ラブライブ! ―夢を追って―   作:北屋

39 / 62
fragment 6 雷獣

私が初めて彼を見たのは、確か――数年前の春のことだった。

 

その日は、ちょっとした用事で外に出ていて、その帰り道。

 

 

「む……」

 

 

ぽつり、と。

冷たい雫を感じて空を見上げれば、快晴だった先ほどとは打って変わって黒い雲が流れている。

耳を澄ませてみれば遠くから微かに、獣の唸り声にも似た低い音が聞こえて来るのが分かった。

 

春雷。

春の訪れを告げる雷の音。

この調子ではもう間もなく一雨きそうなので、足を早める。あいにく今日は傘の手持ちがない。

 

思った通り、ぽつりぽつりと肌に感じる雫の量が増えてきた頃だった。

 

それは偶然か、必然か。

 

ふと近所の公園に佇む人影が目の端に写りこんだ。

 

そんな三人に囲まれるようにして立つ、一人の少年。こちらは彼らとは逆に、至って普通の少年だった。

 

――止めるか

 

剣呑な空気を感じ取り、彼は少年たちの方へ一歩足を踏み出す。

あまり関わりたくはないが、かと言って見過ごすわけにもいくまいと――

 

 

「っ」

 

 

遠雷。

曇り空を引き裂く稲妻が見えた。

 

それを合図にしたかのように、囲まれていた少年の脚が跳ね上がった。それはまるで今さっき落ちた稲妻が、天に帰らんとするかの如き様だった。

 

雷光に遅れて雷鳴が響いたときには、既に全てが終わっていた。

わずか数秒にも満たぬ間に少年の蹴りが、続けざまに三人を捉えて地に伏せさせていた。

目にも止まらぬ業だった。

まだまだ荒削りながら、それこそ類稀な才がなくして使うことの出来ない、見事な冴えだった。

そして何よりも驚いたのは一人で佇む少年の凄惨な顔……

まだ幼ささえ残すその顔に溢れる、獰猛な笑み。

いつの間にか本格的に降り出した雨に打たれて、彼は静かに笑っているのだった。

 

――雷獣

 

それは昔話にしか存在しない存在。

雷とともに天より落ちくる異形の獣。

目の前の少年の纏う空気は、人ならざるもののそれだった。

 

 

「!!」

 

 

雷獣がこちらを向いた。

にやりと笑みを浮かべる姿を見た瞬間、自然と足が体に染み付いた動きをとっていた。

だが、そんな私に対して少年が取ったのは、笑みを浮かべただけだった。

先ほどまでの邪悪さが嘘のような、年相応の微笑みだった。

 

思わぬことに拍子抜けして私を尻目に、少年は会釈をして、そのまま何も言わずに踵を返す。

 

 

一言も交わすことはなかった。

だが、いずれ彼とは再び出会う日が来ると――そんな確かな予感だけがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから2年がたった。

 

あの時と同じような春の日。

庭木の手入れにひと段落をつけて額の汗を拭う。冬も過ぎ去りすっかり暖かくなったこの頃ではこうして外で少し体を動かすだけで汗が滲んでくる。

 

 

 

 

 

夕暮れが近づくにつれ晴れ渡っていた空の片隅に黒い雲が湧き、遠くから低い唸りが聞こえて来る。

 

 

「春雷……もうそんな時期になるのか」

 

 

春の訪れを告げる雷の音、それもまた風情があって良い。

そんな風に思いながらも、雨が来る前に家の中に引っ込むと、ちょうど見計らったかのようなタイミングで雨が降り始めた。

瞬く間に雨足は強くなり、やがて雷の音が近づいてくるのが分かる。

 

 

「ただいま帰りました」

 

 

ふと、玄関口から娘の声が聞こえた。

先日中学生になったばかりの娘の声である。

 

 

「おかえり。雨は大丈夫だったか?」

 

 

確か彼女は傘を持って出なかったはず。学校からの道中で雨に降られてしまってびしょ濡れになっているのではと、タオルを持って玄関まで向かう。

だが、彼の予想とは逆に、娘――海未はほとんど雨に濡れてはいなかった。

そして予想外がもう一つ。彼女の横に立つ、一人の男の姿――

 

 

「はい。こちらの方が傘にいれてくれまして――どうやらお父様に用があるそうなのですが」

 

 

海未の横に立つ男――少年がぺこりと頭を下げた。

娘とは逆に彼はほとんど全身がびしょ濡れだった。唯一濡れていないのは右手から肩まで――どうやら、家までずっと娘の上に傘をさし続けていたらしい。

少年は思った以上に若い。十代後半といったところだろうか、しかしその体に纏う雰囲気は不自然な程に重苦しかった。

倦怠と自暴自棄をごちゃ混ぜにしたよう荒んだ目をした――危ない様子の少年だった。

 

――はて?

