長い眠りから覚めた眠り姫   作:パスタソースご飯

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UAがとうとう4000を超えました!
皆様本当にありがとうございます!
今回は私の苦手な分野ですが、頑張りました。
苦手な分野は後ほど・・・。
では本編へ
どうぞ


12話 再会、時間

あれから約5ヶ月、10月1日、拳闘大会6日前。

2ヶ月程前に魔法世界に来たネギと交渉をするとのことで私とお兄ちゃん、フェイトさんはオスティアに来ていた。

もちろんこのことをネギは知らない。

あれからの私を含めて。

お兄ちゃんは頃合を見て出ると言うので、私はお兄ちゃんと共にいる。

数分後、ネギを見つけた。

 

「フェイトさん気を付けてね」

「・・・・・・」

 

フェイトさんは相変わらず無言だったが、目を見てくれた。

これがフェイトさんの意思疎通らしい(お兄ちゃんに聞いた)。

人混みに紛れてネギに近付くフェイトさん。

ネギに気付かれたらしく、アスナさんや桜咲さんもやってきた。

しばらくすると椅子に座るフェイトさんとネギ。

2人の前には何かの飲み物がある。

アスナさんと桜咲さんはネギの後ろに立っている。

ネギが飲み物の中に何かを入れると場の雰囲気が変わった。

 

(そろそろかな?)

 

等と考えていると、ネギは飲み物が置かれているテーブルを真上に蹴り飛ばした。

 

「・・・《集式部分障壁》」

 

フェイトさんの顔の前に小さな半球型の障壁を展開し、ネギの拳を防ぐ。

 

「・・・出るか」

「そうだね」

 

お兄ちゃんの判断に同意し、ネギ達の前に姿を表す。

ネギが飛ばしたテーブルは、お兄ちゃんが転移で元に戻した。

 

「「「フィア((先生))!?」」」

「私はもう先生じゃないよ」

 

今は『完全なる世界(コズモエンテレケイア)』に所属する人間・・・いや、半人。

私はあなた達が思うような半人じゃない。

 

「フィア先生、病気じゃなかったのですか!?」

「病気?」

「はい、学園長からは新種の病気で病院にいると・・・」

 

向こうではそういうことにしていたんだ。

私にはもう関係ないけど。

 

「桜咲さん、私は修学旅行と途中からこっちに来てたよ?そして今はあなた達の敵。さぁネギ、決めてよ。麻帆良に帰るか・・・私達と戦うか」

「・・・どういう意味?」

 

あれ?

言っている意味がわからないのかな?

 

「君たちはただ僕たちを黙って無視していてくれ。それだけでいい。それで君達全員を麻帆良学園に無事返してあげるよ」

 

フェイトさんの説明分かり易いね。

笑顔で礼を言うと目を逸らされた。

これでようやくネギ達も理解しただろう。

その証拠に・・・。

 

「どーゆーことよ!?じゃああんた最初から私達なんてどうでもよかったってこと!?」

 

さっきまで黙っていたアスナさんが食って掛かる。

 

「ネギ君、ある側面から見れば確かに僕たちの目的はこの世界を破滅させることだ。だが、それも故あってのことだから・・・何も知らない君達は黙っていてくれないか。それで十分だ」

「・・・つまりこの《世界》と僕の《仲間》・・・どちらかを選べということか?」

そのとおり(Exactly(イグザクリー))

 

《世界》と《仲間》・・・迷っているね、ネギ。

今の君は教師、私の言っていたことを理解しているなら選択は1つ。

それで私達の障害が1つ消える。

もし自分の我が儘を通すなら・・・フェイトさんの願いが叶う。

どちらにしても目的に変わりはない。

正直、敵対して欲しいな・・・ネギ。

だって・・・それでお前を殺せる。

私はお前が嫌いだ。

この世から消したいくらいに・・・今すぐにでも殺したい。

早く選んでよ。

 

「・・・僕は・・・今後一切・・・」

 

いつの間にか話が進んでいてネギは帰ることを選んだ。

・・・つまらないよ、ネギ。

 

