Fate/URUKU   作:カイネm

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神々「ギルガメッシュとは別の意味でアカン・・・どうしてこうなった・・・。」








第六話 SI☆TU☆KE

 

 

「――――――天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!!!」

 

 

 

背後から突如、強大な歪み…自身が放った約束された勝利の剣(エクスカリバー)以上の力を感じて振り返れば、其処には父であるギルガメッシュが円筒状の剣を振り下ろし、此方に向かって、常世を、世界を砕く程の砲撃を放っていた。ウルは瞬時に手に握っていた約束された勝利の剣(エクスカリバー)に対して周囲に有ったマナを湯水のごとく吸い込ませ、此方も全力の一撃をそれに対して真正面から迎え撃つ。

「―――――ッ!エクスカリバァアアアアアアアアアアアアアアァアアアア!!!!」

原初の地獄と星を守るため生み出された剣が一足早く激突する――――。

真逆の性質を持った2本の剣は互いに拒絶しながら、その衝撃波で周囲の空間を、大地を、空や雲も、無造作に引きちぎり、破壊し、星を侵食していく。

その攻撃に星は悲鳴を上げるが、そんな事を気にしないと言わんばかりに、両雄は力をぶつけ合う。

傍から見れば、お互い一歩も引かぬ攻防戦に見えているが、もう既に決着は見えは始めていた。

「フハハハハハハハハハハハ!!!!どうした!?貴様の力はその程度か!?この程度で疲れていたら話にならんぞ!!!」

「黙れ!!!!何の挨拶もなくソレを背後から撃ってくるんじゃねェ!!!死ぬだろ!!!」

「父であるこの我に命令するか!!!罰として貴様の持っている宝物を没収する!」

「ざけるなぁあああ!!!どうせ奪い取るつもりだったんだろぉォオオ!???」

「何も聞こえんな。」

「おのれぇええええええ!!!」

なんとか天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)の衝撃を和らげようとするも、寧ろ反対に力が増し、約束された勝利の剣(エクスカリバー)でその斬撃を受け止めるのが徐々に難しくなり、押され始める。

本来、約束された勝利の剣(エクスカリバー)は外に居る存在からこの星を守るために生み出された剣だ。一個人の力では真の力の一歩手前までしか解放できず、全てを出し切れるわけではない。

「(このままじゃまずいッ…!もう一か八かでアレを使う!)」

そうウルは思うと背後の宝物庫から一本の鞘を取り出し、高らかにその真名を叫ぶ。

全て遠き理想郷(アヴァロン)―――――!!!!」

五つの魔法すら寄せ付けぬ魔法の鞘は、原初の地獄と激突し、その地獄を理想郷に入らせないため、未だに世界を引き裂き続ける『乖離剣エア』を遮断し拒絶する。

途端、世界の歪みはついに耐えられなくなり、二つの相対する力の狭間にて膨大なエネルギーが弾け、彼ら諸共、周囲に膨大な光を撒き散らし、全て飲みこみ爆発する。

 

 

 

 

凄まじい光景を眺めていた泥人形はその戦いを後にこう語った―――――世界を破滅させかねない酷い親子喧嘩だったと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






やめて!天地乖離す開闢の星の特殊能力で、全て遠き理想郷を焼き払われたら、ウル・ルガルは死んでしまう!
お願い、死なないでウル!あんたが今ここで倒れたら、これから先の英雄たちに渡る宝具はどうなっちゃうの? ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、ギルガメッシュに勝てるんだから!

次回「ウル・ルガル死す」。デュエルスタンバイ!
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