2000UA突破!!ありがとうございます!!
というわけで今回は、クラップ君の過去編です。
彼は、おかしくなってしまった人ですが、まぁそれなりの理由があるのです。
それでは、どうぞ!!
これは、今でもたまに悪夢として見る記憶だ。
一人称が<オレ様>ではなく<オレ>だった頃から、《クラップ》になるまでの話。
オレは、比較的・・・いや、かなり裕福な家にいた。でも、それだけ。《普通》の子供だった。しかし、我が家では、《普通》ではだめなのだ。
「なんで、あの子たちより高い点数が取れないの?家庭教師を雇っているじゃない!」
それが、母親・・・楯宮
勉強、勉強、勉強、勉強。いつもそればかり。飯も作らず、執事メイドに任せっぱなし。ちなみに、この時オレは一般的には幼稚園の年長、つまり六歳。先生に言われた、最初の言葉が
「お、大人びてるね・・・」
と、ドン引きだった。まぁ、オレは周りの幼稚さに驚愕していたので、そのくらいには大人びているんだろう。
訂正。《普通》じゃなかったな。《中高生なら普通》だな。・・・やばすぎるだろ。自分で言うのもなんだが。なんでこうなった。後、飛び級で中学生になってたわ。有り得ねぇよ。ミ〇ネ屋とかZ〇Pとか来ねぇけど絶対裏で金が廻ってるだろ・・・・・・六歳児の思考じゃねぇ・・・
でも、母は、「中学生レベルの」トップを目指してた。てゆうか、高望みすぎるだろ。・・・以上だよ泣きてぇよ泣いていいよね六歳だもん。
って泣いたら家でクッソみたいに怒られた。オレの親ってオレの年齢八歳ほど間違えてるよね!?
「何故、皆と同じことしかできぬのだッ!!」
これが親父、楯宮
「劣等な弟を持って、恥ずかしいですわ」
姉である
そして、そんな家族と一緒にいて楽しいわけもなく、学校が楽しみで楽しみで仕方なかった。唯一、家で癒しとなるのは、犬の《クラップ》だった。当時、普通の中学生くらいの英語力しかなかったオレは、どんな意味か知らなかったが、まぁ、こいつは超かわいいゴールデンレトリバーだった。名前の意味とか関係なく、愛で続けた。ちなみに、命名:母である。
そんなある日の、俺の誕生日。。オレは、中学二年レベルだったはずなのに、高校に行かされることになった。いや、この学力で飛び級とか、恥さらすだけっていうか、七歳!無理だろ!?
というわけで、クラップと一緒に家出したいと思います。
しかし。
クラップのところに行くと。
犬くらいの大きさの、
紅い塊が。
転がっていた
「ああ・・・ああああああああああああああ!!!!」
何故だ・・・何故、クラップが、あんな風に、ならなくちゃ・・・
「何よ、五月蠅いわねぇ」
母、いや、撫子だ。うっとうしそうな声を上げる。
「何って・・・・・・クラップが・・・・・・クラップが、なんで、こんな、ゴミみたいな扱いを・・・・・・!!」
オレがそういうと、撫子は、
「あら、知らないの?《クラップ》っていうのはねぇ――――――――――」
そして、最低な言葉を、撫子の口から聞いた。
「――――――――《クズ》って意味なのよ?」
「・・・・・なんて言った?」
「だから、《クズ》だって言ったの。どこの言葉なのかは自分で調べなさい。じゃないと勉強にならないから。」
「・・・ざけるな」
「ん?なんて言ったのかしら、もっと大きくないt」
「ふざけるなぁぁぁぁ!!」
そう叫んで、オレは撫子に突っ込んでいった。
その直後、視界が青く染まった。
そこから、記憶は無い。
次に目を開けると、見たことのない天井が見えた。とりあえず起き上がってみる。やはり見たことない部屋だった。そして、金持ちだったはずのオレの家よりも豪華な気がする。あの変わった形のツボ、絶対馬鹿みたいに高い素材で、阿保みたいに手間暇かけてるはずだ。絶対いらねぇ。いやいや、ツボなんかより、