「・・・君達に・・・・・・手を・・・出さな゜っ」

 

ネギが言い切る前にアスナさんがアーティファクトを出し、ネギとフェイトさんの顔を叩く。

 

「少し黙って聞いてればなによあんたは!こんなガキのペースにハマっちゃって全然ダメじゃない!」

 

ああ、アスナさん。

あなたが私達の障害となるんだね。

でも・・・これでネギを・・・。

 

「こんな奴の言うことなんか聞く必要ないわよ!無視して全員無事にかえるですって!?」

 

ネギを殺せる。

そんな御託はいいから早く言ってよ・・・お前の答えを。

 

「で?ネギ君?」

「・・・ああフェイト、答えは否だ」

「では交渉は決裂だね」

 

瞬間、石の槍が桜咲さんを襲う。

が、切られて防がれる。

フェイトさん、言っていたようにネギは私が殺すよ。

フェイトさんに目で合図をするとネギは私を無視してフェイトさんに攻撃するが、空へと逃げ、ネギも追いかける。

 

「フィア・・・先生・・・どうして・・・」

「どうして?パパとママの願いを叶えためだよ・・・お兄ちゃん」

「・・・ああ」

 

お兄ちゃんに抱かれ(お兄ちゃんにお姫様だっこされちゃった)、巨大な石柱を10本程出したフェイトさんのところに転移する。

ネギを視認すると、煙管を咥えネギを結界で閉じ込める。

 

「《圧式閉鎖結界》」

「!?」

 

正方形の結界でネギ閉じ込めたあと、小さくしていく。

縮小されていく結界の中にいるネギはなんとか壊そうと殴ったり蹴ったりしているが壊れない。

お兄ちゃんとの修行で、絶対防御と呼ばれたママの障壁に近付いている(完全に壊れない訳ではない)。

が、フェイトさんの石柱を無力化しようとアスナさんの放った衝撃波が結界に当たり、パリーンと硝子が割るような音を出して破壊された。

 

(これが黄昏の姫巫女の力)

 

「う、ケホッケホッ」

 

口を抑えて咳き込む。

手を見ると血が付着していた。

 

「・・・フィア、大丈夫か?」

「大丈夫だよお兄ちゃん・・・まだ大丈夫・・・」

「・・・・・・無理はするな」

 

手に着いた血をハンカチで拭き、咥えていた煙管にも着いた血を拭く。

生きるためには完全に人をやめないといけないのかな。

まだ死にたくないよ。

でも・・・このやり方は変えられない。

煙管を咥えなおし、ネギを見ると私を見ていた。

私を敵として見てくれたようだ。

 

「《縛式固定結界》お兄ちゃん!」

「わかってる」

 

周囲に10センチ四方の結界を12個展開し、お兄ちゃんに転移させてもらいアスナさんと桜咲さん、ネギの四肢を拘束する。

前とは違うよ・・・ネギ。

 

「《突式伸縮結界》」

 

ネギの上に2メートル四方の結界を展開し、下に伸ばす。

ネギを拘束している《縛式固定結界》をも破壊し、地面に叩きつけ、動かないように押しつける。

 

「《貫式伸縮結界》」

 

地面に押しつけられているネギの周囲にいくつもの小さな四角錐の結界を展開し、刺す。

土煙でネギだけでなく、アスナさんや桜咲さんも見えなくなるが《圧式伸縮結界》を解除し、《貫式伸縮結界》の強度をあげる。

アスナさんと桜咲さんを拘束していた《縛式固定結界》はすでに破壊されている。

おそらく黄昏の姫巫女の力だろう。

土煙が晴れると3人の姿は見えなかった。

《貫式伸縮結界》を解除し、フェイトさん、お兄ちゃんと共に降りる(私はお兄ちゃんに抱かれたまま)。

フェイトさんの顔を見るとつまらなそうな表情をしているように見えた。

 

