ラブライブ! ―夢を追って―   作:北屋

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ここからしばらく短編(という名の過去編)が続きます。


fragment 1 一欠片のチョコレート

風が通りを吹き抜ける。

その冷たさに思わず体を縮こまらせて、身にまとったコートを正す。

かつてはこの程度の寒さなど、いくらでも我慢できたというのに……否応なく体の衰えを突きつけられるようで、なんとも言えない気分になった。

そんな弱気を振り払うために軽く頭を振って顔を上げれば、もう目当ての場所は目と鼻の先だった。

 

ガラス張りの扉に手をかけるが、扉は思ったよりも重くて、軽く押しただけでは開いてくれなかった。

油を切らしているのかと思ったが、何のことはない、自分の力が衰えただけのことだった。

 

からり、と。

ドアベルの音が物悲しい音を立てる。

 

 

「いらっしゃ……あら、お義父さん」

 

 

カウンターの向こう側の女性が驚いたように目を丸くする。そういえばこの店を訪れたのはいつぶりだっただろう。

息子の嫁が店を継いでから訪れるのはこれで2,3回目のはずだ。先代の頃――自分の若い頃を思い出すと懐かしさが溢れてくる。

 

 

「コーヒーを一つ」

 

 

そう告げて、店の片隅に置かれたテーブル席につく。

椅子に深く腰掛けると、今までの閉塞感が嘘のようにずっと腰が楽になった。家からここまでの道はさして距離があるわけではない。だが、その大したことのない距離でさえも、今の私には苦痛だった。

テーブルの上においた手を見つめる。ひび割れて、深いシワに覆われた両手だった。

物心ついた頃から若さに任せてやりたい放題をやってきた。随分と危ない橋も渡ってきたし、人には言えないようなこともしてきた。それだけならまだしも、いい年になってもなお無理と無茶を続け、その無理が祟ってこの体たらく。

最早笑うしかないと――そう言って、若い頃の私なら笑うのかもしれないが、そんな元気も今の私にはなかった。

隠居生活の中で老いて枯れて、いつか人知れず終わりの時を迎えるのみと、そう思っていた。

 

 

「お義父さん、急にどうしたんですか?」

 

「いやね……昔の知人から連絡があってね」

 

 

コーヒーを持ってきた息子の嫁に尋ねられて、淡く笑いながらそう返す。

最近、出不精になった私がこうしてこの店を訪れるのはある人から声をかけられてのことだった。

最後に彼女と会ったのは30年も前のことだろうか。彼女と初めて知り合った時のことは今でも目を閉じれば思い出すことができる。

白磁のような透き通った肌に、タンポポを思わせる優しい金色の髪。彼女の周りだけが、自分の知っている世界とは違って見えた。

 

からり、と。

再びドアベルの音がして、そちらに目を向ける。

開いた扉の隙間から流れ込む冷たい風が、彼女の長い髪の毛を揺らしていた。銀色の混じった、しかしいつかと同じタンポポ色の髪。

 

 

「やぁ、久しぶり」

 

 

キョロキョロと店の中を見回す彼女に声をかける。大きな声を出したつもりなのに、嗄れてくぐもったこの声は、この小さな店内でも思ったように響いてはくれなかった。

それでも彼女は気づいてくれたのか、私の方を見て明るい表情を浮かべた

 

 

「お久しぶりです」

 

 

一礼してから私の前の席に座るその丁寧な様子は、最後にあった時のままで、なんだか安心してしまう。

彼女の顔を見たら、昔のことが走馬灯のように頭の中を駆け巡った。

決して楽しいだけの毎日ではなかった。いろいろな汗をかいて、時には涙を流して、駆け抜けるように過ごしてきた若き日のこと。もう二度とは戻ることのできない、自分が障害で一番輝いていた日々だった。

 

 

「どうしたんですか?そんな泣きそうな顔をして」

 

「いや……最近、涙もろくなりましてね。昔の事を思い出したら、ついね」

 

 

矢張り私は老いてしまったらしい。最近、涙腺がゆるくて仕方がない。

そんな私が面白かったのか、彼女はクスクスと少女のように可愛らしく笑って、

 

 

「そうね。色々なことがあったわよね……」

 

 

彼女もまた遠い目でここではないどこかを見つめていた。恐らくそれは私が見ているものと同じだろう。

それでも何となく尋ねてみたくなった。

 

 

「……何を、考えているんですか?」

 

「そう、ですね。初めて私たちが会った時のことを。あなたは、覚えてますか?」

 

「さぁ――」

 

 

彼女が運ばれてきたコーヒーに口をつけるのを見て、私も自分のコーヒーを一口すする。

あれはもう……40年以上前になる。

 

 

「留学なんて珍しい時代のことでしたから……散々からかわれて、いつも泣いてた私に、そっと手を差し出してくれた日のこと、今でも覚えていますよ」

 