「・・・・・・ここ、どこだ・・・・・・?」
「む、目が覚めたか」
・・・・・・・・・・・・・・・誰だこのおっさん」
「そんな言われ方をすると寂しいな、蓮司君」
「いや、だから誰?」
オレが求めてんのは情報だ、そんな視線じゃない。寂しそうな眼を向けられても、どうしようもないから。
「ああ、済まない。私は、茅場
・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
「茅場?正三?いやいや、伯父だったら、もうちょっと覚えているはずでは・・・・・・?」
「だから言っただろう、忘れ
「あ、ああ、あれか、脳みそいじくってるやつか、なぁんだ・・・・・・って、ヤバくね?前々から思ってたけど」
「・・・・・・君の様子を数分見れば、誰でも気付くがね、君が異常に精神的に成長しているということにということに」
「自覚あります・・・」
などと話していると。
「父さん、彼は?」
と、オレより六歳ほど年上に見える少年がきた。
「ん?おお、来たか、晶彦。紹介しよう、彼が、楯宮蓮司君だ。」
「ああ、さっき言ってた・・・」
「ああ、そうだ」
「あの・・・・・・」
話についていけなくなったので、
「オレ・・・・・・何故ここにいるんでしょう?」
聞いてみた。
「まず、君はどこまで覚えているんだい?」
正三が問う。
「えーっと・・・・・・撫子・・・・・・母に殴り掛かったところです」
「何故そんなことをしたんだ?」
聞いてきたのは晶彦だ。
「飼い犬を・・・クラップを、こ、こ、殺されたからだ・・・・・・」
「クラップ・・・・・・何故そんな名前を?」
また聞かれた。そりゃあ、この単語の意味を知ってるなら聞きたくなるだろう。
「・・・・・・撫子・・・母だ」
「・・・・・・・・・そうか、つまり、殴り掛かろうとした瞬間、意識が切れたということでいいか?」
茅場は納得したようだ。
「ああ、それで大体合ってる」
・・・うん、合ってる。
「・・・それで、君が意識を失ってからのことだが・・・・・」
と、正三が前置きして言ったことは、とても信じられなかった。
「撫子は死んだよ。眉間に穴を空けてね」
「・・・・・・は?」
いや、なんで?オレなんかに出来ることは限られている。銃も持っていない。そんな中で、眉間に穴を空けることなんてできるはずが・・・・・
「まぁ、君にはそんな芸当できないことくらい、解っているがな。だが・・・・・」
「ああ、誰が、どのようにやったか、解らないということだね、父さん。」
推理が進められていく。ここで、もう一つ、情報があったことを、思い出した。
そういえば、意識が途切れる前、視界が
「青?」
「ええ、青です」
「そうか・・・・・・こっちでも、できる限りのことはする。」
「ありがとうございます!」
「あ、敬語じゃなくていいよ」
「え・・・なんでです?」
「あれ、言わなかったっけ?」
一泊おいて、衝撃の事実を言った。
「蓮司、君は今日からうちの養子になるんだよ?」
・・・・・・は?
「聞いてねぇよ・・・・・・」
そして、オレは茅場家の養子になった。
正三とその奥さんである恵子の意見により、オレは小学校からやり直すことにした。だって、七歳だし。
んで、仲良くなった・・・・・・いや、無二の親友となった奴がいる。
上風瞬矢。それが、そいつの名前だ。
瞬矢は、ビックリするほどいい奴だ。みんなにいい奴、というワケでもなく、嫌な時は嫌とハッキリ言う。嘘も言わず、信頼もできる奴だ。
そして、オレとビックリするほど趣味が合う。今度の土曜も、オレの家(茅場家)で、ガ〇プラ合宿を開くことにした。ちなみに、フリーダムとデイスティニーならディスティニー派だそうだ。だよな、必殺技の塊だもんな、ロマンあふれるよな!
