ありがとうございます!
今回も、特別話書きます!
今回は、アストレアさんのお話です。
前回言い忘れて(書き忘れて?)いましたが、アストレアさんの見た目は、青髪ロングヘアーで、スタイル抜群で顔は・・・そうだな・・・読者の想像に任せます!
サボったんじゃありません。『俺にとっての一番』が、『読者にとっての一番』にはならないからです。『あなたが一番かわいいと思った顔』が、アストレアの顔です。読者の数だけ
「アストレア」は存在するといっても、過言ではありません。ほら、シュン君も、可愛いとしか言ってないでしょう?
つまり、そういう事です。
さぁ、前書きがいつになく長くなってしまいましたが・・・
それでは、本編どうぞ!!
私は、親を知らない。
いや、覚えていない。
何故かと言うと、親は、私が物心つく前に殺されたから。
その理由は、確か―――――――
私は、みんなから、『魔法が使える』と言われて育ってきた。実感は無い。どんな風に使うのか、自分が本当に使ったかさえわからない。そんなこと、誰に何度言っても、信じてもらえなかった。私にしてみれば、使ってるのを見たことがない魔法の方が信じられない。
私に名前は無い。みんなはあるのに、私だけない。
嫌だった。『女神の巫女』、『最後の魔法使い』、『フォレストエルフの希望』・・・使えもしない魔法のせいで、みんな、普通の目を向けてくれない。珍しい動物でも見るような目しか、向けてくれない。妙に大切にされたって、嬉しくない。だって、みんなが大切にしているのは、私じゃない。私の、『みんなの頭の中で描いてる魔法』だから。
私が、7歳でそれを悟ったのは、少々遅いかもしれなかった。そう思える扱いだった。
私が、『少しでも魔法から離れたい』という本音と、『自分の身は自分で守りたい』という建前でもない理由から、『王都立剣術指南学校』に入学してから、11年と3か月たった、ある日のこと。暑い夏の日のことだった。
「いーよなぁ、ミコは。」
そう言った彼は、は、レオ。私が通う、『王都立剣術指南学校』の高等部3年C組、つまり私のクラスメイトだ。
みんなそうだが、『女神の巫女』だから『ミコ』と呼んでいるようだ。
「何がよ?」訝しげに・・・見えるように尋ねる。
どうせ「魔法使えるとかすげーなー俺も使いてーなーねーねー教えてよー」とかいうに決まってる。子供も大人も、みんなそうだ。
しかし。
「魔法は見たことないからわかんねぇーけどさぁ、お前、剣技もそんじょそこらの男子よりずっとつえーじゃん?どー修行すればいいんだ?」
「!!・・・今、『剣がすごい』って言った?」
「?うん、言った教えてくんね?」
「うあぁぁ・・・!!」
「え、ちょ、どうした!?」
素敵!まさか、私の魔法以外をほめてくれる人がいるなんて!!
「あぁ、今日はなんて素晴らしい日でしょう!」
「・・・大丈夫?」
レオが呆れた口調で聞いてきた。でも、そんなのどうだっていい!先生だってほめてくれなかったのに!
「・・・ミコって、レオのこと好きなの・・・?」クラスのレーアが聞いてきた。
「ええ!そりゃぁ、魔法以外をほめてくれた方なんて、他にいらっしゃいませんもの!レオさん、お友達になりましょう!!」
「お、おう、いいよ・・?」
なんか周りが引いた目で見つめてくるけど、全然関係ない!!
「ああ、本当に、ありがとうございます!!」
私は、この日、いつになく上機嫌で過ごすことができた。
家に帰るまでは。
「剣が上手い?あたりまえでしょう、どうせ肉体強化の魔法でも使ってるんでしょうから。」
そんな事を言って私の機嫌を一気に斜めらせたのは、執事のヘーゼという者だった。執事と言うことは、私の方が立場は上のはずなのに、なぜか偉そうというか、舐めたな態度をする。
「何度言えばわかるのですか。私は魔法など使えません。」
「そんなわけないでしょう。もしそうだったら?こんな扱い受けませんし・・・ね?」
私は、家に帰ってきたばかりだ。通学カバンを持ったまま、とりあえず誰かに今日の一件を伝えたくて、とりあえず話しかけたのが、ヘーゼだったのだ。それは、失敗だったと後悔している。
「なぜ、見たこともない魔法を信じられるのですか?」
「そこ、そこですよ。誰も見ていなかったら、誰も信じませんよ。だから、誰も見てないわけぁないんですよ。・・・そんなこともわかんねぇですかぁ?」
いちいちイライラさせてくる。家主であり、いつも優しくしてくれるアランおじさんに何度言っても、この人はいなくならない。
「・・・はぁ、もういいですよ。ヘーゼさんに言ったのが間違いです。」
アランおじさんのところに行こう、と思い、そんなことを呟くと、
「なぁんだ、もう来たのか?」
はぁ?と思い、どういうことですか、と聞く間もなく。
口を布で塞がれた、と思う間もなく、私の意識は途切れた。
目を覚ますと、そこは、見慣れない部屋だった。なんだか、汗臭い部屋だった。
「ここは・・・?」
思わずつぶやくと、
「よぉ嬢ちゃん。目が覚めたかい?」
「あは、起きた~ 」
たくさんの男の人がいた。なんだか、よくわからないけど、怖い人たちだった。
「あなたたち、なに・・・?」
おびえながらも、思わず聞いてしまった。
「おじさんたちはな・・・」
大柄なおじさんが答えようとすると、
「誘拐犯って知ってる?僕たちはソレだよ 」
そう割り込んだのは、とっても明るい声で、(エルフでの)40歳(人間の10歳くらい)くらいに見える、少年だった。
「おい、馬鹿、この子が怯えちゃうだろ!」
やせ気味のおじさんが言った。でも、意識には入ってこない。手が縛られていることに、言われて気付く。
「誘拐犯、ゆうかいはん、ユウカイハン・・・)」
とにかく怖かった。何をされるんだろう、私、私・・・!!
