「よし、ここまでとしよう。 なのは嬢、フェイト嬢」
「「ふぅぅぅ…」」
セージの言葉に、なのはとフェイトは座禅を解いてへたり込む。
ここは『巨蟹宮』、なのはとフェイトはセージから
「座ってただけなのに、予想以上に疲れるの」
「本当、何だか頭が重い…」
「そうでなくては修行にならんよ。 よし、お茶を淹れてこよう。
2人とも肩の力を抜いて休んでおれ」
セージはそう言って奥へと戻っていく。
なのはとフェイトはあの一件…時の庭園での戦いで
とはいえ、快人たちのように本格的な
目覚めたとはいえ、なのはとフェイトの
正直に言えば
だが、2人には他の才能が備わっていた。
『魔法』である。
実際のところ、魔法は非常に汎用性の高い、強力な力である。
そこで考え出されたのが魔法の補助としての
時の庭園での戦いの時、2人の魔法は
同じ現象が、他の魔法でも確認されたのだ。
そこで2人のインテリジェントデバイスとセージ、アルバフィカの協議の結果、2人の方向性は魔法を
その姿を見ていた快人が、
「…そのうち『
とか漏らすのだが、それは先の未来を見据えたような結構的を射た発言だったりするのだがここでは知る由もない。
なのはとフェイトはセージを待つ間、視線を訓練中の快人とシュウトへと向けた。
「おらぁ!」
「はぁ!!」
連続した打撃音。
今、快人とシュウトは組み手の真っ最中だった。
組み手といえど、お互いに
観戦しているなのはとフェイトは感心したようにその戦いを見続けていた。
「相変わらずすごいね、あの2人」
「だって
フェイトの言葉に、なのはは相槌を打つ。
お互いに少しだが
「それにしても
そう言って、なのはは2人の纏う
その視線には少しだけ憧れが宿っていた。
「ねぇ、もし私たちも着れるとしたら、どんな
フェイトちゃん」
「私? でも私も
88の星座の数あるっていうけど、どんな形状か知らないし…」
「私も知らないけど、どんな
私はネコさんとか可愛いのがいいなぁ」
「そうだね、だったら私はその…クマさんとかいいかも」
2人はぬいぐるみのようなネコとクマを想像しているのだが…かたや
そしてどちらも可愛くはない。真実を知れば絶望すること間違いなしである。
「快人くんの
知ってる、
背中に乗せてもらうとすっごく楽しいの!」
「そうなんだ。
いいなぁ、私も乗ってみたいかも」
フェイトがそんな風に呟いたその時だった。
「う、うっぴゃぁぁぁぁ!!」
形容しがたい快人の声になのはとフェイトは何事かと2人の方を向く。
すると…。
「ば、バカな!!」
快人が目を見開く。
快人とシュウトがお互いに右のハイキックをぶつけ合っているのだが、快人の右足に…
「お、おい。 今自然に
快人の驚愕の中、
そして…。
「
あ、あじゃぱぁぁぁぁ!!」
快人のおかしな悲鳴と共に
「え、これって…」
「おそらくフェイトちゃんに撫でて欲しいんだよ」
なのはの言葉に、フェイトはゆっくり
「もしかして乗せてくれる?」
頷くように身体を震わす
「あ、あはは。 なのは、この子可愛いね!」
「そうでしょ、フェイトちゃん」
しばらく歩き回った
すると、
傍目からは、美少女2人と黄金の蟹の心温まる光景である。
「で、堪能したらちょっとその不良品を渡しちゃくれませんかねぇ、お二人さん?」
青筋を立てた快人が立っていた。
いつの間に持ってきたのか左手にはノミを持ち、右手のトンカチで肩をトントンと叩いている。
「どうしたの快人くん? そんなに怒って?」
「あ、アホかぁぁぁぁ!!
幼女と遊びたさに戦闘中のご主人様ほっぽりだす
壊す、ぜってぇ壊す!!
完璧に壊したあとに作り直してやらぁ!!」
トンカチとミノを振り上げる快人の前に、なのはとフェイトが躍り出る。
「ダメだよ、蟹さんを苛めちゃだめ!!」
「待てなのは、どっちかって言うと俺が苛められてるから。
これ、俺が苛められてるから!!」
「こんな可愛い子に当たるなんてダメだよ、快人」
「いや、当たるも何もそいつがすべての元凶だから!
あ、テメェ
おい、こら!!」
激昂する快人。
そんな快人の肩に、シュウトはポンと手を乗せた。
「? シュウト」
「兄さん、大いなる
だから…このタイミングを逃さず言うよ」
そこでコホンとシュウトは息を整えると、その言葉を言った。
「マンモス哀れなやつめ」
ビシッ!!
空間か何かに亀裂が入った音が聞こえた。
「…OK、OK。 世の中全部が俺にケンカ売ってるんだな。
いいぜ、言い値で買ってやらぁ!!」
ついに爆発した快人が暴れだす。
その光景をお茶を用意したセージが目撃した。
自身も最強の蟹座の
そのセージがその光景を見て下した結論は…頭を抱えながら頭痛薬を探しに無言で奥へと戻っていくことだった…。
感想でなのはとフェイトの小宇宙についての意見があったので、2人の小宇宙についてと、2人の聖衣についての興味の話。
2人は聖闘士ではなく、あくまで『小宇宙で魔法をブーストする魔導士』のつもりで書いてます。
ぶっちゃければ、今後を見据えた強化。
このぐらいしないと、今後出てくる予定の奴らに勝てません。