「手を、ね……そりゃ、あいつ――あんたの旦那さんでしょうに。俺はただ、喧嘩をしてただけですよ」

 

 

照れくさくなって鼻の頭を掻く。

今でもあの時のことは思い出せる。

あの頃――それは時代が時代だっただけに仕方がないことだったのだが――荒みきって自分の事で精一杯だった。明日のことも分からず、ただ我武者羅に今を生きるだけの毎日は、目に映るもの全てが灰色に見えていた。

そんな時に私を変えてくれたのは、あの日の出会いだった。

春を思わせる、野に咲くタンポポのような明るい色。初めて私の見る世界に色をつけてくれたのは、あの少女だった。

その子はいつ見ても泣いていて……その姿を見るたびに何故だか胸が締め付けられる思いがした。だから、いつしか、その涙を止めてあげようと思うようになった。

思えばそれは、初めて自分以外のために何かをしようと思った瞬間だった。

だが、悲しいかな生まれつき口よりも先に手が出る性分、彼女を泣かせた相手を叩きのめすことくらいしかその当時の私にはしてやれなかった。

私が暴れまわるその後ろで、余計に泣く彼女の声に、初めて私は暴力で人を笑顔にすることは出来ないと悟ったのだ。

結局、私にいろいろなことを教えてくれた少女に、私は何も返してあげることが出来ず……代わりにあいつがいつも彼女の涙を止めようとしていたものだ。

 

 

「そういや、あいつ――あなたの旦那さんは今どうしてます?日本に帰ってきてるんですか?」

 

「いえ、それが」

 

 

私が尋ねると、彼女は複雑そうな顔を浮かべた。

 

 

「あいつに、何かあったんですか?」

 

 

嫌な、予感がした。

体が思うように動かなくなって、それなのに勘だけが無性に冴えてくる。年をとってロクなことは何もないとつくづくそう思う。

 

 

「いえ、あなたが予想しているようなことでは――その、本当は私と一緒に日本に来るはずだったんですが、出発当日の朝に荷物を持ち上げようとして」

 

 

――腰を、ね

 

彼女が笑いそうなのをこらえながらいうのを見て、申し訳ないが私は思わず吹き出してしまった。

それに釣られたのか、彼女もこらえきれずに声をあげて笑い出す。

何が、嫌な予感だ。少し前の自分が恥ずかしくてたまらなかった。

 

 

「ぎっくり腰ですか……いや、あいつにしては珍しい。こういう肝心な時にしくじるなんて」

 

「そんなことないですよ?あの人はいつもそう。新婚旅行の時だって――」

 

 

そう言って彼女は彼との思い出を語り始める。私の親友の、私の知らない側面を。

 

――あいつがこの人の隣で、本当に良かった……

 

幸せそうに笑う彼女を見ていて、心の底からそう思えた。

 

 

「おばーさま!!」

 

「あらあら、どうしたの?」

 

 

不意に小さな子供が店の扉をあけて、勢いよく彼女のところに駆けてきた。

彼女と同じ、タンポポ色の髪をした、若い頃の彼女にとてもよく似た子供だった。

 

 

「よくここにいるって分かったわね?」

 

「お母様が言ってたの!きっとここにいるって!」

 

 

誇らしげに言う少女を見て、彼女はにっこりと優しく微笑んだ。

 

 

「そう……エリーチカは賢いわね」

 

 

彼女に頭を撫でられて、心地よさそうにする少女を見ていたら、なんだかこちらまでほっこりとしてきた。

 

 

「おや、その子がお孫さんですか?」

 

「えぇ。孫の絵里……私はエリーチカ、なんて呼んでますけどね」

 

「そうですか……こんにちは、絵里ちゃん」

 

 

私が微笑みかけると、少女は怯えてように彼女の椅子の後ろ側に隠れてしまう。

 

 

「こら。ちゃんとご挨拶しなさい」

 

「おばーさま、このひと、だぁれ?」

 

 

彼女の影からこっそり覗かせるその顔は、目元があいつによく似ていた。

 

 

「この人は、私の友達。私にとってのヒーローだった人」

 

「ひーろー?」

 

 

きょとんとした顔で私を見つめる可愛らしい視線が、何だかくすぐったい。

私は困ってしまって頭を掻きながら、

 

 

「そりゃ言いすぎでしょうに……」

 

「あら?あなたが助けてくれたとき、私はいつもそう思っていたのよ?」

 

 

クスクスと笑いながらからかうように言う彼女を見て、天井を仰ぎ見る。

昔からこの人には敵わない。

 

 

「こ、こんにちは……」

 

「やぁ、こんにちは。おじちゃんは一馬っていうんだ。君のお名前は?」

 

