僕と許嫁と学園生活   作:双葉雷華

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今回は座談会は無しです。
雄二の猛勉強の時期が原作と違いますが、こうしないとまともに明久と戦えません。
ですのでバカテス原作から読んでいられる方からしたらへんな気もしますが、そこはご了承ください。
この小説は政行の提供でお送りしま〜す。


第10話

明久side

「残念ですが吉井君それは「良いじゃないかい」が、学園長⁉︎」

高橋先生が僕の提案を棄却しようとしたらいつのまにか学園長がやって来ていてた。

他の生徒も突然の学園長の登場に浮き足立つ。

僕はそれを手を叩く事で鎮静させる。

「本人がやりたいって言ってるんだ。やらせてやりな」

「………分かりました。ではクラスの代表は前に出てください」

学園長がそう言うと高橋先生も渋々といった風にそう言う。

ありがとうございます学園長、助かります。

高橋先生がそう言うと両陣営から僕と雄二が前に出る。

雄二は僕を見て驚いた顔をする。

「明久⁉︎お前が代表なのか⁉︎」

やったね、驚いてる。雄二にしてやったよ。

「そうだよ雄二、僕が代表さ。まあこんな旧交を温めてないでさっさと始めようか」

僕の言葉にまだ何か言いたかったのか雄二が口を開けたままだったが、すぐに口を閉じて試合に集中する。

「俺に選択権はないからな。明久、お前が選んで良いぞ」

そういえばそうだっけ。島田さんと秀吉と康太の3人が使ったし、なら

「高橋先生!科目は日本史でお願いします」

……俺としての本領を発揮して見せるほかあるまい。

明久side end

 

優子side

明久の纏ってる雰囲気が変わった!これが本気の明久なのね。

いつもは見せない明久の素顔、それは纏う雰囲気によって2つに分類されるわ。

一つは今まで通り、優しくて私の事を可愛いと言ってくれる明久、これが皆の知ってる明久なの。

でも、それとは別にもう一つの素顔ーそれが今の明久、冷徹な氷刃のような雰囲気を持ち、その口調は普段とは打って変わったシビアで現実主義な言葉を言う一見真逆に見えるけど、その本質はは友への友情や熱い心を持っていて、なんら変わらないの。

「悪いが俺は本気で行かせてもらう。それこそが、友である雄二のためになるだろ」

急な口調の変化に坂本君も驚いているようね」

「あ、明久?」

「始めるぞ」

そう言うと同時に召喚フィールドが展開される。

「ねえ、優子?吉井君どうしたの、急に口調が変化したけど」

アタシが試合に集中していたら同じクラスの美穂が話しかけてきた。

彼女は佐藤美穂、アタシのクラスメイトで友達なの。

ボブカットに眼鏡っ娘、今でこそ活躍してないけど、成績は上位だった。

「あれは、明久のもう一つの素顔で戦国の三築城名人の1人藤堂高虎の魂と融合した状態なの。あの状態の明久は見た目はそのままだけどその実力は折り紙つきなぐらい強いわ」

アタシは困惑している美穂に伝える。

「そうなんだ、でもどうして彼に藤堂高虎の魂が宿るの?」

「さあ、私も知らないわ。でも気づいた時には明久の中に居たのよ」

私達が話している間にあちらでも対峙したまま動かない。

頑張って明久、応援してる。

優子side end

 

明久(高虎の魂と融合)side

試験召喚(サモン)‼︎』

互いの召喚獣が召喚する。

俺の召喚獣には青を基調にして腕、肩、脚そして胴回りに着けられた鎧そして腰に差してある2本の刀、名は大兼光と長船長光の2振り、そして連射性に富んだ2丁拳銃。大して奴の召喚獣は改造制服に素手だった。

「野性味溢れているな、素手で勝負しようとは」

俺は奴を鼻で笑う。

「よく見ろ、メリケンサックが付いてるだろ」

あまり変わらないがな。

Fクラス 坂本雄二:246点

V.S

Aクラス 吉井明久:1560点

点数が表示される。まあ、まずまずか………

「なっ⁉︎1000点越えだと!」

「どういうことだよ、吉井って観察処分者だろ?」

「カンニングか⁉︎」

『それだっ‼︎』

Fクラスからはありもしないこと抜かしているな。さすがは馬鹿の集まりだ。

「吉井‼︎カンニングなんてしてお仕置きよ!」

「吉井君!カンニングしてまでAクラスに居たいんですかっ‼︎」

奴らも馬鹿の仲間だったか。哀れだな元学年次席クラス

お、優子が睨んで止んだ。

流石は優子だな。

「驚いたぜ明久、お前がそこまで高得点保持者になっていたとはな」

「俺はただ、愛する者の為に努力するだけだ」

優子が明久…と呟くのが聞こえた。

その言葉を境に2人共黙り込む。

相手の隙を伺っているのだ。

(仕方ない、雄二相手に出し惜しみをする必要もない)

