こんなの非日常   作:はなみつき

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診断メーカーという名前を入力して色々なことを診断するサイトがあります。その中の一つ『あなたと付き合ったりする人の誕生日は?(作者様ツイッターID省略)』を坂上公輝でやってみた結果↓

坂上公輝と付き合ったり結婚する人の誕生日は
1月16日
2月19日
3月12日
4月30日
5月10日
6月4日←!?!?!?!?!?!?!
7月11日
8月2日
9月3日
10月25日
11月6日
12月28日

これは……

参考
はやての誕生日→6月4日
なのはの誕生日→3月15日(原作設定)


二人三脚と体育祭と3話

 体育祭の種目決めから早1週間。今日は中学校の数ある行事の一つ、体育祭の日だ。我らが私立聖祥大附属中学ではクラス対抗戦ではなく、学校全体を紅組と白組に分けて行われる。おれ、はやて、なのはさんが白組、フェイトさん、アリサさん、すずかさんが紅組と言う風に分けられた。

 

「とうとうこの日が来たか……」

(そこまで言うほどのことではないだろ?)

 

 リインさんは何もわかってないな。確かに競技一つ一つ自体は大したことはない。しかし、競技に出場する選手はその競技が始まる2つ前の競技が始まるときに入場門の前に集合しなければいけないのだ。つまり、

 

「休む暇がない。面倒くさい」

(まあそうなるだろうな)

 

 今回の体育祭の競技数は全部で13。二人三脚が2番目、持久走が5番目、借り物競争が7番目、腕相撲が9番目、騎馬戦が12番目。なんということでしょう、競技が終わるたびに入場門前に行かなければいけない過密スケジュールなのである。

 

「はやてのやつめ……いつか何か仕返ししてやる」

(自分の所為だろ。仕返しの事、覚えていられるといいな)

 

 最近物忘れが激しくて困ったもんです。

 

 

 

☆~第2種目二人三脚~

 

 

 

 午前の部二つ目の種目、二人三脚。おれの相棒はなのはさんだ。

 

「公輝くん、頑張ろうね!」

「がんばるずい」

 

 なのはさんとおれの足をバンドで括り付けていると、なのはさんが話しかけてくる。……そういえば、なのはさんは運動が苦手だったな。大丈夫だろうか?

 

「打ち合わせをしておこう。最初の一歩はおれの右足となのはさんの左足。そのあとは1、2 1,2で走ろう」

「うん!」

 

 そういって大きくうなずくと、なのはさんのツインテールがピョコピョコと跳ねる。

 これは関係ない話だが、なのはさんのツインテールは、なのはさんのご機嫌度を測るメーターとして使うことが出来ることに最近気が付いた。今はそこそこ機嫌が良いようだ。

 

「もうすぐスタートだ。スタート位置に着こう」

「よーし、頑張るぞっとっとっと」

 

 一人で先に行こうとするなのはさんだが、おれと足が結ばれているためそうすることが出来ずよろけてしまう。不安だな……

 スタート位置に立ち、走っていて体がずれないようになのはさんの肩に腕を回そうとするが、身長差があり肩に手を回すとなんだか違和感がある。

 

「むう……」

「あ、公輝くん、肩がやり辛いなら私の腰の辺りで持つと良いよ」

 

 なのはさんの腰……出会ったときは小学3年生と言うこともあり、ちんちくりんだった体も、中学生となり少し大人っぽくなっている。身長も伸び、胸も膨らみ始めた女性の腰の辺りを掴むというのは少々抵抗がある。

 

「む、むう……」

「? あ、私は気にしないからいいよ」

 

 察したなのはさんがおれにそう言って来てくれる。そう言うのなら遠慮なく触らせてもらおう。

 恐る恐ると言った感じでおれはなのはさんの腰に手を回す。

 

「ひゃっ!?」

 

 おれの動きは早かった。なのはさんが声を上げた瞬間になのはさんから手を離し、両手を上げる。ここまで1秒かかっていない。

 

(公輝、何をしているんだ?)