「あやせ、えりです」

 

「そっか。よろしくね、絵里ちゃん」

 

 

おずおずと自己紹介をする彼女の可愛らしい姿に、つい自分の孫を比較してしまう。

あの小憎たらしい孫にも、この子の半分――いや、せめて4分の1でも可愛げがあったらいいのにと。

 

 

「うちのバカ孫とは比べ物になりませんな」

 

「誰がバカだ、じいちゃん」

 

 

からん、と。

今度は乱暴な音を立ててドアが開いた。

入ってくるなりの不機嫌そうな声は、どうやら今の話を聞いていたらしい。耳ざとい孫め。

ボロっちいランドセルを背負ったまま、これまた不機嫌そうな顔で私のところにやってくる孫の姿を見たら、思わず深い溜息が出てきてしまった。

また喧嘩でもしたか、顔に擦り傷とあざを作って、ただでさえつり目がちな目元を余計につりあげるその仕草は、一体誰に似たのだろう。

 

 

「あら?こちらが、あなたのお孫さん?」

 

「えぇ。――この人は俺の古い友達でな。ほら、小僧、挨拶せんか」

 

「友達……?じいちゃん、そんなのいたのか――いてっ」

 

 

余計な事を言う孫の頭に軽くげんこつをくれてやると、むくれたようにこちらを睨んで渋々彼女の方に向き直る。

 

 

「……こんにちは」

 

「こんにちは。おじいさんに良く似てるわねぇ……」

 

「俺――私とこいつが?」

 

「えぇ。目元なんか、特にそっくり」

 

 

……どうやら、こいつの顔は私に似ていたらしい。特にこのつり目は私の遺伝か。

 

 

 

「ん?」

 

 

小さな少女に気づいたのか、孫が怪訝そうな声を出す。

ただでさえ怖い顔をしてるんだから、そんな風に睨むんじゃない。可哀想に、絵里ちゃんも怯えているではないか。

 

 

「おにいさん……だれ?」

 

「あ?」

 

 

子供相手に凄む孫の頭に再び拳骨をくれてやる。

全く、こいつは誰に似たんだか……あぁ、私か。

 

 

「痛ッ……何すんだよ?」

 

「小さい子を怯えさせるんじゃない。ちゃんと挨拶くらい出来んのか」

 

「いきなりぶつことないだろ?……おい」

 

 

完全に怯えてしまったのか、今にも泣きそうな顔でまた彼女の後ろに隠れる絵里ちゃんを見て、小僧は困ったような顔をしていた。

そのまま何かを考えていたかと思うと、ポケットをあさって何かを取り出して、彼は膝を床について絵里ちゃんと自分の目線を合わせる。

 

 

「……?」

 

「ごめん、おどかして。これ、あげる」

 

 

しどろもどろにそう言って、差し出す手の中に乗っているのは小さな包み紙だった。子供の小遣いで変える、駄菓子の小さなチョコレート。

最初は怯えていた絵里ちゃんも、そっと顔を覗かせて、そっとその包みを手に取る。

 

 

「ありがと……おにいちゃん、おなまえ、なんていうの?」

 

「……京助」

 

 

――ほぅ……

 

今度は呆れではなくて、感心の溜息が溢れた。

自分以外に関心を持たなかった孫が、こうして自ら誰かに何かを与えるなど、初めて見る光景だった。

野生の獣が女の子に懐いた瞬間のようにさえ見えて、我が孫のことながら何だか少し可笑しかった。

 

 

「きょーすけ?」

 

「……うん」

 

 

ぶっきらぼうに、唸るように頷く。

だがその横顔が照れたようだったのを私は見逃さなかった。

 

 

「きょーすけ!」

 

「う、うん……!?」

 

 

差し出したままの手を握られて、京助は目を丸くする。

 

 

「わたし、えり!あそびましょ、きょーすけ!」

 

「え、う、うん」

 

 

子供というのは単純なもの。

先ほどまでは怖がっていたというのに、五分もしないうちに打ち解けてしまった。

 

 

「あらあら……もうお友達になったみたいね?」

 

「そのようですな……」

 

 

楽しそうな笑顔の絵里ちゃんと違って、困ったような悲しそうな顔で彼女を背中に乗せて馬になっている京助。

……絵里ちゃん、将来は優秀な猛獣使いになれそうだ。

 

 

「……京助と言う名前は、私がつけたんです」

 

「へぇ……」

 

 

コーヒーを一口すすって、自分に言い聞かせるように呟くと彼女は面白そうに次の私の言葉を待った。

 

 

「『京』の字は『都』……転じて、多くの人の中心の意味。それに『助』の一字は……」

 

「いろいろな人々を助けられるような人……ですか?」

 

 

彼女の言葉に答えずに、私は残っていたコーヒーを飲み干した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら、もうこんな時間」