 

少年を見ながら首を傾げる。

この男、どこかで見覚えがある気がする。

自分を訪ねてきたということは何かしらの縁があったということなのだろうが、なかなか思い出せない。

 

 

「娘がお世話になったようですね……あの、私に御用とは一体……?」

 

 

尋ねる、しかし少年は何も答えなかった。

無言のまま、口元を歪める。それはひどく獰猛な、獣の笑みだった。

 

その時だった。ひときわ強い雷光が外で閃き、続いて轟音が鳴り響いたのは。

 

 

「君は、あの時の……」

 

 

雷獣――それは雷にのって落ちくる魔物。

見間違えようがなかった。彼はまさしく、いつか出会ったあの少年だった。

 

 

「俺は、津田京助ってもんだ」

 

 

少年――京助が口を開く。

軽い言葉使いとは裏腹に、その口調は思いつめたようで、

 

 

「園田さん。一手ご指南いただきたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家の離れにある道場。

普段は園田氏とその娘が武道の鍛錬に使っているそこに、二人は対峙するようにして立っていた。

 

 

「道場破りのつもりか?また古風なことだ」

 

「そう思ってもらって構わない」

 

 

京助は短く言って、ただでさえつり上がった目をさらに釣り上げた。

言葉の少ない少年だった。

 

 

「得物は何を?」

 

「そうだな――これで良い」

 

 

問いかけると、彼は壁にかかっていた木製の長棒を手に取る。対する園田も愛用の木刀を手にとった。

試合とは、竹刀をもってきちんとした装備をつけた上で行うものであり、武道経験者が素人相手に防具もなしに、ましてや木刀で相手をするなど正気の沙汰ではない。あまり知られていないことではあるが、木刀の殺傷能力は本物の刀とさほどの差がなく、下手をすれば人死が出てもおかしくはないのだ。

 

 

「ふぅ……」

 

 

互いに距離を取って向かい直すと、園田はそっと気息を整え始めた。

 

本来ならばこのような試合はやらない。そもそもにして彼は既に現役の武道家を退いて大分日が経っている。

だが、この挑戦者を断る事が彼には出来なかった。

 

 

音もなく、京助が踏み込んだ。

始めの合図も待たない、不意打ちにも似た攻撃。およそ正々堂々などとはかけ離れた精神性。

 

――これだ

 

木刀を隙なく構え、園田は考える。

彼が京助との戦いを拒まなかった理由、それは単純に目の前の少年が恐ろしいまでに危うかったからだ。

拒んだとて、このように不意打ちを仕掛けてきたことだろう。

いや、もしかするとそれだけでは済まなかったかもしれない。

 

少年の瞳の奥に宿る獣性は、暴力を欲していた。

 

この少年は、自分と戦う……ただそれだけの理由のために、娘にまで危害を与えかねないと――一瞬でそう判断した。

 

 

「じゃっ!!」

 

 

獣の鳴き声のような声を上げて、少年は躍りかかる。

二人の距離は一息で詰まり、棒の横凪ぎが園田の脇腹を狙う。対して園田は自分の剣先で棒が最高速度の乗る直前を切り払う。

それを見越していたと言わんばかりに、京助は棒を旋回、遠心力を乗せた逆端を逆側の脇腹めがけて叩き込んだ。

鈍い音がした。

園田が戻した木刀と棒がぶつかって弾ける。

 

 

「ひゅっ――」

 

 

園田の口から笛の音にも似た呼気がほとばしり、真っ向からの面打ちが繰り出される。

再び鈍い音が響いた。

京助がとっさにかざした棒がギリギリのところで木刀を受け止めていた。

 

――思ったより、出来る……

 

つばぜり合いを演じながら、園田にはまだそう考える余裕があった。

いつぞや見せた彼の動きの中で、その巧みな間合いの取り方から、彼が何かしらの得物を扱う武術――恐らく棒術を扱うことは予想していた。

そして実際に打ち合って見ての素直な感想であった。

これだけの腕に、若さがあれば自分の腕に酔っても仕方がないと、そう思う。事実、彼の攻撃は速く、力強い。

だが、決定的に鋭さに欠けていた。それはどこか、不意打ちに対して迷いがあるようにも思えた。

園田は柄を持つ両手に一気に力を込める。

剣道のつばぜり合いの基本であったが、それを知らぬ京助は押し寄せた斥力に押し負ける形で後方に吹き飛んだ。

否……

 

――違う!

