「ウル・ルガル―――あなたに贈り物があります。」
私の名前を呼ぶ美しい女性――――赤ん坊の頃から私を育てている聖娼シャムハト。
彼女は本来、イシュタルを祭っている神殿の巫女であり聖娼婦として名高いのだが、色々と訳があって私の教育係になっているのだ。
彼女はこの世界での天と地の理を、常識や風習など様々な事柄を私に教えた。彼女の口から語られる事柄は私を驚かすには十分な内容で、耳を疑いそうになった。
正直、銀行やスーパーみたいなものがある事に驚いた。後、自分の住んでる城?城塞や街が凄い。現代日本でもあり得ないくらい頑丈な家やビルの様なモノが軒並み建っている。
始めの頃は、シャムハトに連れられ、街を散歩し、はしゃぎまくった。と、同時に自分の一応、父親であるギルガメッシュがこの城塞都市を築いたと実感し、戦慄していたが、色々と慣れた。
そう、慣れとは非常に恐ろしい物である。
私が街中を散歩すれば色々な人間が献上品とやらを挙って差し出したり、褒め称えたり、拝まれたり、疲れたと言えば、奴隷が自分から進んで椅子にして休んでくれとか言うし本当に怖い。正直、怖すぎて日が出ている間は散歩せず、夜に散歩しても、同じような状態になるから意味が無い。
まぁ、今では普通に献上品を貰っても驚かなくなったが、心臓に悪い。
そんなある時だ。シャムハトが私に贈り物があると言って、城の中にある場所に連れて行った。
その場所は自分の部屋の近くにある大きな倉庫のような豪華な屋敷だった。
シャムハトが何かを扉に向かって呟くと、その大きな倉庫の扉は開き、その部屋の中を見て私は驚きのあまり言葉を失う。
生前…いや、前世で使用していたモノを作るための設備…刀や剣、人形、絵などを作るための工房が一式揃っていたのだ。それも、材料もあり前世の頃よりもバージョンアップしている。
ついでに、なぜかは知らないがシステムキッチンの様な台所もあるし、もう意味が解らない。
意味が解らなかったが、私は沢山のモノが作れると思い狂喜乱舞し、シャムハトに感謝した。そんな姿を見たシャムハトは何故だか複雑そうな顔をしている。
私はそんな彼女を余所にモノを作ると言う理由で工房から追い出すと、早速、モノを作ろうと張り切った瞬間、服のポケットに突っ込んでいた例の謎のタブレットから着信音が鳴る。タブレットを見ると、神の眷属からメールが届き、その中身と言うのが…。
『欲しい材料があれば、何時でもメールしてください。どんな場所でもちゃんと送りますので。あと、付属した画像の武器を腕試しに作ってください。』
そう書かれていたので、メールに付いてきた画像を見る。
「
老人――――いや、転生し、少年となった男…ウル・ルガルはニヒルに笑う。
そして、彼はこれから先の英雄たちに渡る宝具を自らの愉悦のために生み出すのであった。
あの当時の聖娼は巫女でもあり花魁の丈夫のように勉学等に通じていたのだろうと思ってます。シャムハトはその中でも一番、頭がよく美人だったのでしょう。
神に近いため、神寄りにしたい存在に送ったりするんじゃないか(適当)
そして、主人公はさっそくMONO作りに突入するぜ!