魔法少女リリカルなのはViVid~レディアントマイソロジー~ 作:薄茶
side:???
……じ・・が! ・の・・やみか・ぬけ・・、・かい・・のそ・・!
な・だ! ・ぜ・・がこ・なくらや・・・か、え・・んに・・られな・・ばなら・・!
・ぜ……この・・・けがぁ!?
side:3人称
《…………ふむ、大体この世界が今どのような状態であるのかは理解できた。しかし、ミッドチルダか……『あの頃』とは景色や文化も大きく変わってしまっている……違和感は拭えないな》
「は、はぁ……そうです……ね?」
《だが、それはこの世界が『あの頃』と違うという事でもあるのだろう……それは喜ばしい事だ》
「あのころって……いつ……?」
自らを『ニアタ・モナド』と名乗る物質(?)の話を聞くために、ユミル達はカノンが使っていた部屋に移動した。そこでニアタ・モナド……『ニアタ』からこの世界、ミッドチルダについての質問に答えていた。
ユミルが放つ一言一言にたいしてニアタは相づちをうったり、時々光ったりしながら話を聞いている。その横ではカノンが聞き慣れない単語を聞いてユミルの隣で唸っている。
その所々でニアタは《今はそうなっているのか》や、《ずいぶんと変わったのだな》などと意味のわからない事を言ったりしていたが、ユミルは踏み込んではいけないと思っておりあまり深く聞いてはいない。
《……ふむ。ユミル・レミリア、感謝する。そなたのお陰でこの時代について深く知ることが出来た》
「あ、いえ、私も上手く説明できたか……少しでも参考になれば幸いです」
「……んーっと……時代? 風景が違う……」
「あはは、カノン君にはすこし難しかったかな?」
《……そして、そこにいる子は……ふむ》
「え? カノン君の事ですか? すみませんが、私達もこの子についてはあまりよく知らないんですよ。会ったのもつい最近ですし、今は色々と事情があって一時的にここで預かっているんです」
《……そういうことか……ならば、聞くのも野暮と言うものだろう。その件については我々が首を突っ込む訳にもいくまい》
ユミルも目の前の不思議な存在が自分達やカノンに害のない存在だと結論付け、初めて会ったときよりは余り警戒はしていない。だが有事の時に備えて何時でもスカイランナーを起動できる状態にはしている。
《さて、ユミル。そなたはやるべきことがあったのではないか? いや、その役目を遮って話を進めた我々が言うのも少しおかしい話ではあるのだが》
「あ! そうだ、世界樹になにか変わった様子がないか見てる途中だった! あ、でも……カノン君やあなたの事もあるし……どうしよう……」
《そういうことならばその間、カノンの様子は我々が見ておこう。なに、先程の礼と思えば安いものだ》
「え、でも……さすがにそれは……」
ニアタの提案はユミルにとってはありがたい物だったが、さすがに信用しきれていない物にカノンを任せるの避けたい。もしニアタがカノンになにかした時に近くにいなければ対処のしようがないのもその理由のひとつだ。
《安心したまえ、無論彼には手を出さない。それでも信用出来ないのであれば見張りの者をつけてもかまわない……まぁ、それなら我々の助力は必要ないと思うがね》
「……わかりました。そこまで言うなら貴方を信用してカノン君は任せます。……カノン君、悪いけどもう少しだけこのニアタさんと一緒に待っててくれる?」
「……んー、わかった」
「うん、ありがとう。 ……それじゃ、カノン君の事を頼みますよ? もしなにかあれば……」
《心得ているよ》
「……いってらしゃい」
「あ……うん! いってきます!」
カノンの言葉に笑顔でそう返したユミルはノートとペンを持って中庭の方に出ていった。
《……あのような子が世界樹の監視を……》
「…………?」
《(それにこの子……彼女にはいってないが、間違いない。しかし、みれば見るほど『あの子』にどこか似ている……だが、この子から感じる違和感はなんだ? なにか……なにかがおかしい……)》
「……んー……おなかすいた……でもあのパン、硬いからあんまり好きじゃないし……」
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スキット02 ~時間が過ぎて~
カノン「……」
ユミル「あ!カノン君、お待たせ! ニアタさんもありがとうございました」
ニアタ《我々はただ約束を守っただけだ。そう気にされてはこちらも困ってしまう。……それより》
ユミル「え?……カノン君? どうしたの?……あ」
カノン「…………おなか……すい……た……」
ユミル「あはは……そう言えば朝からフランスパン一切れしか食べてなかったね……ごめん」
カノン「うぅぅ…………」
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以上、第3話でした。スキットの雰囲気を守るため、スキット限定で台本形式を擬音など使用することがあるかもしれません。
これからもゆっくりと更新していくので、お暇があれば暇潰し程度にご覧ください。
それでは~。