・・・まぁ、それはいいとして、問題は、オレの家(茅場家)が、学校からかなり遠いということ。オレは、専属ドライバーが運転してくれるからいいんだが・・・っていうか、毎朝毎朝「俺と、ひとっ走り付き合えよ」とか言うのやめてほしい。真っ赤なスポーツカーとかなんだよ、どこの仮面ドライバーだよ。
・・・それより、楽しみでならない、合宿のことを考えた。さ~て、PG用意するか。あいつなら、「こんなに嬉しいことは無い・・・・・・!」って泣いてくれるはずだ。「HGしか買えない・・・俺は、PGにはなれない・・・・・・!!」とか言ってたし。「俺が、俺たちが!PGだッ!!」って言いながら渡そう。うん、オレサイコー、オレ超イケメン。自分で言ってどうする。
とまぁ、こんな感じで浮かれていたんだ。
その知らせを聞くまでは。
瞬矢が乗る電車が、事故に遭った。
「ッ!!瞬矢!!」
オレは、走って外に出ようとした。しかし、小学生の足では、遅い。遅すぎる。そこに、真っ赤な車で、一人の男が現れた。
「ひとっ走り、付き合うぜ!」
お前は・・・仮面ドライバー!!
「ああ、頼む!」
そして、オレたちを乗せた赤い車は、問題の電車へと向かっていった。
着いてみると、それはそれはひどいものだった。
事故の内容は、暴走列車が、前の電車にぶつかった、と言うものだ。
暴走の原因は、車両の制御コンピューターのハッキングによるもの、だそうだ。
「クソッ!!
瞬矢を探しに行こうとする。が
「だめだ、ここは子供が入っていい場所じゃない!!」
そこで、オレは抵抗した。
「離せよ・・・ダチが、瞬矢が待ってンだよォ!!」
あれ、オかしイな、言、バが・・・・・・?
そしてまタ、視界ハ、青く染マる・・・・・・
次に意識が戻った時、オレは、すぐ目の前に瞬矢が倒れているのを見つけた。
「瞬矢ッ!!」
オレは叫びながら抱き起す。
「・・・・・・え、っと・・・・・・」
「瞬矢、解るか!?オレだ、蓮司だ!!」
「れん、じ・・・・・・?」
「そうだよ、いつも、レン君って呼んで、仲良くしてくれただろ!?」
「ごめん、わかん、ない・・・・・・」
オレは。どうやって家に帰っただろう。ただ、気付いたのは、、目の前に兄さん(晶彦)がいたことくらいだ。
「よう、いつから居た?」
「ふぅ・・・・・その様子だと、何かあったな?」
「ああ、あったよ。今日来る予定だった瞬矢。あいつ、記憶を失ったらしい。
「・・・・・・そうか」
「・・・・・・・・・しばらく、ほっといてくれ。」
そう言って、自分の部屋へと向かう。
そして、ベッドに潜る。
夢を見た。何故夢だと解るかって?有り得ないからだ。いくらなんでも・・・・・・
オレ
次の日。
瞬矢の運ばれた病院が分かった。
勿論お見舞いに行く。
すぐに向かう。
「ひとっ走り付き合うぜ!」
「ありがとう!」
赤い車は病院へ向かう。
A病棟五階三番病室。そこが瞬矢のの部屋だった。オレは、その部屋を見つけると、大急ぎで病室に駆け寄り、ドアを開けた。
「おい、瞬矢!大じょ・・・う、ぶ・・・・・・・・・?」
何故オレが黙ったか。それは。
そこに、オレがずっと勝てなかった、天才がいたからだ。
そいつは、オレ同様、超級の飛び級をした男で、その名を。
瞬風太と言った。
「やぁ、蓮司。久しぶりだな」
「そっちこそ、なんでいるのかな風太君」
「フウ君、あの人、」
「ああ、あいつと話しちゃだめだ。」
「なんで?」
「そうだ、なんでだよ」
「え?だって――――――――――」
「君、ヒトゴロシじゃん」
「・・・・・・・・・・・・・は?」
「ひと・・・・・・ごろし・・・・・・?そうなの・・・・・・?」
「ば、おまえ、何言って」
「ああ、病室でこんな話するのもあれだし、僕らはもう帰るけど・・・・・・良いかな、シュン?」
「うん、いいよ・・・・・・」
なぜ、こいつらは、こんなに仲良しなんだ?さっきから、あだ名で呼び合って。
「うん!ごめんね!じゃあね、シュン!」
「うん、じゃあね、フウ君」
