Fate/URUKU   作:カイネm

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第四話 O☆TA☆ME☆SHI

 

 

 

 

「フハハハハハハ!!!こんなに沢山モノが作れるとは…ククク…!最高にテンションがハイって奴だぁああ!!!!WRYYYYYYYY!!!!」

 

 

そう一人に少年が奇声を上げながら、唯ひたすらモノ…武器を作り上げている光景は異様である。天寿を全うした老人の精神は転生した事により、若い魂に生まれ変わり、その影響で精神も若返っているため、身も心も子供になっている。老人の頃ならば興味を示さなかった漫画にすら興味を持ち読み漁り、その漫画のネタを叫んでモノを作る有様……精神が成熟し、老人の頃に近くなれば思い出して頭を抱えて引き篭もりそうだ。まぁ、精神は体と言う器によって左右されるため仕方ないのだろう。そもそも、この工房…空間が…『個』の力に満ちているこの時代の人間ですら卒倒しかねない程の圧力と歪みで満ちている。その原因は、勿論、彼が調子にのって生み出した数々の武器だが…。

この工房で平気な顔をしていられるのは、武器を作り出した張本人と神と名のつく力のある存在か、それに近いモノ…もしくは、彼の父であるギルガメッシュぐらいだろう。

――――神の眷属は思う。

神の言うとおり、彼ならば英雄王ギルガメシュに殺されるような事はまず無いと言っても良い。彼を殺すと言う事は、原典を、財をドブに捨てると同意義だからである。そもそも、他の転生者の様に調子に乗ってギルガメッシュに対して、無礼な事をしたり、やらかすような真似はしないだろう。

だがしかし、違う方面でやらかす気がしてならない。ギルガメッシュに対してではなく…〝世界〟に対して何かしそうな気が…。そんな事を考えながら、神の眷属は意を決して少年に話しかける。

「う、ウルさーん。頼まれてた材料を持ってきましたよー。」

「ハハハハ!!!ついに来たか!!!人々の祈りの〝結晶〟とやらが!!!」

「えぇ…頼まれたモノは全部…にしても、まさか、この短時間…一週間んでこんなに沢山の武器を作り出すなんて…。」

彼のテンションに眷属はドン引きしながら、数百本かそれ以上、並べられている武器を眺めた。どれもこれも一級品の武器であり、その価値は計り知れない。

「ハハハハハハハ!!!!この程度で驚くのは早いぞ!!!さっさとその結晶をYO☆KO☆SE!約束された勝利の剣(エクスカリバー)全て遠き理想郷(アヴァロン)が完成せんではないか!」

そう彼が叫び、指差した先には、傍から見れば完成している一本の剣と鞘があった。剣は黄金の、神秘的な輝きを放ち、鞘に関してはその剣を納めるには十分の力があり、剣よりも強力な力を感じる。

「もうそこまで完成させてるんですか?!約束された勝利の剣(エクスカリバー)全て遠き理想郷(アヴァロン)をほぼ完成させるなんて…!」

「この俺が使用する魔法を詰め込んだ究極の守りと星を守る力を宿した剣だからな…流石に第六魔法はまだ(・・)防げん。後は、その結晶を入れれば完成だ。」

「・・・・・。」

驚きを通り越して無言になった眷属は結晶を黙ってウルに渡す。彼はしばらくの間、結晶を眺めると、約束された勝利の剣(エクスカリバー)全て遠き理想郷(アヴァロン)の前に持って行く。彼の手に収まり切っていない人々の祈りが籠った結晶は、瞬く間に工房を覆い尽くすかのような眩い光を放ち、剣と鞘に吸い込まれていた。そして、星を守る幻想の剣と究極の守りを宿した鞘が完成する。完成した剣を持ちあげ、一通り彼は眺めると、満足したのか鞘に納める。

「…本当に完成させたんですね。」

「あぁ、作ってやったぞ…さて、試しに色々するか…。」

そう彼は言うと、自身の作った武器…約束された勝利の剣(エクスカリバー)等を背後に出来た波紋…宝物庫に放り投げていく。

「え?何を?」

「何をって、ちゃんと武器が使えるか試しに行くから武器を纏めてるんだよ。後、素材集めな。」

「いやいやいやいや、そんな事をしなくても平気です!!!!!全然、使えますって!!!試す必要はありませんから!!!それと、素材なら私が…」

「何を言ってるんだ貴様!!!!どんなモノでもちゃんと使えるか試すのが普通だろ!!!もし、使えなかったらどうするんだ!!!!後、ある程度、武器も揃ったし貴様に頼まずとも自活する!!」

そう叫ぶ彼の言ってる事は真面かもしないが、神の眷属は非常に焦っている。あの大量の武器…もと言い宝具をぶっ放したらただ事で済む筈がない無い。

「この世界が神代だとしても、貴方の作った武器をぶっ放すのは流石にまずい―――――…って、何処に行った!!!」

神の眷属が止めようとしたところ、何時の間にか少年は消えていた。恐らく、空間移転系の魔術か魔法を使ったのだろうが、非常にまずい。

そう思った瞬間、遠くの方で爆音が聞こえ、地面が揺れる。

 

神の眷属は頭を抱えた。

 

 

 

 

 




次回、英雄王風SI☆TU☆KE
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