 

今の一瞬、握った木刀は大した手応えを伝えてはこなかった。

吹き飛ばされるほんの少し前に、彼はその力に逆らわず自ら跳んだのだ。

その証左とでも言うように、もといた位置に危なげもなく着地し、棒を構え直している。

思っていた以上に油断ならない相手だった。

 

 

「しゃぁあッ!」

 

 

京助が獣じみた雄叫びをあげる。

先ほどと同じく真正面からの攻撃。速度も込められた力も先とは比較にならない――が、それを受け止めるのは園田にとって造作もないことだった。

彼の技は正直すぎるのだ。

不意打ちまがいのことをしながらも正面から正攻法、太刀筋も直線的で力づく。受けきるだけなら何の問題もない。

 

 

「ッ!?」

 

 

彼の棒を弾いたと同時に、肩口に鈍い痛みが走った。

一瞬、何が起きたのか理解が出来なかった。気づけば京助は棒を片手持ちに切り替えていた。

そして、空いた手で拳打を仕掛けてきていたのだった。

突然の事に反応が遅れた園田に対して、京助は拳を戻して棒を一閃させる。

 

 

「その技――どこで覚えた?」

 

京助の攻撃を躱し、距離を取り直したところで園田が尋ねた。

彼には、京助の技をどこかで見た覚えがあった。

 

 

「さぁな、大分我流だが……強いて言うなら基礎は祖父の技から学んだ」

 

「祖父?」

 

 

ふと、ある人物の名が園田の頭をよぎる。

かつてまだ自分が若き日にその姿を見たことがある。型に囚われぬ棒術を自在に操る男。

彼の名は――

 

 

「須田無道流、須田一馬……!」

 

「しゃぁぁッ!!」

 

 

叫ぶと同時に、京助が持っていた得物を投擲した。緩やかに回転しながら迫る棒を切り払い、そして園田は気づく

 

――見誤った!

 

彼の本質は棒術ではない。

あくまで棒術は学んだだけのこと。剣術を学ぶ者が間合いを学ぶために棒術を学ぶという例があるように、彼にとっても武器を用いた技はその程度のものなのだ。

彼の本質は、あくまでその獣性。

いつか見せた技を、何故自分は忘れていたのか……

 

 

「じゃっ!!」

 

 

投擲は目くらまし。

京助が求めたのは一瞬の隙だった。

右脚が跳ね上がる。

それはあの日見せた、雷光を思わせる蹴り。

 

――なんという才か……!!

 

その技は以前にも増して凄まじいキレだった。あれからどれほどの実戦を経験したのか。否、経験だけでは説明が出来ない。

彼の内なる獣と才能の凄まじさは、背中を冷たいものが伝うほどだった。

 

 

「ちぃ!!」

 

 

寸でのところで顔を傾ければ、そのつま先が顔の前をかすめていく。

避け切った――そう思った。

 

だが、京助の技はそれで終わりではなかった。

一度跳ね上がった蹴りが、その軌道をなぞるように打ち下ろされる。それは雷光に続く雷鳴に似ていた。

 

 

「ぐ……!」

 

 

今度は躱しきれなかった。だが、運良く頭への直撃は避けられた。

肩に走る痛みに耐えながら、一歩退く。

すでに京助は次の一撃への準備に移っていた。

右脚が再び跳ね上がる。

顳かみへの上段回し蹴り――今までに見せた技の中で最も鋭い一撃だった。

紫電の如きそれを躱す術はないと、次の動きに移る前に気づいてしまった。

 

 

「ぬぅッ!!」

 

 

横薙ぎの一閃を見舞う。それは苦し紛れだった。

剣よりも京助の脚のほうが速いことは明らかで、決して当たるはずのない、また、当たったところで意味のない一撃。しかし――

 

 

「っ……!」

 

 

跳ね上がった脚が最高速にのる前にいきなり失速した。その結果、京助の蹴りが入るよりも早く、園田の木刀が彼の脇腹に打ち込まれる。

 

決着は一瞬だった。

 

 

「……」

 

「ぐぅ……!」

 

 

脇腹を押さえてうずくまる京助を見る園田の顔には困惑が広がっていた。

先の一撃に、ここまでの威力はないはず――避けようと思えば避けられたはずの一撃。さらに何故さきほど彼の技が途中で勢いを失ったのか?