「よし、行こうか、蓮司君」
そして、オレは、なすすべもなく病室の外に連れていかれた。
連れていかれた先は、休憩所だった。本棚に、こ〇亀がいくつか入っていた。コンビニで売ってる奴が。もちろん、読む気にはならない。
「(瞬矢・・・・・・なんで、オレ
「ん?どうした?まぁ、それより、さっきの続きをしよう。」
そして、オレの耳元に口を寄せて、風太は言った。
「
青・・・もしかして
「右手には鉄パイプ、左手には金属バット。路地裏に居た人たちを駆逐する。おいおい、パ〇ダヒーローだってもっと白いぜ?なんてったって、お前は、善悪関係なく、そこにいたからって殺したもんなぁ?」
「うそだ・・・・・・あれ、夢じゃなかった・・・・・・!?なら、オレは、オレ様・・・!?なんだよこれ、オレ様ってなんだよ、『オレ』じゃないのかよ・・・・・・一体、何なんだよ・・・・・・!?」
そして、風太は、もう一言。
「大丈夫、
そこからは、よく覚えてない。ただ。
風太の目が、
次の日。オレは、学校には行かないよう、父さん(正三)と母さん(恵子)に言われた。やっぱり、夢じゃなかったみたいだ。
「もう、どこにもいかないでね」
「うん、わかったよ、母さん・・・・・・」
それから、十年経った。
世間一般の同年代なら、高校二年生だ。
だが、オレは、ずっと家でパソコンでゲームをする生活を送っている。
ようは、ヒキニートというやつである。
だって、オレ、なんか人殺し扱いなんだもん。外なんか出れるわけないじゃん・・・
でも、ゲーム
ちなみに、兄さんは、研究者としての顔だけではなく、ゲームプログラマーとしての一面を持つ。すげぇなおい。
なんでも、脳みそとゲーム内のアバターをダイレクトに繋げてしまう、つまりゲームの中に入るという、みんなの夢を叶える超素敵なプロジェクトを進めている。
そして、今日も、データ取の為にゲームに入る。
しばらくして。
またどっかで待っていた、『その日』がきた。
「待たせたな、これがβ版だ」
それは、千個目のβ版だった。兄のコネでゲット。運が良すぎる。
「ありがとう、兄さん!よっし、早速ログインするぞ!!」
「ああ、楽しんできてくれ。私の夢を。」
「おう!」
そして、あの言葉を口にする。
「リンク・スタート!!」
βテスト終了直後。
「くそー、クリアできなかったぜ・・・・・」
「フッ、βの時点でクリアできるほど、私のゲームは甘くないぞ」
「・・・・・・ほんとだよ」
「さて、実は前に作った、他のゲームがあってね。やるか?」
そして、兄さんは、どこからともなく、プレ〇ステーションだのなんだののソフト(自作)を取り出す。
「私は仕事があってできないが・・・良いかい?」
「いいや、大丈夫だよ、兄さん。いつもありがとう」
「済まない。では、もう行くよ」
そう言って、兄さんは歩き去った。
―――――本当にありがとう、兄さん。
オレ様を縛ってくれて。
ソードアートオンライン正式サービス版発売日。
「蓮司、正式サービス場版だ。」
「・・・・・すごいね、兄さん」
「ふっ、この程度、造作もないことさ。・・・それより、覚悟はあるか?」
「ああ、勿論さ」
「では、行って来い・・・『私の世界』へ」
この時の「勿論さ」は、ただのノリで言ったものだった。「覚悟はあるか?」の意味も、このときは、ただのノリだと思っていた。
しかし、それは間違いだった。
そして正式サービスが始まって数時間。始まったチュートリアル。
「うそだ・・・うそだ、うそだ、うそだぁ!!!」
裏切られた。兄さんに。それを言わなかった、父さんや母さんにも。
・・・・・・・・みんな、みんな、オレの・・・いや、オレ様を、裏切った。なら、復讐暗い良いよな?
「さぁ、クズ野郎の、クズ野郎による、クズ野郎のための、――――――――」
「―――――――――――復讐の、始まりだ。」
いかがでしたか?
次は、5000UAになったらやるつもりです。
ご意見ご感想お待ちしています。
それでは、また次回。