ソードアートオンライン~女神の涙~   作:ka

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どうも、kaです。

金剛さんが改になりました。これからも頑張りマース!!


てなわけで、本編どうぞ!!


第八話  その名は

「戦いを・・・捧げるもの・・・?」

「ええ、そうです。」

これが、少女とおれの、最初の会話だった。

「ふ・・・!!」

会話に割り込んできてものがいる。

「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

それは、少女と俺が出会うきっかけを、醜悪な形で提供してくれた 者である。

名は知らないが、5人の子分を引き連れて、一方的に殴って、いや、弄っていた、《フォレストエルブン・エリートソルジャー》。

『ただ敵を増やすだけで、戦力にならないから』と言う建前のもとに集団リンチを慣行していたのに、ここまでの反撃を受けたのだ。

戦力にならなかったのは、本当かもしれない。

とても冷めた、つまらない言い方だが、『助けに入ったプレイヤーのHPゲージが半分以下になったら、魔法が使えるようになる』と、システム的に定められているなら、少女がどんなに祈ったて、周りがどんなに喚いたって、使えないだろう。だが、『たまたま一回できたからいろいろ言われてるけど、それ以降全く使えていない』という『設定』によっていたぶられていたのだ。

全く・・・・・・

 

「ふざけているのは、お前らだ!!」

俺は叫んだ。

「エルフは元々、魔法が得意だったんだろ!?だったら、ちょっと才能がある奴から、ほんのちょびっと出てくるくらいあるだろ!」

「ちょびっとなもんか!あんなものが!」

「言葉を間違えていたな。戦力にならなかったのではない。我々の戦力を削ったのだ(・・・・・・・・・・・)

「・・・なに?」

「一度だけ、彼女の魔力が爆発し、我が同胞たるフォレストエルフの勇者が、10人も死んだのだ!!」

「リ-ダー、それ機密事項じゃ」

「五月蠅い!!そんな事どうでもいい!!」

「・・・それだけか(・・・・・)。」

「なに・・・!?」

「その一回だけなのか・・・?」

「そうだ。その一回の為に・・・!!」

「あんた、リーダーってことは、指揮官だよな?」

「それがどうした。」

苛立った声で答えた。

「お前が指揮を執った作戦で、死者は出なかったのか?」

「それがどうしたと言っている!!」

「わざとやったなら、罰を与えるべきだ。だが、殺したかったわけではないだろう。お前も、あの娘も!!」

「・・・・・・だが・・・私は、私は手を下していない!!だが、その女は!!」

「あんただって、敵兵とはいえ、命を奪っただろ!!」

「・・・ッ!!!」

「な?命をその手で奪うことが罪なら・・・お前らあれだな、大罪人。」

そう言い放ったことで、フォレストエルフたちは、明らかな動揺を見せた。このまま論破し続ければ、言葉で屈服させられるかもしれない、と思ったのは、虫が良すぎたか。

「・・・ルサイ」

「なに?」

「うるさぁぁぁっぁあぁっぁぁあっぁぁあぁっぁあい!!!」

無茶苦茶に剣を振るってきた。表情も歪んでいた。自棄にでもなったのか?

「クッ・・・!!」

リーダーの剣を受け止めた。が、背中に、重い衝撃を受けた。

視界の右端で、子分エルフの一人が構える剣が、ライトエフェクトを(・・・・・・・・・)帯びた(・・・)

ソードスキルだ。

「クソ!やっぱつえぇな、ソードスキル!」

結構な量のHPを持っていかれた。

「#”$%$&!・・・フリア!!」

「ぎええぇぇぇ!!」

子分エルフの一人が、炎に包まれた。火炎魔法のようだ。

そして、俺の前に、こんなウィンドウが現れた。

 

『新ソードスキル解禁-《サーマル・スピンドル》』

 

ご丁寧なことに、発動モーションまで載っていたので、それに従った。

すると、俺の剣が、<ヒート・オン>時の三倍位の炎が燃え上がり、よくある回転切りの軌道を描き、残りもフォレストエルフ二人を、切り裂く。

「・・・・・・・・・後悔、するなよ・・・・!!!」

それが、結局名前も聞けなかったリーダーエルフの最期の言葉となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁ~~~、終わったぁぁぁぁ!」思わず、その場に倒れこんでしまった。

HPは少女が満タンにしてくれたが、精神的疲労はもちろん残る。

「で、君は大丈夫?酷くやられてたけど。」

首を少女に向けながら聞いた。

「はい、おかげさまで!」

すっっっっごく可愛い笑顔で、そう答えた。

よく、アニメとかでキュンと来た時、ハートに矢が刺さるが、それがバズーカの直撃できた、と言えば伝わるだろうか。

「お礼をさせていただきたいのですが・・・」

なんかもじもじしだした。

「ん?じゃ、ありがたくいただくよ。」

「はい!!それではどうぞ!!」

と言って、両手を広げた。なんか出てくるとかもなく、だだ顔を赤くしているだけだ。

「あの・・・品物はなんですか・・・?」

尋ねてみた。不安になったからだ。『ハグ一回』とかだったら、いくら美少女でもギリギリ割に合わない。と。

しかし。その答えは。

「・・・・・・・・・・・私です。」

「・・・・・・・・・・・・はぁ?」

一体何を言っているのだ、この少女は。

「私が、貴方の所有物に、なります。貴方がいらっしゃらなければ、もうここに無き命。なので、貴方に捧げます。」

「な・・・!?」

俺の全身に、衝撃が走った。

どれくらいかと言うと、某ロボットアニメの、宇宙移民用の建造物を再利用したレーザー兵器の直撃をもらったくらいだった。

俺の脳内で、欲望と理性の戦争が始まった。

数で圧倒的に勝る欲望。理性が一瞬で捻り潰されるかと思ったその時、リズベットとキリトとアスナの顔が(何故か)浮かんできた。それにより理性が(謎に)パワーアップしたため、何とか欲望を抑えられている。