 

 

彼女は腕にまいていた時計を見て呟いた。

私も店の時計に目をやれば、もう彼女とあってから2時間以上が経過していた。

この頃、時間が経つのがいやに早い気がする。これはきっと、自分が老いたからなのだろう――

 

 

「友達と話す時間というのは、どうしてこうもあっという間なんでしょうね」

 

「――さぁ」

 

 

彼女に言われて、考えを改める。今は――今だけはそういう事にしておきたかった。

 

 

「エリーチカ。もう帰る時間よ」

 

「えー?わたし、まだきょーすけとあそびたい」

 

「ダメよ。あんまり長居してはお店に迷惑だし、お母さんとお父さんが心配するわ」

 

 

絵里ちゃんは少し不満そうだったが、流石に賢い。

納得したように頷いて、

 

 

「ばいばい、きょーすけ!」

 

 

ぽんぽん、と。しゃがんだ京助の頭を撫でて別れの言葉を告げた。

 

 

「うん」

 

「またあそぼーね!」

 

「……うん。またね」

 

 

そういう京助はどこか寂しそうだった――それはもしかすると私の勘違いかもしれないが。

 

 

「では、また――」

 

「えぇ。次はあいつも一緒に話したいものですね」

 

 

微笑みあって別れを告げる。

願わくば、次の再会を祈って。

聞きなれたはずのドアベルの音が、今だけはとても寂しい音色に聞こえた。

 

 

 

 

 

 

人のいなくなった店内、気がつくと京助は扉を見つめてぼさっとつっ立ったままだった。

 

 

「どうした、小僧」

 

「……なんでもない」

 

「ふむ」

 

 

本当に珍しいこともあるものだと思う。

他人に興味など持とうとしなかったこいつが、こうして他人との別れを惜しむような素振りを見せるとは。

珍しさついでにちょっとした遊び心が湧いてきた。

 

 

「京助、さてはお前、あの子に惚れたか」

 

「は!?じいちゃん、何言ってんだよ」

 

「ふーむ、そうか。確かにあの子は可愛らしいからの……年はお前よりも三つばかり下だったようだが、まぁ、大人になれば問題ない範囲だろう」

 

「だから、何いって……」

 

「何なら今から彼女やあいつに連絡をしてもって、許嫁にでも――」

 

 

じりり、と。雷の前触れのような音がしたかと思うと、京助が私の脇腹めがけて蹴りを入れてきた。

 

 

「こら!おじいちゃんに蹴りをくれるとは何事か」

 

「うるせぇ、はなせ!」

 

 

その脚を軽く掴んで止めて、お説教を一つ。

私譲りで喧嘩の才能は十分なようだが、まだまだ修行が足りないと見える。

溜息を一つ。ふざけた態度を改めて、

 

 

「京助。よく聞け」

 

「なんだよ?」

 

 

私の真剣な顔に何かを感じ取ったのか、京助もまたいつになく真剣な顔を浮かべる。

 

 

「今はまだそうやって好きなように暴れるのは構わん。だが、いつか大切な人が出来た時にそれではいかんぞ」

 

「は?」

 

 

私の突然の言葉を理解できなかったのか、京助は目を白黒させる。

今はまだ、それでいい。

 

 

「さて……私も帰るとするか」

 

 

京助の足を離して、ゆっくりと立ち上がる。

 

 

「待て、じいちゃん!どういうことだよ?」

 

「いずれ分かる」

 

 

それだけ言い残して、扉に手をかける。

入るときはあれほど重く感じたそれは、今ではとても軽かった。

 

 

「いつかあの子を――誰かを守ってやれよ」

 

 

 

最後の言葉が京助に届いたかどうか確かめず、私は振り返ることもなく店からの帰路についた。

 

この日の邂逅にきっと意味はあると――いつか京助とあの子がまた出会う日がくると、何故か心の中で確信があった。

 

その先がどうなるのかは分からない。

だがその時にはきっと、彼らはまた友達として出会うだろう。

まぶたをとじたら、目に映る光景がある。

大きくなって綺麗になった絵里ちゃんと、その隣に立つ京助。

悲しそうな顔をする彼女に、そっと手を差し出す姿。

それはただの幻に過ぎないと、そう分かっていても考えるだけで心が踊る。

そしていつか本当にそれを見ることができるかもしれないと――そう思うだけで、先の事に思いを馳せるのが楽しかった。

 




こんばんは、北屋です。

本編は一度置いておいて、短編の投稿がしばらく続きます。
今回は京助と絵里の出会い。彼らの因縁(?)は祖父と祖母の代から始まっていました。
ショタ京助とロリーチカ!……可愛く書ききれなかったのが無念ですorz

次回は恐らく希の話になるかと思います!

ではでは、更新頑張っていきます。
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