僕と許嫁と学園生活   作:双葉雷華

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バカテス 世界史
問題 世界四大悲劇と呼ばれるシェイクスピア作品のタイトルを答えなさい。またそれはいつ頃作られたかも答えなさい。

木下 秀吉、田村 沙織、田村 速和の答え
「ハムレット、リア王、オセロー、マクベス 作られたのは17世紀初頭」

教師のコメント
正解です。演劇部の木下君には簡単でしたね、転入生である田村さん達もちゃんと知っていて偉いです。

吉井 明久の答え
「ハムレット、オセロー、マクベス、リア王 17世紀初頭にヨーロッパの出身であるウィリアム・シェイクスピアの作品でいずれも人生の深い洞察を描いている。

僕にはこれとは別に優子に嫌われる、優子の死、優子の誘拐、優子との関係が無くなるが僕にとっての四大悲劇です」

教師のコメント
前半は良いとして後半は要らないと思います。それにどれだけ木下さん大事なんですか⁉︎

木下 優子の答え
「ハムレット、オセロー、マクベス、リア王 17世紀初頭
明久の死、明久に嫌われる、明久との別れ、明久との関係が無くなる」

教師のコメント
木下さんどうしたんですか?あなたらしくもないですね。それとあなたも吉井君も異常です。


第20話

明久 side

母さんに渡されたスポンサー優待券を優子とデートするためにありがたく使わせてもらう事にした。

僕達は学校指定の制服に着替えると腕を組んで、一般客と生徒が犇めく(ひしめく)校舎の中や外のテントに設置されたお店を見に行った。

 

清涼祭は大繁盛で、沢山の人が生徒の作った出し物を楽しんでいる。

中には中学生と見受けられる人達も居てとても賑やかだ。さらに沢山のカップルの姿も見受けられる。

一組目はたこ焼きのパックを持って笑いあってて、二組目は彼女が彼氏に抱きついてるのを彼氏が注意してるし、三組目は一緒に一つの綿菓子を食べている。う〜ん、僕もあんな風に優子としたいな。

それを見た後、僕達も彼らの中に溶け込むように人混みへと足を向けながら、どうするかを話し合う。

「優子は何処に行きたい?っていうか何が見たい?」

僕たちは学園側から配布された学園祭のパンフレットを眺めて行き先を検討し合う。

「アタシはこの1年Aクラスのカップル喫茶店に行ってみたいわ。でも………こっちの3年Cクラスの召喚獣二人三脚徒競走の景品が気になるわね」

優子は沢山の選択肢の中から2つに絞ったけどなかなか決まらないらしい。

悩んでる優子も風情があって可愛いな」

「あ、明久⁉︎恥ずかしいよ…」

優子が急に顔を赤くしてこっちを見るけどどうしたんだろう?

もしかして、

「僕、声に出してた?」

僕の疑問に優子は赤い顔のまま頷く。

やばっやっちゃった。実は優子は僕が無意識に褒めたりすると赤面して僕に抱きついてくるのだ。それも、胸を押し付けるようにして僕の理性をガリガリと削ってくる。それによって一回僕は優子の事を犯すかのようにヤりまくってしまったのだ。それ以来出来る限り気を付けてるんだけど、無意識だからついこういう時は気が緩んで言ってしまうのだ。

しかもグイグイと押し付けてくるから僕の男の部分が反応するがなんとか残りの理性で抑えた。

ー相変わらず、お前はそう言うところでは長政様らしいな。

脳内で高虎がそう言ってくる。

(煩いよ高虎!僕だって好きでこんな無意識で、あっ胸柔らか…じゃなくて!今は優子がお松さんと一体化してるから止めるの手伝ってよ!)

ー何⁉︎お松が出てきてるのか、仕方ない。貸し一つだぞ、今度料理のレシピを教えろ。それでチャラだ。

それだけ言うと高虎の感覚が追加されて理性が強化される。

ー落ち着けお松!お前まで錯乱してどうする!

ーで、ですが明久さんが可愛いということは高虎様が言うのと同じなのです!

ヤバイよ⁉︎なんかのスイッチ入ってるし!

ー今夜相手してやるから我慢しろ!

ちょっ⁉︎勝手に決めてるよ!

(高虎⁉︎何勝手に今夜優子泊めることになるフラグ立ててんの⁉︎)

ー1日ぐらいいだろうが!今はこの2人の暴走を止めるのが先だ!