「そ、そうか。ではまず、名前を付けようか。名前無いって言ってたもんね?」

「え、宜しいのですか?先に、私の体を思う存分堪能した後でも」

「良くない!そんなことしたら、俺は今までの俺じゃなくなる!!だから欲望サイドへの支援はやめてくれ!!」

「むぅ・・・そうですか・・・」

「あああああああ!!残念そうな顔するなあああ!!」

理性サイドが押されている!このままでは・・・!

 

「じゃ、名前を決めていただきましょう!」

「あ、ああ、そうしよう。」

「下僕とかでもいいですよ?」

「いちいち煽るな!」

そんな小(?)悪魔的なところも含めて可愛らしい。が、戦闘中は、神々しさに溢れている。

美の神なら、聞いたことあるが、可愛さの神なんて聞いたこともない。

正義の女神なら聞いたことはあるが。

そういえば、可愛いは正義とも言うんだっけ。

 

そこで、思いつく。

 

・・・可愛い=正義+神々しさ→正義の女神・・・!

 

「・・・きめた!」

「なんでしょう?」

ワクワクしているって書いてある顔と言うのはこういうものかって顔だ。

 

 

「君の名前は・・・『アストレア』だ!!」

正義の女神の名前、そのまま使っただけである。

 

「はぁぁ・・・!!ありがとうございます!!」

気に入ってくれたみたいだ。よかったよかった。

うむうむ、と首を縦に振ると、ウィンドウが現れた。

 

『女神の巫女 アストレア が、あなたの使い魔になりました。』

 

 

「女神の巫女・・・?」

たしか、英語でgoddess meidenだったと思う。

・・・そんなモンスター、見たことも聞いたこともない。

 

 

「ところで・・・」

と間をおいて、少女改めアストレアは訪ねてきた。

「貴方の名を聞き忘れておりましたが・・・」

「ああ、自己紹介まだだったな。」

俺は一泊おいて、

「俺はシュン。これからよろしくな、アストレア!」

と言うと、

「はい!シュン様!!」

ツイ〇バスターライフル並みの破壊力を持った笑顔とともに、元気な返事をしてくれた。

 

 

 

 

その後、メールでアルゴに聞いてみた。ゴッテス・メイデンなるモンスターの有無を。

結果はNOだった。また、今回俺が挑んだようなクエストは、β時代の最前線でも確認されていないという。ただのアップデートか、もしかしたら<ヒートブレード>が関係しているかもしれないともアルゴは言った。クエストレアドロップ品を持ったものにだけ

受注可能なクエストなのかもしれない、というのが彼女の仮説だ。

もっとも、今の俺には、その情報はあまり重要ではない。

何故なら、見る人見る人、アストレアにナンパしてくるからだった。

そんなのより、人払いの仕方を教えてほしい、とメールしたが、

『まァ、頑張るんだナ 」と帰ってきた。

・・・あの野郎、いや、女だからアマが正しいかな、今度会ったら覚えてろよ。

 

ナンパ民を回避しながら宿屋を目指す途中、聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「ク、クククククライン19歳、独身ぐほぉぉぉ!?」

クラインだった。第一層でキリトに剣を教わっていた、あのクラインだった。

当然の礼儀として「久し振りぃぃ!!」と挨拶しながら、アストレアを助けるための腹パンをかます。

 

「げほ、げほ・・・ってシュン!?おめぇ、久しぶりだなぁ!だがよぉ、久しぶりの挨拶が腹パンったぁどういう事だよ!」

「てめぇが道端で見かけただけで|俺のアストレアにいきなり自己紹介する怪人になってたからだ。」

と言うと。

 

「な!?て、てめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「うわ、な、ぐはぁぁぁぁ!!?」

「しゅ、シュン様!?」

なんだなんだ!?いきなりソードスキルをぶち込んできやがった!!しかも早い!ライトエフェクトすら視認できなかったぞ!?

「さっきのキリトといい、今のおめぇといい・・・ちくしょーー!!おめぇらなんか・・・うああああああああああ!!!」

なんか、こう、自棄にしか見えなかった。

「あ、」

俺は察した。

キリトはアスナと、俺はアストレアと・・・付き合ってるとでも思われたのだろうと。

あの二人のやり取りは、いちゃついてるようにも見えるし、俺の「俺のアストレア」宣言も、付き合っていると解釈されても文句が言えないものだった。

 

「・・・面倒なことにならなきゃいいけど・・・」

「本当ですよね・・・」

「「はぁ・・・」」

2人そろってため息をついた。

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

プログレッシブで、何故クラインがいなかったのかというのが気になり、
勝手に設定を付け加えました。
キャラ崩壊のタグつけようかと思いました。いや付けます。

UA増えるのが思った以上に早くて、もうすぐ1000行きそうです。
1000UA行ったら特別話書くみたいなこと言ったので、大変です。
嬉しい悲鳴ってやつですかね。

意見感想等など、お願いします!!
では、また次回。
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