ソードアートオンライン~女神の涙~   作:ka

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どうも、kaです!

最近、ハーメルン以外でSAOに触れる機会、全然ないような・・・?あ、ちょいちょいロストソングやってた。・・・まぁ、そんな程度です。

「アインクラッド編」とか付けてたこともありますが、ALO編いけたら付け直すことにしました。

それでは、本編どうぞ!!


第七話  森の奥の女神

俺、シュンこと上風瞬矢は、今、アインクラッド第三層にいる。

 

チュートリアルと言う名のデスゲーム宣言の時は、記憶が断片的になるほどビビっていたのに、最初に新層の大地を踏むたぁ何事だ。

まぁ、俺の第二人格・ゲイルの働きかけによるものが大きいと自己完結してしまっているが。

 

何はともあれ、俺は、元βテスターキリト、天才剣士アスナの二人とともに、こうして第三層へとたどり着いたことは変わらない。

 

 

その第三層だが、一言で表せば・・・『森』である。ぐるりと見回しても、森しか見えない。

 

リアルタイムに思考を戻す。

とは言っても、今は、三人で森を眺めているだけだった。

キリトを見ると、「・・・さて・・・」と呟きながらウィンドウを開き、メッセージを飛ばしたようだ。

「誰宛だい、キリト?」気になったので聞いてみた。

「ん?ああ、アルゴだよ。一時間以内に転移門が開通することを広くアナウンスしてくれって送ったんだよ、念の為。」

「へぇ・・・マメだな。」

「まぁな。」と言い、森を飽きることなく眺め続ける細剣使い(フェンサー)さんに声をかけた。

「えー、お楽しみの所すみませんが・・・・・・」

「・・・?なに?」キリトに笑顔を向けるアスナ。森、きれいだもんなぁ。誰だって笑顔になるよなぁ。「キリトだからじゃないよな。そうだよな。うんそうだ。そうだ他にないy」「何言ってんだお前」キリトが話しかけてきた。

「ん?」「いや、何でもない・・・」・・・何だったんだ、今の?※声に出てたことに気付いてません。

「・・・・・・で、何?」アスナが、「自分で呼び止めたんでしょ早く要件言いなさいよ」って笑顔しながら言った。

「ん、ああ」と言いながら、右手人差し指で前方を指す。その先には、今いる石敷きの道が、20メートルほど先でY字になっている。分かれ道だ。

「あの道、右に行くとすぐ主街区、左に行くとしばらく森が続いて、抜けると次の村。

「・・・うん。」

「・・・ほう。」

俺とアスナは、それぞれ返事をした。

「本来なら、まずは主街区で転移門を有効化(アクティベート)するべきだけど、俺としては、その役目はディアベルたちに任せたい」

「・・・・・・うん。」

「・・・・・・で?」

2人で返事する。

「理由は、まぁ人目に付きたくないってのもあるけど「コミュショー」黙れ。それより、先に森で済ませておきたいタスクがあるからだってのもある。まぁ、どっちも俺個人の事情というワケで・・・「コミュショー」だから黙れ。」

アスナの笑みが薄れてきた。そろそろ本題に入ろうキリト。茶々を入れたのは俺だが。

俺はこの二人と一緒にいる時間が比較的長いからわかる。いや、タイミング次第では三分でもわかる。アスナの機嫌がウルトラナナメってるときは、キリトが言葉や行動の選択をミスったときだということが。

ミスった場合、俺にも飛び火が来る可能性がある。だから、

「じゃ、俺はメンテと補給したら、次の村に行くよ。」

「あばよ、カップル 「おいゲイル馬鹿!!」」

なんか最近、ロクなことしねぇなこいつ!!そんな事を考えながら、「健闘を祈るぜ!」と叫んで走り去る。ホント、健闘を祈るぜ、キリト。ご機嫌ウルトラナナメモードのアスナさん相手だからな。

「・・・ご愁傷様。」

走りながらつぶやいた。

 

 

 

 

その後、キリトは、シュンを追いかけようとするアスナを必死に止めて、あるクエストに挑んだことを俺が聞いたのは、しばらく後の話。

 

 

 

 

 

 

 

回復アイテムの補給を終え、さて武器のメンテをしようと主街区を彷徨っていると、

「おい、聞いたか?」「何を。」「プレイヤーの鍛冶屋が現れたんだってさ!」「例の詐欺師じゃなくて?」「それがさぁ、ピンクの髪の美少女何だと。」

なんて会話が聞こえた。その二人を追いかけ、右にいる方の肩をつかむ。

「・・・今の話、よく聞かせてください!!」

 

ネトゲに出会いを求めるのは間違っているだろうか。

従来のもの(PCなど)なら「間違っている」だろうが、このゲームなら「間違っていない」だろう。なんせ、基本リアルと同じなんだから。

そんな理論により、アニールブレードのクエ終わったあたりから、実は出会いも求めてたりする。アスナ?あの人はキリトが取っちゃたからね。無理無理。

だから、《美少女鍛冶屋・リズベット》の情報を手にした俺は、彼女のもとに向かう。

 

 

 

 

 

「はい、成功したわよ!」

リズベットさんが俺に差し出したのは、<ヒート・ブレード+3>だった。

「うおぉぉぉ!!三連続成功!すげぇ!」

素材も、最低量しか使ってないのに、である。「この娘ならいける!」という謎の自信、かどうかも怪しいものを頼りに、やってみた。

「そんな量でいいの!?いえ、よろしいのですか?」と言われたほどだ。

「見せてもらおうか、美少女鍛冶屋の腕前(せいのう)とやらを。」赤い大佐風に煽ってみたりした結果、「最低限の素材で三回連続強化成功」と言う偉業を、目の前で達成したのである。

ちなみに、NPCのイカツイおっさんでは、一回も成功できないことである。

「いいねぇ!プレイヤー鍛冶師!!今後も利用させてもらいたいよ!いやぁ、まさかここまでとは!!美少女鍛冶屋は化け物か!!ってくらいだよ!」

「いやぁ、それほどでも・・・あるかな 」

よし、機嫌がいい!