そういう問題じゃ、あ〜も〜!

(優子こうなったら今夜は寝かせないからね!)

(本当⁉︎明久大好き!ならこの行動止めるわ。恥ずかしいもの)

そう言うと優子は体を離して僕の腕に抱きつく。

さっき相当抱きつかれたからついつい、二の腕辺りに来る柔らかい感触に意識を向けてしまう。落ち着け吉井明久!素数だ!素数を数えろ!

2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、47、51、53、59、61、67、71、73……………

ー大丈夫か明久?

高虎がなんか言ってるけど構わずに素数を数え、イテテテテテテッ⁉︎

「もうっ明久!アタシの事無視して何考えてるの?も、もしかして夜の事?キャッ明久のえっち」

見ると優子が僕の耳を引っ張っていた。そして頬を膨らまして怒ると今度は顔を赤くし両手を頬に当てていやんいやんと振る。

うん、やっぱり可愛い。僕はそんな優子に微笑みながらもう一度腕を組んで優子が行きたいと言っていたお店へと向かった。

 

 

 

 

 

 

1年Aクラスのカップル喫茶に向かう途中銀さんにあった。

しかもダラシなくヨダレ垂らしながら爆睡していた。

「あっはは、流石銀さん。期待を裏切らないダラけっぷりだよ」

僕はそれを見て笑ってしまった。

その後、喫茶店でカップル用の飲み物や、食事をした後に3年Cクラスの召喚獣二人三脚徒競走に出場するために校舎の下の階に向かう。

この学校は学年が若い程、クラスの教室がある場所が下駄箱に近くなる。3年生は受験もあるため、1階に教室が割り振られている。

2年生は2階でこの階と3階には渡り廊下が2つ設置されていてそれぞれが旧校舎に行く為のものと特別校舎に繋がる校舎がある。

特別校舎は主に、実験室や準備室などと言ったものが充てがわれている。

補習室もこの特別校舎にある。

 

 

召喚獣二人三脚徒競走のある新校舎1階のCクラスの教室に向かう途中に廊下でデートしてる一夏とシャルに会った。

「一夏、シャルじゃん。君達もデート中?」

「うん、そうだよ。明久もデート中なの?」

僕の問いにシャルが答えて聞いてくる。

「そうだよ母さんが優待券を渡してくれたからそれを利用したりして楽しんでるんだ」

僕はそう言ってその券を取り出す。

「流石だな明彩さん…」

一夏さんは呆れを含んだ感じの声音で言う。現に一夏の顔は苦笑いを浮かべてる。

「もしかして2人も召喚獣二人三脚徒競走に出るの?」

優子は腕に抱きついて胸を押し当てたまま聞く。

「いや俺らはこれからカップル喫茶店ていう店に行くんだ」

なるほどそれならここを通れば近い。

「そっか、僕達はさっき行ってたんだ。これから優子が言ってた召喚獣二人三脚徒競走に出場するんだ」

僕の言葉に今度はシャルも苦笑いを浮かべる。

何さ、その苦笑いは?

「可哀想だな先輩たち、召喚獣の操作でとんでもない才能持つ2人が来て景品根こそぎ持ってかれるんだな…」

そう言うと一夏はクックックと必死に笑いを堪えていた。

「笑いたいだけ笑いなよ。僕達は行くよ、行こっ優子」

そう言って優子を引っ張る。

「明久待って引っ張らないで、コケちゃうよ」

そんな会話をしながら開催場所に向かう。

 

 

 

 

 

会場に着くとすぐにエントリーして、自分の召喚獣が移動するコースに移動する。

ここでこの競技のルールを説明すると

ルール

コースには様々な景品が散りばめられているので、それを召喚獣に回収させる。行く手には障害物があるのでそれを躱さなければならない。

1.召喚獣は二人一組で動かなければならない

2.他の出場者の妨害は禁止(破れば即退場)

3.集めた数が最も多いチームの勝利

4.パートナーが途中で諦めたりしたら失格

5.障害物をすり抜けたら失格

これらの事を守った上で速さを競うものだ。

さて、と頑張りますか!

