僕と許嫁と学園生活   作:双葉雷華

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バカテス 世界史

ロベスピエールが逮捕され処刑された事件は何というか答えよ。また、それは何時起きたかも記載せよ。

吉井 明久の答え
「1794年7月24日(フランス革命暦2年テルミドール9日)に起こったフランス革命終焉を告げたテルミドールのクーデター
これはフランス革命時に山岳独裁派に反抗する反対派によって起こされたクーデターの事。テルミドール9日のクーデター、テルミドールの反動とも呼ばれている。

教師のコメント
正解です。ロベスピエールはその翌日にギロチンで処刑されています。


須川 亮の答え
「異端審問会で20XX年」

教師のコメント
ロベスピエールは17世紀の人間です。


第23話

明久side

翌日、裏で教師とその一族が誅殺、射殺等の闇の中に葬られたとは露も知らずに清涼祭は最終日を迎え、始まった。

雄二の方も姫路と島田が来ないのを不審がっていたけど時間の為、開店。僕らも通常通り開店した。

けど悲劇とは往々にして起こるものだ。

昨日約束通り優子を目一杯可愛がり、優子に搾り取られた。そのせいで僕と優子は激しい腰痛に襲われていた。そこで仕方なく母さんがくれた栄養剤と鎮痛剤で何とか持ち堪えている。

僕は問題ないけど、優子は接客だ。歩き方が少しギクシャクしたりするなど不安な部分がある。

しかし客はそれを許してくれない。

今日も昨日と同じ、いや昨日以上のお客がお店に殺到し物凄い賑わいを見せていた。

これはただの出し物じゃなくて本当の商売、商売戦争と呼ぶべきだろうか?それほどに凄まじくシフトが交代した時には僕らはヘトヘトになってしまっていた。

「今日は昨日より忙しいね。猫の手も借りたいぐらいだよ」

隣の教室が休憩室として利用していて、そこには簡易ベットと折り畳み式の長机にパイプ椅子が幾つかが置いてある。隣の教室なので間違われないように扉にStaff Onlyと書かれた張り紙をしている。

お互い机を挟んでパイプ椅子に座るが、沈黙が続く。

何か話題を探さないと

「「あ、あのさ(ね)」」

「「…………」」

声が重なりまた沈黙。

「優子から先に言いなよ」

「明久の方こそ、先に言ってよ。私は後でいいから」

僕がそう言うと優子がそう返してくる。

「パスするわ」

「じゃあ、僕もパス」

「さらにパスよ」

「それじゃあ僕もまたパスで」

「なら私は更に」

「パスは2回までだよ、文句は受け付けない」

優子がパスしてきたので僕もパスすると優子が2回目のパスをしてきたので僕も便乗すると優子は3回目のパスをしようとするのを見越して先手を打つ。その言葉に優子は驚愕する。

「なっ⁉︎ずるいわよ明久!」

「苦情は一切受け付けないよ。ほら、さっさと吐いちゃいなよ。楽になるよ」

僕がそう言うと押し黙って下を向いてしまった。

うわ何これこんな可愛い生き物この世に存在してたなんてこの吉井明久一生の不覚だ!

ーお前はとりあえず落ち着け、暴走しかかってるぞ。

何かの扉が開きそうになったら高虎が止めてくれた。

(ありがと、高虎)

ー気にするな、俺に肉体を利用したりする権利を与えてくれたお前を諌めるのは俺の仕事だからな。

高虎がにお礼を言うと気にするなと言われた。やはり高虎は忠節を尽くす将としては最高のパートナーだ。

「あのね明久……」

僕がそんな事を考えていたら意を決したのか優子が語り出した。

「私ね、嫌だったわけじゃないの。明久に一杯可愛いって言ってもらったり、明久の愛情を注いでもらったわけだからね嬉しいの」

モジモジしながら言葉を紡ぐ優子

、あー可愛い。

「う、うん」

「でも、やっぱり恥ずかしい部分もあるからその、今明久にキスされたら私、タコ殴りにしそうなの…………………秀吉の事」

モジモジしながらとんでもない事口走ったぞ⁉︎

「そ、そうなんだ。でも無理だよ僕に優子とキスしないで過ごすなんて」

僕は1日に1回は必ず優子とキスしないとここ最近イライラすることが判明した。それもかなりのもので勉強も手につかない、優子の写真を小一時間ほど見つめているなんてのがざらにあってよく高虎に怒られたものだ。

「明久もなの?私もよ。1日1回は明久に抱きつかないとそわそわしたり、不安になったりするの。明久が誰かに取られちゃうじゃないのかってマイナスな方にばかり思考が働いちゃうの」

優子が僕の言葉を聞いて自分もそうだということを説明する。

嬉しいな♪優子にそんな風に思われるなんて僕はやっぱり幸せだ。

僕はそれを聞くと立ちあがって優子の側に立って優子を立たせて抱き締める。優子もそれに応じるように僕の背に腕を回す。

そして見つめ合った後目を閉じてそのまま顔を近づけキスをす…………

「ふぅ〜、疲れちゃっ………」

そこにタイミング悪くシャルがやってくる。神様僕のこと嫌いなんですか?

