

 

「っはっ‼︎」

 

 バシンッ‼︎

 

 勿論、当たりたくは無い。超痛そうだし。なので、弾き飛ばさせていただいた。その先には、キャッツべ達が。

 

「ごめん、後処理頼んだよ‼︎」

 

「はぁ⁉︎ふざけるんやないで‼︎」

 

 そう言いながらも、飛び上がって気弾を遠くに叩き落とし、爆発させる。ナイスだ、キャッツべ。流石、僕の唯一無二の親友だ。

 

「……アボカ、後で貴様の給料を減俸して貰う様、フリーザに掛け合うからな」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎それだけはやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ‼︎」

 

 王子の1声で、僕の断末魔が轟いた。僕達だって、唯働きで、純粋に破壊を楽しんでいる訳では無い。フリーザ軍にだって、一般的な会社と同じく給料はあるのだ。唯でさえ王子より給料低いのに、これ以上減らされたら死ぬから‼︎うわーん、王子の鬼畜‼︎

 

「……随分と、賑やかだナァ……人ヲ殺シてオいテヨォ」

 

「ありゃあ……完全に怒らせちゃった?」

 

 見ると、クリリン、正に鬼の形相。噴火寸前だ。

 

「あいつは……俺にやらせてくれへんか?ベジータ。俺、もう傍観は懲り懲りやねん」

 

 おい、キャッツべが1人で抜け駆けしようとしてるぞ。王子、斬り捨てちゃえ‼︎

 

「……ナッパ、アボカ。異論は」

 

「俺は無い」

 

「僕はありま「良し、やっていいぞ。その他大勢は……ナッパ、貴様が相手してやれ」え、僕だけ無視ですか⁉︎」

 

 僕だけ省かれました。アボカはとても悲しいです。

 

 閉話休題。

 

「さぁてと……どいつから片付けてやろうかな。へっへっへ……」

 

 薄ら笑いのナッパは構え、気を纏った。おー、頭の輝きがいつもに増して目立つねぇ。キラッキラしてるよ。

 

「……あいつら、どいつもこいつも化け物だからな。皆、腹括ってかかれよ‼︎」

 

 蒼魔が、仲間に忠告を浴びせた。ついでに、これで葉っぱをかけようとしているらしい。実際、Z戦士の皆は、覚悟を決めた様な、しっかりとした顔付きに変わっていた。蒼魔って奴、やる気にするの上手いな。仲間に欲しいかも。

 

「お前だけはサービスで、俺が相手してやるわ。覚悟しな……俺は、あんな禿げ面なんかよりもずっと強いで?」

 

「誰が相手でモ関係無イ。ヤムチャさんノ仇打ツ為ダ。キャッツべ、お前にハ死で罪ヲ償っテ貰う‼︎」

 

 様子がおかしいクリリンは、そう言って気を爆発させた。それでも、まだキャッツべの優勢は覆らない。当の本人、怪しく口角を釣り上げて、言い放った。

 

「面白れぇ……やれるもんなら、やってみぃや‼︎」

 

 その1言が、空中の黒クリリンvsキャッツべの戦いのゴングとなった。

 

 ドォンッ……ドォンッ……‼︎

 

 2人の拳の交わる音が、空気を伝う。衝撃波も、こちらまで来るのが分かった。

 

「たぁっ‼︎」

 

 バキィッ……‼︎

 

「ぐっ……ぁあぁぁ……‼︎」

 

 キャッツべの蹴りが、クリリンの腹に刺さった。身体をくの字に折り曲げ、苦しそうに呻く。

 

「よそ見してる場合なんてあるんかいな‼︎」

 

 ドッ……バキィッ…ガッ……‼︎

 

「あ"っ……ぐっ……がはっ……‼︎」

 

 続け様に、顔、両脇腹に彼女の拳がめり込む。勢いそのまま、クリリンは近くの岩山に突っ込んだ。土煙と、砕けた岩が宙に散りばめられていく。

 

「……まだまだ、余裕やろ?」

 

 そう嗤った途端、

 

 ドォォォォォォォォォォ……ン‼︎

 

 岩山が、更に細かく散った。クリリンが、気で吹き飛ばしたのだ。

 

「……こレ以上、テメェに調子、乗らセてタまるカ‼︎」

 

 ギュイン……ギュイン……

 

 クリリンの気が、再び膨れ上がる。

 

「……そうこなくちゃな……こちとら面白くねぇんや‼︎」

 

 興奮気味なキャッツべの笑みが増したのは、言うまでも無い。

 

 

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