 

 

 

 

 

 

結果から言うと僕らの圧勝に終わった。彼らはなかなか歩調が合わない、召喚獣の操作に慣れていない人が多い為に僕らは何の躊躇いも無く、華麗かつ優雅に全ての景品を回収した上で早々にゴールした。

それを見て店番をしていた学生が涙目になっていた。

本当に一夏の言った通りになったな。

僕らは腕時計を見て時間を確認すると4回戦の時間が近づいているので召喚大会の会場に向かった。

明久 side end

 

 

 

高虎 side

「吉井君覚悟して下さい」

「吉井…ボッコボッコにしてあげるわ」

会場に着き先生に案内されて会場に入るとそこに立っていたのは姫路と島田だった。それに奴らから発せられるオーラはドス黒く濁っている気がした。

担当の竹中先生はそのオーラに冷や汗をかいて震えている。観客の中にも彼らのオーラに恐怖してる人がいる。PRの為の大会で怖がらせてどうする、本末転倒ではないか。

「そ、それでは対戦科目はこ、古典です。召喚して下さい」

先生は怯えながらも召喚を許可した。

試験召喚(サモン)‼︎』

俺たちは同時に召喚をするとどちらも試召戦争の時と同じ召喚獣が召喚される。

2年Fクラス 姫路瑞希:426点

2年Fクラス 島田美波:9点

V.S.

2年Aクラス 吉井明久:986点

2年Aクラス 木下優子:462点

そういえば明久から聞いていたな、島田は帰国子女で漢字の読み書きができない、と…これは好都合だ相手は姫路のみだな。さっさと終えてお松と楽しい時間を過ごさせてもらいたいものだ。

「吉井!またカンニングして、オシオキよ‼︎」

「吉井君私が教えてあげます。あなたには誰が相応しいのか」

何を馬鹿馬鹿しいことを言っている?

「その必要はない。俺に必要なのはここにいる優子(お松)だからな」

俺の言葉にお松の意識の優子は嬉しそうに顔を赤くする。

その言葉にさらにアイツ等のオーラが濃くなる。

「し、試合開始っ!」

先生は怯えが最高潮になりながら試合を開始させる。

「瑞希は吉井の召喚獣をボコボコにして!ウチは吉井自身をボコボコにするわ!」

「はい!分かりました」

それと同時に島田がルール違反をしようとする。アホだな、そんな点数で突っ込んで来るとはやられに来るようなものだ。

俺はすぐさま召喚獣の腕輪を発動する今回使用したのは青だ。青には氷の属性が付与される。これを食らえば数秒程度だが相手の動きが止まる。

「失せな‼︎くたばりぞこないが………消えてなくなれ‼︎」

俺は召喚獣にオーラを纏わせるとお松の操作する優子の召喚獣と共にジャンプする。そしてそのまま手にした大兼光突き出す度に出来る巨大な氷柱をフィールド全体に発生させた。その直撃を受けた島田と姫路の召喚獣は点数が一瞬にして0になる。

その攻撃が終わると氷柱は砕け散り、元の召喚フィールドが姿を現わしたので、そこに俺たちは着地する。

2年Fクラス 姫路瑞希:0点

2年Fクラス 島田美波:0点

ーオオオオオオオオ‼︎ー

決着が着くと観客達の歓声が上がる。その声は凄いという感情が込められている気がした。

俺達はその声援に手を挙げると会場を後にした。

だが、これを見ていた竹原がこのまま引き下がる訳もなかった。この時にちゃんと警戒していればよかった、まさかこの油断があんな事件を引き起こすとは思はなかった。

高虎 side end

 

 

 

 

竹原 side

全く、あんなクズ一人なんとも出来ないとはな、期待はしていなかったがやはり失敗したか。所詮はFクラスの生徒とFクラスに堕ちた元学年次席クラスだということだな。

「こうなってしまっては仕方ない私自らあのクズを処分してやる。どうせあのババアが頼み事をした奴などFクラスの生徒だからな」

その時に私が推薦状を書くと言って餌に吊られた愚かなあの2人が優勝して腕輪が暴走すれば私はここの教頭から別の高校の校長になれば良いだけだ。あいつ等のことなど知ったことではない。

彼は知らなかったこの計画がまさか自分の存在と一族が永遠に闇に葬られる大義名分になってしまうとはこの時の彼は想像すらできなかった。

 




遅れてすいません。リアルが忙しいのと文が思い付かなかったので更新出来ていませんでした。これからもこんなことがあるかもしれません。試験が近いので更新はしばらくできないと思います。夏休みになったらちゃんと更新するのでお待ち下さい。
では、評価、コメント大募集してます。
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