時が止まる。僕達は後1センチ顔を動かせば唇が重なるほど接近した状態で首を動きの悪いロボットのように動かしてシャルと目が合う。シャルは顔を赤くして頬に手を当てて立ち尽くしている。

「し、失礼しました!ごゆっくりどうぞ‼︎」

そう言って休憩室から走り去ってしまった。

「待てえええ⁉︎」

僕の声が休憩室中に虚しく響き渡るのだった。

 

 

 

 

 

 

時間は過ぎて僕達は決勝戦を行うために移動している最中だ。

うう〜ま、まさかシャルに見られちゃうなんてな。まああの後口止めしたし誰にも言わないって言ってくれたからとりあえずは一安心か。

そんなことを考えながら優子と腕を組んで会場に向かう。

明久side end

 

 

 

 

 

高虎side

試合会場に着くと俺と優子は選手控え室に案内された。ここに着くまでに俺とお松は明久達から肉体の制御を任されている。

思考は明久の操作技術ががあり俺の築城や内政に関する知識、戦での戦闘方法と采配の仕方を一通りチェックしてお松と作戦を練る。

まず、俺が2人の召喚獣の相手をしている間にお松が腕輪の力で康太の召喚獣を戦死に追い込む。

それが出来ない場合は、距離を空けずに接近して細剣の間合いから素早い連続切りを叩き込む2段階作戦。その間に俺は雄二の召喚獣を出来るだけ引き付けて避けれない距離から腕輪の魔力解放・黒で一斉射撃しつつ近付かれたらそこを大兼光で一刀両断する。

それを確認し頷きあったら丁度ドアが開いて案内の先生が来た。

「吉井くん、木下さんこちらです」

そう言って扉を開け召喚フィールドの中へと誘導すると去っていった。

目の前には少しやつれた雄二と目の下にクマのある康太がすでに待ち構えていた。

それを見守るように鉄人が立っていた。

「来たな明久、あの時のリベンジマッチだ」

「望むところだ返り討ちにしてくれる」

僕と雄二の間には火花が散っていた。

お互い譲れない。友達だからこそ、こうやって本気で殴りあうように召喚獣でバトルするのだ。

『出場選手のご紹介です。2年Fクラスの坂本雄二くんと土屋康太くんです。これはFクラスが学年最下位という認識を改めなければいけません!次に同じく2年Aクラスの吉井明久くんと木下優子さんです!」

僕達が紹介される度に歓声と拍手が上がる。

『え〜皆様大変長らくお待たせしました。只今より清涼祭開催試験召喚大会の決勝を始めたいと思います』

アナウンスのその言葉に会場は巨大な歓声に包まれる。

『それではご存知ない方のためにご説明します、試験召喚戦争とは………」

僕らはその説明を聞かなくてもわかるので精神を集中させる。

「ほう、明久達は精神集中か?何のためだ」

雄二は俺たちの行動に疑問を投げかける。これは精神集中ではない、自分の言葉を振り返りどのような時にどのような言葉合うかを考えるものだ。

「寝屋を出るより、その日を死番と心得るべし。かように覚悟極まるゆえに、ものに動ずることなし」

俺はそう静かに口にした。

その言葉はすぐに雑音に掻き消されたが俺の心を研ぎ澄まさせるには十分だった。

『では、科目は総合科目です。召喚して下さい』

試験召喚(サモン)‼︎』

総合科目

2年Fクラス 坂本雄二:2897点

2年Fクラス 土屋康太:1982点

V.S.

2年Aクラス 木下優子:4012点

2年Aクラス 吉井明久:???点

僕の点数はあの後本気で試験を受け、全力で問題を解いた。何点になっているかは僕も分からない。

『お〜っと吉井選手の点数がなかなか表示されない。解説の高橋先生これは一体?』

司会者が今回のために用意した特別解説者である学年主任の高橋先生に質問する。

「これは吉井くんの点数を読み込む際よく起こります。彼の点数は恐ろしいほど高いので機械もなかなか表示しにくいのでしょう」

そうなんだ。これからは少し気を付けようと心に誓った瞬間だった。

『おっと説明してもらってる間に点数が表示されたぞ!なんだこの点数は⁉︎』

2年Aクラス 吉井明久:21756点

シーン

この点数には僕のみならず会場全体が静まり返った。

そりゃ本気でやったけど幾ら何でも万まで行くもんかな?

「し、試合開始だ!」

西村先生も引きながらも審判の仕事を務める。

開始の合図とともに僕と正気に戻った優子は作戦通りに動く。

「「腕輪発動!」」

優子の場合は点数は総合の場合、1000点支払うことでアサルトライフルの精密射撃はクリア性MAXだ。

その優子が正確に狙って放った一発のアサルトライフルの弾丸は見事に康太の頭を吹き飛ばし一撃のもとに戦死する。

2年Fクラス 土屋康太:0点

康太が戦死した事で正気に戻った雄二は優子を警戒しながら僕と対峙する。優子はさっきの体勢のままで留まってもらている。これによって雄二の行動パターンを大幅に制限する事になり、こちらの思惑通りに事が進む。

すぐさま接近して敢えて緑色のオーラを纏った日本刀を一振りする。すると衝撃波が発生し雄二の方へと向かう。

「終焉だ」

そう告げると同時に刀を雄二が立っている方向の地面に突き刺した。

それによって巨大な竜巻が幾つも発生して雄二に近づき雄二はその竜巻状の風の刃に切り刻まれて戦死した。

「それまでっ!勝者吉井・木下ペア、よって今回の召喚大会の優勝者は吉井・木下ペア!」

鉄人のその宣言を聞いて静まり返っていた会場が歓声の嵐に見舞われた。

高虎side end

 

 

 

 




明久さんの本気の点数を計算していったら5桁になった怖え。
それじゃあさよなら、さよなら(ネタ古っ⁉︎)
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