 

その理由はすぐに分かった。

 

 

「君、その怪我は……!」

 

 

京助が押さえる手の下、白いシャツに赤いシミが広がっていた。

今の胴薙でついたものではない。それよりもずっと前に穿たれた傷だった。

またしても園田の背中を戦慄が走った。

この少年は、これだけの怪我を負いながら、先ほどの動きを見せていたというのか……

少年の才が恐ろしかった。

そして――

惜しくてたまらなかった。

 

 

「おい、大丈夫か?」

 

「あぁ……問題、ねぇ」

 

 

額に油汗をにじませながらも、京助は立ち上がる。

問題がないようにはとても見えなかったが、それでも彼は無理矢理に笑顔を作る。

 

 

「俺の、負けだ……」

 

 

自分に言い聞かせるように京助は呟く。

てっきり勝敗に関して何か苦言を呈すると思っていたのに、その潔さはいささか予想外だった。

 

 

「こんなカスリ傷関係ない。全く、ちとは強くなったかと思ったが、まだまだだったか」

 

 

それは憑き物が落ちたような顔だった。

先ほどまでの、獣の笑みではなく、むしろ爽やかな微笑み。あるいはこちらこそが彼の本質なのかもしれないと――そう思えた。

 

 

「それはそうと、君は須田一馬さんの……」

 

「あぁ、孫だ」

 

 

あっけらかんと京助は認めた。

須田 一馬。

園田が出会ったときには鳴りを潜めていたが、かつては数え切れぬ程の道場破りを繰り返した、喧嘩屋。

ついぞ試合うことのなかった相手だったが、一度だけ見たあの動きは到底忘れられるものではない。

 

 

「今日、園田さんを訪ねたのは――急に失礼だとは思ったが、祖父さんの遺言でな」

 

「遺言?」

 

「あぁ。いつか俺が強くなれたと思ったら――あんたを訪ねてみろって」

 

「それは――」

 

 

なんというはた迷惑な話だろうか。

そんなことを言う祖父も祖父だが、それをバカ正直に間に受けて、こうして事情も説明せずに訪ねてくる孫も孫だ。

 

 

「まぁ、断られたら帰るつもりだったんだが――こんなガキに付き合ってもらって、ありがとうございました」

 

 

ぺこり、と。京助は丁寧に頭を下げる。

園田にしてみれば拍子抜けした気分だった。無駄に警戒していた自分がバカらしくなってきて、怒ることも出来やしない。

 

 

「さて、と。それじゃ、俺はこれで帰るかな」

 

「む?折角だし、茶の一杯でも飲んでいかないか?」

 

 

その誘いを、しかし京助はやんわり断って、

 

 

「世話になりました」

 

 

そう言って、道場の戸を開けるとそのまま外に飛び出していく。

いつの間にか雨は止んでいた。

 

 

「また、いつでもかかってこい」

 

 

その背中に声をかける。

返事はなかった。

 

――雷獣……それは雷とともに地に落ちて、雷にのって天に帰る魔物――

 

 

「ふぅ……」

 

 

残された彼は木刀を杖代わりに膝立ちとなって、深いため息をつく。

凄まじいまでの疲れが一気に肩にのしかかってきていた。

 

あの少年――津田 京助に最初に出会った時のあの気配は未だに忘れることは出来ない。あの禍々しい殺気。

 

“戦いを受けねばどうなるか分からない”――あの判断は、間違っていたとは思っていない。

対峙しても分かった。

彼の本質は獣――それも血に飢えた獰猛な獣だ。

 

 

「失礼します……お父様?」

 

「……どうした、海未?」

 

 

眉間に皺を浮かべていた所を、急に道場に入って来た娘に見られてしまった。

 

 

「あの、お客さんは……?」

 

「あぁ……さっき帰ったよ」

 

 

そう言うと、彼女は困ったような表情を浮かべた。

 

 

「どうした?」

 

「いえ……傘のお礼を言い忘れてしまいました」

 

「……そうか」

 

 

今日、彼が訪れた時のことを思い出して、さらにため息が出てきた。

 

自分が濡れるのも構わずに、あの少年は――

 

その優しさと、あの獰猛性。一見して相反する二面。

 

 

「つくづく、惜しい……」

 

 

あるいは彼が非情な男であったならば獣として生きることもできたのやもしれない。

また、彼があの才を正しく使えていれば――もし自分が彼を導くことができたならば。

後悔は尽きない。

 

 

「惜しい……」

 

 

去りゆく彼の顔がまだ目に焼きついている。

何かを思いつめ、すさみ切ったあの瞳。

 

――強くなったと思ったら

 

その遺言したがった意味はなんだったのだろうか。何ゆえにあの少年は強さを求めたのか。

 

これから先、彼にどんな運命が待っているのか。

 

彼の未来が明るいものであることを願わずにはいられなかった。

 




園田父VS津田京助でした。

これが彼が家出をする直前のお話で、時系列的には前回の話のすぐ後です。

次回の短編を最後にして本編に戻ります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。