魔法少女リリカルなのは〜救済へのミチシルベ〜   作:東仙ミカゲ

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二話目です。

向こうではサブタイトルつけて無かったからすごく微妙になると思います。


二度目の生を生きる為に

「目を------して------。」

 

何かが聞こえる-----。誰が------?

 

「目を覚ま------。」

 

半分意識が戻ってくる。どうやらさっきから揺れていたのは

俺を起こそうとしてゆすっていたらしい。

 

「ここ、は-----。」

 

完全に意識が覚醒する。そのことを確認した

俺は目を開ける。------目を疑った。

目の前に満点の星々輝いている夜空に、

そして、美しいと形容するのが安っぽいほど

------まさしく芸術作品のような女性が俺の隣に座っていた。

 

「ようやく目を覚ましましたか?ヤヨイ。」

 

その声を聞いて思わずゾクッとした。

まるで世界で一番すばらしい歌声を聴いているのかと

思ってしまうぐらいに綺麗だった。

そう思っていると、どこか心配そうな目で

こっちを見ていたので、慌てて問いを返す。

 

「はい、しっかりと覚めています。」

 

そう答えると女性はニッコリと笑う。なるほどとても美しい。

いや、むしろ可愛らしいという表現のほうが妥当か。

 

「それならよかったです。

そして、先ほどの問いに答えましょう。ここは天界です。」

「天界・・・」

 

どうやら天国と同等の場所に来てしまったらしい。

そういえばあの二人は神のところに送るって言ってたっけ・・・

 

「はい、天界です。あ、自己紹介してませんでしたね。

私は天照大神です。」

「それで天照・・・」

「全部言わなくてもいいですよ。アマテラスでいいです。」

「そのアマテラスさんはいったい・・・?」

「はい、あの二人----聖王さんと覇王さんに頼まれたので、

あなたが暮らしていた時代より遥か先の時代に転生させるわね。」

 

なるほど。命を司っている神か。もしくは万能なのかもしれないが。

 

「理解しました。」

「よろしい。転生させるにあたっての注意とかはいる?」

「大丈夫でしょう。」

 

・・・なんとも当たり障りの無い応対を

している気がするが・・・まあ、おいておこう。

 

「まあ、あなたなら大丈夫か。じゃあ次に、

転生するときに4つ、特典をつけます。」

「特典?」

 

なんだろうか、すごくチート臭い感じがする。

 

「はい。とりあえず先にあなたが行く場所について

簡単に説明するわね。次元世界は分かるわよね?」

「それはもちろん。」

「その次元世界の内の一つ、地球に行ってもらって、

そこの海鳴市にある家族のところに行ってもらうわ。」

 

行ってもらう?どういうことなのだろう。

生まれ変わるのではないのだろうか。

その疑問を解くために俺はアマテラスに問いかける。

 

「それはいいけども・・・普通に生まれ変わるのでは駄目なのか?」

「大丈夫。その辺りはちゃんと考えてるから。

・・・話を戻すわ。今の世界ではベルカ式じゃなくて

ミッド式が主流になっていてね。今では

どんなデバイスでも作れるようになっているわ。」

 

なんということだろうか。本来使っていたものが、世界が

無いことに驚愕する。そういえば聖王がもう無いって言ってたっけ・・・

 

「なるほど・・・で、だ。そうなると俺はどういう経緯で

その海鳴市とやらに行くんだ?」

「あなたは断罪王の子孫・・・ということにして、

ミッドチルダ郊外に生まれるの。けど、

ロストロギア・・・あなたのデバイスのことなんだけれど、

それが暴走、転移することで海鳴市に行くことになるわ。」

 

だとすると魔力は問題ないな。俺に魔力なんてあってないようなものだし、

無理やり無くしたことがあっても切れたことは無い・・・

ってこれは記憶に残ってるのか。よく分からんな。

 

「なるほど理解した。・・・さて、4つのうち3つは決まったぞ。」

「あら、なら聞かして頂戴?」

「まず一つ、デバイスに関しての技術と知識を。」

 

なにしろまったく体系が変わってるのなら新しく覚えたほうが

手っ取り早いしな。

 

「なるほどね、オッケーよ。次は?」

「その世界で本来起こるはずの出来事を教えてくれ。」

 

そういった瞬間アマテラスは固まった。

なにやらぶつぶつ呟いている。原作知識?何のことだ?

 

「・・・まあ、いいわ。でもどうして?」

「俺が介入することによって未来が変わる。だったらハッピーエンドがいいだろ?」

 

一瞬戸惑った表情を見せるが、顔を緩め頷く。

 

「わかったわ。それはあなたの記憶に直接送り込むわ。」

 

その返答に満足し、頷く。

 

「とりあえず3つ目なんだがな、これしってるか?」

 

そういって懐から取り出したのはDVDだった。

 

「・・・なんでガンダム?」

「なんでもいいだろ。・・・これの技が使えるデバイスを二つくれ。」

 

そういったらアルテミスが急に近づいてきた。ていうか顔が近い。

 

「何でこれがあなたたちの世界にあるのよ!?」

「知るか!転移した先がこんなんばっかだったんだ!なぜか魔法もあるし!」

 

右手で額を押さえてため息をつくが仕方ない、というような表状でこちらを見る。

 

「わかったわ・・・まあいいでしょ。転生するときにはそばにあるから。」

「よし!サンキュな!・・・とりあえずこんなもんかな。」

「あれ?四個目は?」

「向こう行ってからでもいいか?決めれんかったからさ。」

「仕方ないわね、特例よ?」

「助かる。」

 

やれやれ、と頭を振りながら同意してくれるアマテラスに感謝する。

 

「まあまあ、このくらいは・・・ね。あらもう時間切れ?扉が開いちゃってるわ。」

 

前半部分のことを尋ねようとしたが、何かに引っ張られていて、うまくしゃべれない。

 

「ちょっ・・・!まだ聞きたいことが・・・!」

 

最後まで言えず、扉に吸い込まれてしまう。

 

「なんてガラにもないことしちゃったのかしら。

・・・気にすること無いか。がんばってね、ヤヨイ君。」

 

その呟きは誰にも知られずに------星空に消えた。

 




急に名前が出ましたが当初から名前はヤヨイと決めてました。


けど古代ベルカの時代にヤヨイって言う名前は明らかにおかしいのでぼかしました。

次はキャラ紹介ですね。
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