1日1話!
フィア
「できるの?」
やります!
フィア
「2日目の今日でギリギリだったのに?」
うっ
そ、それは・・・・・・本編にいきましょうか!
どうぞ!
フィア
「あ、逃げた」
頭を抱え、蹲る。
私が・・・エヴァさんの手を・・・
そんな私を優しくて抱きしめてくれる人がいた。
「あの程度で私が死ぬとでも?・・・大丈夫だ。私はここにいる」
「・・・・・・エヴァ、さん?・・・手が」
私が破壊したはずの手で抱きしめられる。
周囲には血が付着しており、見間違いではないということがわかる。
なのに・・・エヴァさんの手は体に繋がっている。
「私は吸血鬼だ。魔物がいるんだ。吸血鬼がいてもおかしくはないだろう?」
納得・・・理解した。
治ったのかと。
でも1つ理解できない事がある。
「・・・・・・どうしてパパの《破壊》が私の右目にあるの?」
先程エヴァさんの手を《破壊》したのは確かに私。
赤く変色した私の右目で・・・
「・・・エドは、お前を連れて来た時には自身の寿命を悟っていた。母、カレンからはフィアという名前と・・・この煙管を残してこの世を去ったと言っていた。」
私から離れたエヴァさんは懐から黒い煙管を出し、私の左手に持たせた。
長さ10センチ程の小さな煙管だったが、私にはそれがとても大きく見えた。
1度、パパにママの事を聞いたことがある。
パパは悲しい顔をした後、笑って教えてくれた。
《・・・ママはね、いつも煙管咥えている程に煙管が大好きだったんだ。僕はそんなママが・・・やりたい事をやっている笑顔のママが輝いて見えて、好きだったんだ。やりたくないことは殆どやらなかったけどね》と。
聞いたときは煙管という物が分からなかったが、少しでもパパの悲しむ顔を見たくなかったので、それきりママに関する事を話さなくなった。
「エドはお前に残せるものはあるのかと考え、1つだけ思い付いた」
「・・・私の右目にある《破壊》の力?」
「ここに来てからは毎晩、負担がかからないように、お前が寝てから少しずつ右目に魔力を注ぎ、自身の力も注ぎ続けた。・・・その力がお前を守ってくれるという意味を込めてな。」
鏡の方を向き、右目だけを隠している髪を耳にかける。
パパの色、赤い右目。
「右目が赤くなったのはエドの魔力とお前の魔力の同調が無事に終わったからだと思う」
改めて右目を見る私を見てエヴァさんが説明してくれた。
その後、持っていた煙管をみて私は思った。
パパとママが守ってくれてる。
(・・・パパ、ママ。ありがとう。私はもう泣かないよ。だから・・・)
《天国では2人仲良く幸せにね》
「今日が本当の意味で目覚めだな。随分と長い眠りだったな《眠り姫》。おはようだな。朝食の前に風呂に入るぞ。こうも血まみれでは食える物もくえんだろう」
そう言って手を伸ばし、私がその手を取るのを待ってくれる。
残っていた涙を拭い、笑顔でエヴァさんの手を取る。
「おはよう。エヴァさん・・・それと、ごめんなさい」
エヴァさんの笑った顔を見るのは初めてかもしれない。
「おはようございます。フィアさん」
脱衣所の中には茶々丸さんがいた。
待っていてくれたんだ、私の事を。
「おはよう。茶々丸さん」
笑って言った。
こんなにも気持ちがいい朝は初めてかもしれない。
時は少し流れ、1月中旬
メルディアナ魔法学校を卒業し、修行先は日本で教師をやること。
今日初めて、修行・・・教師をする。
あの日から今日まで、エヴァさんに魔法学校では教わらなかったことを教わり、右目の《破壊》を自分の意思で使えるように的を作ってもらったり、まだまだ未熟だが魔法を使った実戦でも、魔法世界に行っても生き残れるだけの力をくれた。
エヴァさんには感謝してもしきれない。
少し前の事を思い出していると時間はすぐに経つ。
白いスーツを着て、靴を履き終えると、後ろから足音が聞こえた。
「行ってきます。茶々丸さん」
「行ってらっしゃい。フィアさん」
白いポーチを持って家を出る。
わざわざ見送りに来なくてもいいのに。
でも・・・少し嬉しかったりして。
家を出たのは7時半、8時半に学園長室と言われている。
エヴァさんが言うには30分程で着くらしいが、ゆっくりと歩いて景色を見たかった。
今日から始まる教師の生活とはどんなものかと想像しながら麻帆良学園へと歩いていった。
麻帆良学園女子校エリア《中等部 学園長室前》
思ったよりも広くて、エヴァさんに貰った地図が無ければ、確実に迷子になっていた。
腕時計を見ると、26分
(少しのんびりしすぎたかな)
緊張しながらノックし、中に入る。
「失礼します。フィア・
父の旧名、ルイーネ。
クロイツェルという名は危険ということで、メルディアナ魔法学校に入る前に名前を変えられた。
《フィア・ルイーネ》として今を起き、生きている。
《フィア・クロイツェル》という眠り姫は、再び眠りについている。
「フォフォフォ。君がフィア君か、すまないが少し待ってくれんかの。もう1人がそろそろ来るはずなのじゃが・・・」
「わかりました。・・・座っても?」
微笑んで頷いたので横に並ばれている椅子を適当に選んで座る。
気付けば指定時間の30分、学園長の言っていた人はまだこない。
それから10分後まだこない。
ふと学園長の方を見ると冷や汗が流れていた。
それからさらに10分後、予鈴が鳴る10分前。
校内放送でもそれに関する事が流れるがまだこない。
また学園長を見ると先程より酷く、冷や汗がダラダラと流れている。
学園長が何も言わないので私も何も言わず、もう1人を待つ。
予鈴3分前、「失礼します」と黒く長い髪の女生徒とオレンジ色のツインテールの女生徒の2人と共に入って来た、もう1人の人。
その人はよく見慣れた私の友達。
「・・・・・・ネギ・・・君・・・?」
エドワード
「こんな小説でも最後まで読んで頂きありがとうございます」
というわけで今回のゲストはエドワードさんで〜す!
フィア
「パパ〜♪」
微笑ましいてすね〜
どれ、私も
(。-∀-)ヾ(´∀`*)ナデナデ
ゲフゥ!
ちょ!?エドワードさん!?何故蹴飛ばすのです!?
エドワード
「誰がフィアに触っていいと?」
え?
エドワードさんそんなキャラじゃ「破壊」・・・
エドワード
「もし、誤字や脱字、アドバイス等があり、教えていただければ嬉しいです。それではまた次回に」
フィア
「主さん・・・ドンマイ」
・・・・・・・・・