「はあ〜……」
「ピグロどうしたんだ?」
こいつは俺の友達のナッツだ、ついでにピグロっていうのは俺のあだ名
「ピグロは普段から面倒そうな顔をしているが、今日のお前は一段と面倒そうな顔してるな」
こいつも俺の友達でトウマだ
「わかんないのか? アレだよ、アレ」
俺はソードアートオンラインの広告に指を指す
「あー、なるほど。お前の所の母さんがゲームの中でお前のその性格を矯正しようとしてんだったか?」
「そうだよ…何が悲しくて親とゲームしなきゃいけないんだよ……それに俺は勉強はしてないが高校のテストでも平均より少し上は点数取ってるんだぞ」
「まあ、気にすんな! 俺とトウマもソードアートオンラインを買うし3人でゲームできると考えればいいだろ!」
「そうだ! まあそう気にするな」
トウマが慰めてくれる
「んじゃ、俺はこっちだから」
俺は2人と別れた
「じゃあなー」
「また明日ゲームでなー」
「ただいまー」
「おかえり〜裕太話があるんだけど」
裕太それが俺の本名だ
「なに?」
「実はね店員さんの手違いでソードアートオンラインが一つしか買えなかったの」
おっ! これはラッキーじゃないですか
「そっか、なら母さんが楽しみなよ」
「何を言ってるの? 裕太がプレイするのよ?」
「ッチ」
舌打ちが出てしまった
「舌打ちしてもダメです母さんはね、裕太の性格を変えたいの……」
これは話が長くなるやつだな
「分かった! 分かっから明日は俺がゲームするからんじゃあ、俺は疲れたから寝るからね」
「夜ご飯はどうするの?」
「んー……別にいらない、おやすみ〜」
「おやすみ〜」
「俺は自分の部屋で眠りについた」
「……今何時だ?」
俺は起きて時計を見た
「11時40分か、少しねすぎたかな」
「おはよう裕太」
「ああ、おはよう母さん」
「ご飯食べる?」
「うん」
少ししたらいい匂いがした今日の昼ご飯は豚カツか俺豚カツ好きなんだよね
俺は椅子に座りご飯を食べた
「さて! 裕太早速ソードアートオンラインするわよ」
「母さんはしないんだろ……」
「いいのいいの!」
「それじゃあ始めるか」
俺はナーヴギアを被った
「リンクスタート」
なんてね、俺がそんな面倒くさいことをすると思ったか馬鹿め! 俺はこのまま寝ることにするか
「もう行ったわね、そういえばゲームしてる時ってこっちで何しても大丈夫だったわよね」
気になって目を開けると母さんは近くにあった熱いコーヒーを手に取った
「これをかけても……」
「ごめん!今からゲームするからそれだけは許して!」
「やっぱりね」
「はぁ、リンクスタート」
今度こそ俺はゲームの世界に行った
それからアバターの設定をした、名前はピグロだ容姿は変えていない別に自分の容姿に自信があるとかじゃなくて最低限のことしかしたくなかったからださらに色々な設定をして、俺は最初の街はじまりの街に転移した
「さて、やることは沢山あるが兎も角武器だな」
俺は適当に剣を買った曲刀だ、理由? そんなの1番最初に目にとまったからに決まってるじゃないですか
次にポーションを2本だけ買っておいた、まあ最低限の回復は必要だしな
「さて次はフィールドだな…」
俺はフィールドに出て青いイノシシを狩りまくった
「ブヒィ」
その鳴き声は豚の鳴き声だぞと心の中で突っ込んでから
イノシシの攻撃を避けた
「攻撃が単調すぎるんだよ!」
避けてからソードスキル、リーバーでイノシシを切った
それからかなり狩ってログアウトしようとしたが
「ログアウトボタンがない?」
リンゴーンリンゴーン
近くにあった鐘が鳴ると俺ははじまりの街に強制転移させられた
そこには茅場晶彦つまりはソードアートオンラインの開発者がいて、このゲームは死ねばリアルからも死ぬという説明を受けた。その説明を聞き怒る者や泣き叫ぶ者などいろいろいたが俺は安心していた母さんがこのデスゲームに巻き込まれなくて良かったなと
最後に茅場は手鏡を全員に渡したその効果は体つきや顔がリアルのものになる物だった、俺には関係がないがマジでやめて欲しかったのが女プレイヤーだった人がいきなりおっさんに変わった事だ