「逃げたか。フェイト、あいつらはいるのか?」

「・・・大丈夫だよ。お姫様の入れ替えは栞がやってくれる」

「ならいい。俺達は撤退す「《絶式多重球型結界》」・・・」

 

雷を身に纏った白いネギが攻撃を仕掛けてきたが、結界で防ぐ。

 

「フィア!自分が何をするのかわかってるの!?」

「・・・お前には関係ない。《滅式拒絶結界》・・・お兄ちゃん」

 

上空に3メートル四方の結界を展開し、前髪を耳にかけて赤い右目を出す。

《滅式拒絶結界》中にいるもの全てを拒絶し、破壊する結界。

ママの守る力を捕縛することに使い、パパの力で全てを破壊する、今では私しか出来ない技。

 

「・・・いいのか?」

「うん。それに・・・ケホッ・・・そろそろ限界だから」

 

また吐血、視界がボヤけてきている。

正直お兄ちゃんがネギを結界の中に入れてくれても破壊しきれるかわからない。

 

 

 

 

 

 

「わかった」

 

どうしてもネギを殺したいのだろう。

フィアは無理をして結界を維持している。

妹が頑張っているんだ、それを叶えてやりたいと思うのは兄として当然だろう。

ネギを見ると何かを感じたのか距離をとった。

 

(闇の魔法(マギア・エレベア)か、関係ないな)

 

エヴァさんの禁呪、なぜこいつが・・・。

ネギが認識出来ない速度で転移を完了させる。

ずっとこの道を歩んで来たんだ、これくらい簡単だ。

フェイトは見物か・・・フィアの願いを忠実に従うな、こいつ。

 

「あ、あああああぁぁぁぁぁ!!」

 

ネギを結界の中に入れた瞬間から破壊が始まり、ネギが苦痛に声をあげる・・・が。

 

「・・・フィア」

 

限界がきたのか、フィアは気を失った。

フィアの気が失ったことにより、全ての結界が解かれネギは解放される。

体中傷だらけになっていたが意識はあったらしく逃げていく。

追いかけようとすると・・・。

 

我 汝の真名を問う(アナタノオナマエナンデスカ)!?」

 

背後から少女の声が聞こえた。

振り向くと指に何らかの魔法具を着けた少女と犬の耳を生やした少年がいた。

 

「お前、まさか」

 

俺が言い終わる前に犬の耳を生やした少年が影を使った転移で逃げていった。

フェイトの情報にあった読心術師。

あの魔法具が名前を調べるものだとしたら厄介だ。

フィアは俺の体で隠れていたのでわからないが俺とフェイトは確実に知られることになる。

 

「チッ・・・フェイト、後は頼む」

 

フェイトなら追跡して石化でもするだろう。

今はフィアだ。

早く帰って休ませないと。

完全なる世界の本拠地にある自分の部屋に転移し、フィアをベッドに寝かせる。

 

「・・・フィア・・・俺を置いて逝くなよ」

 

フィアが考え付いた、絶対防御と呼ばれる母さんの力に短時間で近づく方法。

魔力だけでなく、自らの生命力をも使うこと。

半吸血鬼となったフィアの寿命は伸びたが、それにより寿命が短くなってきている。

このままだと1年持つかどうかも微妙だ。

おそらく完全な吸血鬼となっても不老不死はないだろう。

生命転換(ルードゥスビット)》フィアはそう言っていた。

確かにそれも使えば力は増すだろう・・・だが、その副作用が今のフィアの状態。

父さん、母さん、俺どうしたらいいんだろうな。

・・・・・・日傘でも買っておくかな。




最後まで読んでいただきありがとうございます!
誤字や脱字、アドバイス等があり、教えていただければ嬉しいです。
今回はゲストがいません。
ルインさんを呼んでいたのですが妹が心配と言われ、拒否されちゃいました。
すいません。
では、私の苦手な分野、前にも書いたような気もしますが戦闘です。
どう書いていいのか全くわかりません。
映像としてなら思い浮かぶのですが、文字となると表現が難しいです。
なかなか慣れませんね。
では次回、とうとう決着?
また次回に
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