「じゃあ、フレンド登録、してくれない?」

「いいわよ!あたしのこと、宣伝してね!」

こうして、俺とリズベットは、フレンドになった。

 

 

 

レアだけど使わない装備をプレゼントした。<ターン・ハンマー>を見た時なんか、「え!?こんなレア装備、いいの!?」とか言われた。

いやーかわいかったなぁーいよっしもっと強くなって彼女を守るぞと決意し、森の奥へと向かって駆け出した。

 

「(助けて・・・こっちに来て、誰か・・・!!)」

俺が、運悪く遭遇した《エンダ―・トレント》という、こんな低層の、こんなところじゃありえねぇだろってくらい強い木のモンスターにスラントで止めを刺したところで、それは聞こえた。頭の中に響く、声のようなものが。

「なにが・・・!?「とにかく行くぞ!」」

声が聞こえた方へ、駆け出した。

 

 

 

「クククク、どうしたどうした!見せてみろよ、『魔法』を!!」

「・・・なに?」

魔法?ファイアブレスはあっても火炎魔法は無いこの城で、魔法だと?

「く・・・(使えるべきもの無くては・・・)!!」

「!!さっきの声だ!」

辿り着いた俺が見たのは。

蒼い髪の女性が、複数人の男に、踏んだり蹴ったり剣で切ったりされてた光景だった。

 

クエストログに『女性を助けますか?』と表示され、ノータイムでOKを押す。

「おい、お前ら!!何してるんだ!」

「なにって・・・見てわかるだろ?異分子を排除しようとしてんだよぉ。」

「異分子・・・?」

「そうさ。魔法を奪われたエルフのはずなのに、まだ使える(・・・・・)っつぅからよぉ」

「・・・喜ぶべきじゃないのか?」

失われたはずのものが、残ったんだから。

「よろこぶぅ?馬鹿言え、他の陣営が攻撃する理由として、十分すぎるだろ、失われた魔法なんて」

「でも、神の御前でしか使えないっていうから、戦力にならねぇよな、なら邪魔なだけだな 」

「おまえら・・・!!」

なんて自分勝手なんだ・・・!!

「おっと、英雄気取って俺たちに挑むのは止めるべきだぜ、死にたくなきゃ。」

「お、やっさしー 」

「そんな・・・」

俺は、思わず声を漏らした。

「ん?」

 

 

「そんな好き勝手、させるもんかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

怒りの咆哮を。

 

《ソニックリーブ》を、最寄りのエルフ・・・《フォレストエルブン・エリートソルジャー》の腹に突き刺した。

「ぐ、うう!?」と唸るエリート。「リ、リーダー!?」子分エルフが叫ぶ。

「<ヒート・オン>!!」

刀身が、赤く燃え上がる。しかし、そこまでしても、HPは20%も減らなかった。

「な・・・!?」

「すきありぃぃ!」

「がはっ!?」

脇腹に、リーダーエルフの蹴りが突き刺さる。ただのキックなのに、4%もHPが減る。

「ぐ・・・だが!!」

俺は、かろうじのところで踏みとどまり、

「ぜあぁぁ!」

タックルをかます。

「グッ・・・!!」

HPは全然減らなかったが、体制を崩すことはできた。

「ハァァァァァ!!」

<バーチカルアーク>を決める。クリティカルヒットし、HPを30%減らした。

「ぐぬぅ!?」

「シャッ!」

「がッ!?」

子分エルフが、切りつけてきたのだ。大したダメージは無いが、体勢が崩れた。

「(まずい!)」

集中攻撃をされれば、俺のHPはすぐに尽きるだろう。

――――死ぬ?

だめだ、キリトが、アスナが、ディアベルたち攻略プレイヤーが、そしてリズベットがいる。

目の前には、俺の助けを待つ少女がいる。NPCでも、だ。

「ここで・・・」死ぬわけには、と言う典型的セリフを言う前に、

HPゲージが、一気に(・・・・・・・・・・)回復した(・・・・)

「「「「「「・・・・・・・・・・は?」」」」」」

俺だけではなく、敵エルフまでもが、呆然とした。

そして。

「「ぎゃあぁぁ!!」」

子分エルフ×2が、ガラス片に変わった。

その奥にいたのは。

 

「・・・ありがとう。貴方がいなければ、私はもう死んでいた。」

ゆっくりと、少女は語る。

「自分のことを顧みずに、無様でも守るために戦う姿。・・・目覚めの来ていない英雄のようでした。」

「・・・君は・・・?」

思わず声に漏れた。

「私の名は、今はありません。あなたの為に戦うと決めたもの、とだけ言っておきます。」

「*?{”~#(#$()’%・・・《スライザ》!!」

意味不明な言葉の羅列(おそらく魔法の呪文)を唱え、手を振りかざすと、

「ぐぎぃ!?」

子分エルフのうち一体が、両手斧のフルスイングでも喰らったような反応をした。

「これが・・・魔法?」

「何故だ!何故使えるんだ!!さっきまでは、間違いなく・・・!?」

「本当は、神である必要はないんです。戦いを捧げる相手がいれば。」

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

今回初登場の少女、名前はまだないです。次回発表するので、お楽しみに!

意見感想等、お願いします!!

それでは、また、次回お会いしましょう!
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