俺は召喚獣に大兼光を握らせると回り込むように走らせながら雄二に近づく。雄二とてただやられるのを待つほど愚かでもなく、俺とは反対側に回り込みながら近づいてくる。

そして刀の届く距離に近づいて直ぐに斬り込む。

それらは防がれ雄二がアッパーを放ってくるが紙一重に交わし、もう片方の長船長光の柄に手を掛け一気に引き抜き様に抜刀の一撃を繰り出して帯刀する。

それは予想していなかったのか雄二はそれをなんとかメリケンサックで防ぐが少し掠った。

Fクラス 坂本雄二:176点

「掠っただけで70点も奪われたのか」

そう呟くと雄二が真っ向から突っ込んでくるので迎え撃つ。

上段回し蹴りを肩の鎧で逸らし斬り付けるがそれをメリケンサックのフックで応戦してくる。

その後も致命的な一撃を与えれずに剣撃が繰り返される。

ストレートを避け、袈裟斬りをするとそれをメリケンサック一個で止めようと踏ん張る。そのまま鍔迫り合いとなり、その後離れる。

点数もさっきの戦闘で雄二の方も大分減っていた。

Fクラス 坂本雄二:72点

後少しか、一気に決めさせてもらう。

そして剣を一振りした後鞘に直し、居合の構えを取ったまま

「腕輪発動!魔力解放・黒‼︎」

そう叫ぶと鞘に収められた刀が黒いオーラを宿す、と同時に

俺の召喚獣はも同じオーラを纏い、点数が修正される。

Aクラス 吉井明久:1500点

「この一撃で、くたばれ‼︎」

そして雄二が突っ込んでくると同時にそう叫び、巨大な斬撃を放つ。

それは雄二の召喚獣の残りの点数を全て奪い取った。

Fクラス 坂本雄二:0点

「そこまで、勝者Aクラス。よってこの戦争Aクラスの勝利です」

 

 

 

「まさかお前がAクラスの代表だなんてな」

雄二がこちらに来てそう言う。

「まあ、色々あってね。でも雄二もやるじゃん、僕相手によくあそこまで善戦出来たね」

「ああ、自分でも驚いてるが結構しんどかったぞ。お前の攻撃予測できねえからな」

そりゃそうだ、あれは自己流にアレンジした新陰流の応用なんだからね。

「さてと、戦後対談だな」

「ああ、それね。負けた方が勝った方の言うことを一つ聞くってのでどうかな?」

あの時島田さんはこっちが勝った時の条件を聞かなかったし、こっちで決めるさ。

「なら工藤とムッツリーニ以外だな。他の奴らは帰ってもいいぞ」

その言葉を聞いてFクラスの生徒は帰ろうとした。

「待ちな、アタシからも話があるんだ。少しお待ちクソジャリども」

なんていうか、口の悪い学園長だよな。

高虎もそう思うでしょ?

ーそうだな、アレは流石に不味いな。

高虎も同意してくれる。

「まず吉井、アンタの観察処分者から外す。次に島田、アンタを観察処分者に任命する、最後に姫路は準観察処分者とする」

わお、まさかの僕が観察処分者の任から外されて島田さんと姫路さんが代わりに任命されたよ。

「ちょっと待ってください。なんでウチ達が任命されるんですか⁉︎」

「そうです!納得できません!」

うわあ、思いっきり反論してるよ。

「こいつはスポンサーの1人が映像データを送ってくれてね。それで決めたのさ」

なるほど母さんがやってくれたのか。やっぱり愛情はあるんだね。

「さてアタシからの話は以上だよ。でも西村先生の話があるかのでそのまま待機するように」

そう言って鉄人と入れ替わるように出て行く。

えっ?鉄人からも話があるんだ。

「我がFクラスの諸君ご苦労だった」

あっ担任になったんだ。

「我が?」

「Fクラス?」

彼らがオウムのように繰り返す。

「お前達が負けたことで、Fクラスの担任が福原先生から俺に変わったんだ。これから死に物狂いで勉強できるぞ」

『なっなにー⁉︎』

まあ、初日から試召戦争、その2日後に最高峰(ここ)に試召戦争を挑んだから、皆の授業は少し遅れ気味だ。仕方の無いことだろう。

「煩いぞ!お前達の試召戦争で授業が予定より遅れているのだ。そのためにお前達には授業とは別に補習の時間を2時間つけてやる」

程々にしてあげてください。

「なら吉井は⁉︎アイツは元観察処分者ですよ」

僕は要らないよ。

ーお前はこれ以上賢くなっても大学の教授になる可能性が出るだけだな。

高虎自身もこう言ってるし、何より

「その必要はない。吉井は今や成績優秀、知勇兼備だ。何より奴はハーバード大学の試験問題を振り分け試験前に解いていたぐらいだからな」

その言葉にこの場にいる全員の視線が集まる。

他にも有名どころは粗方解いたけどね。

「マジかよ………」

「代表の賢さ底知れないわね」

あれ?なんか引かれてる?

ー同年代がそこまで行くとすごいを通り越して畏れの部類に入るな。明久はそのうち菅原道真と肩を並べて祀られるかもな。

いやいや、それは無いでしょ?

それだけ言うと、出て行ってしまった。

「そ、それじゃあ続けようか」

僕はなんとかこの空気を変えるため話題を出す。

雄二もハッとなり参加した人を集める。

「まずはアタシね。そうね、明久に二度と近づかないで頂戴」

優子がバッサリと要求を告げる。

「なんでよ!」

「変える気は無いわ。観察処分者さん」

そう言って挑発する。

「僕も同じだよ、姫路さんだっけ?君も明久には近づかないでね」

シャルも親戚としてそういうこと言ってくれるんだ、嬉しいな。

「どうしてですか⁉︎」

優子とシャルの言葉に反論する2人、アホだ。

「あら?アタシ達はただ代表の言葉に従っただけよ?何も不公平なことは言っていないわ」

流石は優子、口論では負けないね。

「俺はこれからも友達として仲良くしてくれ」

一夏らしいな、うん。

「そんなのお安い御用じゃ」

「雄二に酷いことしたら………するから」

今のは聞かない方がいいかも。

最後は僕か、どうしようかな?何も無いしな

「僕は保留で、何も思いつか無いし」

こうしてFクラスによる試召戦争は一度幕を下ろしたのだった。




終わった〜‼︎ようやく、試召戦争編終了、次回は日常編です。それでは、次回の作でお会いしましょう。
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