そしてチュートリアルが終わり俺はトウマとナッツを探した
「お〜い! ピグロ〜!」
「ん?」
俺が振り返るとトウマとナッツがいた
「ピグロ母さんは?」
「実はな、向こうの人の手違いでカセットが一個しかなくて母さんは巻き込まれずに済んだ………本当に良かった」
「お前……すごいな、こんな状況になっても人のことを心配できるなんて」
トウマが言う
「そんなことねぇよ、お前ら2人はこれからどうするんだ?」
「俺たちは暫くこの街に居て情報を集めてからフィールドに出ようと思う」
ナッツが言う
「そっか、俺はこのままフィールドに出るから一旦ここでお別れだな」
「珍しいな、お前が自分から動くなんて」
「前まで生きてるのが面倒くさいとかいってたのにな」
「正直今でもそれは変わってないけど、母さんは絶対自分のこと責めると思うからな」
「このマザコンめ」
ナッツが笑いながら言う
「マザコンじゃねぇよ! 親孝行だろうが」
「そういうと聞こえはいいな」
トウマも笑っている
「「「っぷハハハハハ」」」
側から見れば壊れたように見えるがこれは俺らの普段どうりだ
「さて! 俺たちは早めに情報を集めるよ」
「俺も早めにレベルを上げとくか」
「フレンド登録しておこうぜ!」
俺たち3人はフレンド登録をした
俺はナッツとトウマと離れてからポーションをできるだけ買ってからフィールドに出ることにした
「嫌です!」
路地の方から女の子の声が聞こえた
俺は気になって声の方向に行くと、ツインテールの女の子が2人組の男に絡まれていた
「おい!このロリコン共め」
俺は男二人に言った
「誰だよお前」
「正義のヒーローだー(棒」
「お前俺たちの事馬鹿にしてるのか?」
もう一人の男が言う
「いえいえ、馬鹿になんかしてませんよ……俺からしてみればそんな小さい子にたいして、いい年こいたおっさん2人がナンパしている方が馬鹿にしてると思うんですけどね?」
まあめちゃくちゃ馬鹿にしてるんだけどね、俺は面倒くさがりだけどこういうのは許せない、嫌がる人に対して何かをするとか弱いものいじめなどなどは許さない
「俺たちはベータテスターなんだぞ? この子に危険な事があったらいけないから俺たちが守ってやるって言ってんだ!」
「でも、嫌がられてんじゃん」
「う、うるさい!………そうだ」
男がニヤリと笑う
「俺とお前でデュエルして、俺が勝ったらお前は消えろ」
「おい! この子がまだ何も言ってないだろうが! 何勝手に決めてんだよ!」
「私は……大丈夫です」
「本当にいいんだな?」
「はい!」
「じゃあ初撃決着モードでいいな?」
男が聞いてくる
「ああ」
「「デュエル」」
男が斬りかかってきたのでそれを躱してそのまま横を切ったそのままその男に俺の攻撃は当たった
「ん? 弱すぎだろ」
「お前……本当に初心者か?」
見ていたもう一人の男が聞いてきた
「おう」
「くそ!!」
戦った男は叫んだ
「さて、俺からの命令はまずこの子の前に一生姿を現わすな……それから」
俺はわざとニヤリと笑う
「パンツ一丁で『僕たちはロリコンの変態なんですブヒィ』って言いながらはじまりの街をウサギ跳びで一周な」
「んな!? そんなことできるわけ」
「今、この街で俺の友達が情報を集めてるからそいつらの耳にお前らの情報がなかったら面倒だけど会いに来るから」
「………………」
男二人は黙り込んでいる
少しやりすぎたかな? まあいっか
「さて、俺はフィールドに行くかー」
「待ってください! お礼をさせてください!!」
女の子が言う
「いや、大丈夫だよ。まあこれからはこんなことに巻き込まれないようにね?」
「はい…私の名前はシリカって言います」
「俺の名前はピグロだ」
「その………フレンドになってください!」
「いいよ」
俺はシリカとフレンドになった
「ピグロさん! 必ずお礼はさせてもらいます!」
「あいよー」
俺はフィールドに出た、一刻も早くこのデスゲームを終わらせるために