(現代の男と言うのは、自分の無実を証明するために女性が声を上げた瞬間に両手を一瞬で上げる技術を会得しているんだ)

(ふむ、中々の反応速度だった。侮れんな)

 

 リインさんが本当に不思議そうな声で聞いてくる。女には分からんでしょうねぇ、この気持ちは。

 

「ご、ごめんなさい。くすぐったくてつい……」

「いや、こっちもごめん。変に躊躇うんじゃなかった」

 

 女性とこんな風に触れ合うなんていつ振りだろうか? こっちに来てからもあったと言えばあったのだが、相手が小学生だったので何とも思わなかった。そうなると前世と言うことになるのだが……思い出せない。

 

 嘘……おれの女性経験少なすぎ!?

 

「ま、公輝くん! もうすぐスタートだよ」

「お、おう」

 

 ああ……なんだか意識し始めたらなのはさんの腰、横腹のあたりの肉の柔らかい感触が……それに、今まで気づかなかったけどなのはさんの髪の毛からシャンプーの良い香りが……こ、これはいかん……

 おれたちがスタート位置についてしばらくした後、ピストルがスタートの合図を鳴らす。おれの最初の一歩目は右足。よし、成功。次は左足を……

 

 ビターン

 

 出すことが出来なかった。おれが左足を前に出そうと浮かせた瞬間、何故かおれの右足も宙に浮く。そうするとどうなるか? 当然転倒する。

 

「いつつ……」

「ご、ごめん公輝くん! 慌てちゃって……」

「ああ、別にいいよ」

 

 転倒した時なのはさんから手は離していたので、なのはさんはバランスを崩す程度で留まっていたようだ。

 一体何をどうやったら左足を前に出して、次も左足を出すほど慌てることがあるのだろうか? どう考えても不自然だろ。

 

「まだ十分取り返せる。もう一度最初からだ」

「うん!」

 

 倒れたおれは立ち上がり、もう一度スタートさせる。おれは足同士が結ばれている右足を前に出す……

 

 ビターン

 

「ふぎゃ!?」

 

 右足を出すと、今度はなのはさんが転倒する。しっかり支えていたつもりだが、スルッと抜けてしまったようだ。

 

「大丈夫か、なのはさん!」

「ふえ~、間違えた~」

 

 おれが右足を出すと、おれの右足と固定されたなのはさんの左足が宙に浮く。その時なぜかなのはさんは自分の右足を出して歩こうとしていたようだ。……何故スタートの時と同じようにしないのか……どんだけ慌てているんだ。緊張しているのか? 確かに観客は多いが、そんなに緊張するほどではないだろう。

 

 

 

 結果、二人三脚でおれたちは見事下から数えて1位を取ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 「あう~、公輝くんとあんなに近くにいたら緊張するのは当たり前だよぉ……」

 

 坂上公輝

 

 彼との出会いがいつだったかは覚えていない。いつの間に翠屋の常連になっていて、次に会ったのは闇の書事件の時。それから、彼との本格的な交流が始まった。そして、私が墜とされた時は彼が治療してくれた。その後も彼と一緒に時間を過ごして私が彼に特別な感情を抱いてることに気が付いた。あちらがどう思っているかは知らないけど。

 でも、たぶん私じゃダメだよね? 私より多くの時間を彼と一緒に過ごして、たくさんの思い出作って、笑ったり、怒ったり、喧嘩したりしている少女のことを知っているから。彼女が彼のことをどう思っているのかも、何となくわかっているから。 

 

 

「だって、公輝くんには……」

 

 

 それは、二人三脚終了後に校舎の影で、一人の少女が言った呟き。それは誰にも聞かれることなく消えていく。

 

 

 

 

 

 




は、恥ずかしいいぃぃぃ

追記
白組VS白組になってたのを修正
リインさんとの会話を増やしました
腰に手を回す理由をやり辛いから違和感があるに変更

追記2
なのは回想追加
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