「なーに言ってんの、ゲインさん。
「ひっ・・・・・・!!」
この少年が怖い。何も考えられなくなる。
「ごめんよ、この馬鹿のせいで。じゃ、おじさんは、怖い人と一緒にあっち行ってるからな。」
「えー、そりゃないよー、これからが面白いのに―」
「お前は黙れ!・・・じゃ、違う人が来るから、じゃぁね!」
そして、その人たちがいなくなってからしばらくして、3人のおじさんがやってきた。なんだか、大柄のおじさんと違って、変な感じがする。
「うへへ・・・あいつら居なくなったし、楽しむか。」
「ああ・・・うひひ・・・」
「・・・!!」
「このおじさんたちは、危ない!!さっきの少年の方がましなほど、危ない!!
「いや・・・いやぁ・・・!!」
どんどんおじさんたちが近づいてきて、私の服を、どこからか取り出したナイフで、切り裂いた。そして、その手を、私に触れさせようと・・・!?
この人たちがいる、このままじゃだめ・・・!!
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
そして、辺りは、白い光に包まれた。
―――アストレアsideout
―――ゲインsidein
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
声の主は、『大柄のおじさん』とでもいうべき、強さと優しさを兼ね備えた、グリートという男だった。
しかし、彼は、たった今発生した、巨大な閃光に、飲み込まれた。
ここは、フォレストエルフの駐屯基地。俺たちは、捕虜だという青髪の少女の面倒を少し見た後、少女の開放を求めて、司令部へと赴いたのだ。そして、指令室に入ろうとした、その時だった。光が襲ってきたのは。
背中を押される。
「隊長、サダル、お前たちは生き残って、おれたちのぶんまで・・・!!」
「グリート、ガルアァァ!!」
「先輩方ぁ!!」
どうやら、ガルアは、俺たち二人を押したようだった。
かろうじで、体を焼かれずに済んだ。しかし、喜べない。
サダルは、『僕たち誘拐犯』と少女に言った少年と同一人物と思えないほど、暗い声で言った。
「ふふふ・・・先輩方の100倍は苦しませてから惨殺してやるよ、クソ犯人。」
「ああ、いくぞ・・・」
俺たちは、光が焼け野原にした基地を、駆け出した。
―――ゲインsideout
―――アストレアsidein
「うそ・・・私・・・私・・・!!」
もう、わけが分からない。
「これが魔法?なら、私は・・・」
そう呟いた時、何かが近づいてくるのを感じた。
「・・・逃げないと。」
殺される。逃げることだけを『信じた』私は、当てもなく逃げ出した。
―――――――追いつかれる定めと知らず。
気が付けば、アインクラッド第三層にいた。運悪く、短距離転移の先に、追撃部隊がいた。
「(逃げられない!)」
悟ってしまった。『信じる』ものがなくなった。
――――もう、駄目だ。そう思った時。
「お前ら、何しているんだ!!」
その声とともに、駆け付けたものがいた。
昔、本当にやさしかった、アランおじさんが読み聞かせてくれたおとぎ話に出てくるような騎士ではなかったが。
ともし火のような、温かさと、騎士も驚くような、燃え盛る勇気を持った。
―――――勇者だった。
いかがでしたか?
フォレストエルフの隊長が言ってた、『魔力の暴走』のお話でした。
・・・次回は、2000UA突破したころにしよう・・・かな?と思っています。
作者の都合で、2500UA突破後になる・・・・・・かもしれないです。ならないようにしたいけど。
次回は、アストレアがキリトとアスナに初めて会うお話・・・・・・・・・の予定です!
ご意見ご感想お願いします!!
それでは、また次回!!
・・・俺がキャラ崩壊してないかな・・・?