月影永理の暴走   作:黄衛門

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第34話 闇のデュエルは鉄の臭い(後編)

 永理はふと、この世界に来る前の事を思い出していた。別に過去に虐待を受けたわけでも、虐められた訳でも無く、親兄弟が死んだりとかそういうのも全く無かった。仕事も小説家で速筆では無かったもののコアな人気があり、金にはそれほど困らなかった。

 辛いといえるような過去もただ彼女が出来なかった事と痛風程度、酔った勢いでバイアグラも使っての四十発連続に挑戦していたら偶然死んでしまっただけという、転生者の中でも恐らく過去最高にクソな死因だった。

 まあそれは別として、生まれ変わる前、おぼろげながらに見た、冥府の記憶。生まれ変わる前に見た光景。真っ暗闇な空間、蛇のような長い龍、巨人のような大きな体格。二体とも骨のような身体をしており、邪悪さを醸し出していた。しかしそれより、永理を生まれ変わらせた神。真っ黒な球体、それにはひときわ大きな邪悪さを感じたが、永理は生き返れるならそれでいいやと結論を出し身を委ねたのだった。

 

 

 何故いきなりそんな事を、もう十五年も前の出来事を思い出したのか、永理は少し疑問に思うも、その疑問を脳内の片隅に寄せる。

 そんなのを考えている状況ではない。思考というのは、デスゲームが終えてからいくらでも出来る。まずは生き残る事、それを考えねばならない。そして復讐に関しても、だ。苦しめた報復は必ずする、それが永理のこれまでの生き方であり、これからの生き方でもある。

 相も変わらずくつくつと不気味に笑う大神官、その眼は勝利を確信した眼だ。ごくり、と永理は唾を飲み込み、思わず手に力が入る。カードが少し拉げてしまったが、この世界で作られたカードだ。さして問題ではないし、それに、仮に現実のものと作用したとしても、今現在の手札のカードはいくらでも替えが利くものばかりだ。

 

「恐怖しているな。だが同時に、報復を考えている。怖い怖い……だが」

 

 大神官はカードを引き、モンスターをリバースさせる。墓守の偵察者、デッキからモンスターを展開出来るカードだ。

 

「それでは我は倒せん。デッキから墓守の召喚師を特殊召喚」

 

 またしても、場に二体のモンスターが揃った。否、三体だ。三体、モンスターが揃った。

 永理は頭の片隅に追いやった疑問が晴れてくるのを感じた。三体、神、召喚条件、生け贄、サイコ・ショッカー。最後のは余計なものである。

 

「更にリバースカード、交霊の儀式を発動! 墓地の墓守の偵察者を特殊召喚!

 偵察者二体と召喚師一体を生け贄に捧げ、オシリスの天空竜を召喚!」

 

 大神官の背後の壁画が輝き、その中から真っ赤な竜が飛び出し、蜷局を巻く。

 長いが、同時に太く力を感じさせる身体。巨大な二枚の羽、棘が荒々しさを象徴させる。そして何より特徴的なのは、二つの大きな口だろう。息を吐くたびに空気がプラズマ化し、ばちりと音を立てる。

 伝説の神のカード、流石に永理もよく知っている。永理はGXの原作知識こそ無いが、原作の原作知識ならば残っているのだ。今となっては所々忘れてしまっているが、それでも神のカードというインパクトはそうそう忘れる事は出来ない。

 

「オシリスだと!? ……だが、お前の手札は二枚! まだ攻撃力なら、俺の方が勝っている!」 

 

「そうかな? もう一枚の交降霊の儀式を発動し、墓守の召喚師を特殊召喚。そして装備魔法、ワンダー・ワンドを装備!」

 

 先端に緑色の宝石を付けた杖が、ハゲのおっさんの手元に現れる。

 墓守の召喚師は、墓地へ行った際デッキから守備力1500以下の墓守を手札に加える効果を持ったカード。オシリスの天空竜を出した際は、召喚時にどのような効果も発動出来ないというメリットにもなるデメリット効果のせいで発動出来なかった。

 だが、神の召喚で効果が発動しないのであれば、別の方法で効果を発動させようと思うのは当然の事。しかもオシリスと大神官が並んだだけで、十分なプレッシャーを相手に与えているのだ。これ以上は過剰戦力となるだろう。

 

「ワンダー・ワンドを装備したモンスターを生け贄に捧げる事で、カードを二枚ドローする!」

 

 召喚師の手に持っていたワンダー・ワンドが突然光り輝くと、上からナイフの束が振り召喚師の身体をずたずたに引き裂く。

 召喚師はそれを笑みを浮かべながら受け入れ、両手を広げそのナイフを迎え入れる。

 

「更に召喚師の効果によって、守備力1500以下の墓守を手札に加える。私は墓守の司令官を手札に加える!

 更に魔法カード、墓守の石板を発動! 墓地の墓守の偵察者二体を手札に加える。この効果はネクロバレーによって無効にされない。更にもう一枚発動し、使徒を一体、番兵を一体手札に加える!」

 

 一気に大神官の手札が六枚にまで回復した。それと同時に、オシリスの攻撃力が6000となる。

 オシリスの天空竜の攻撃力は、所有者の手札の数×1000ポイントとなる。手札三枚で3000、四枚で4000。専用構築にすれば、攻撃力が10000を超える事も容易だが、流石にそこまで行くと過剰火力だ。

 

「バトル! オシリスの天空竜で、終焉の精霊を攻撃! 超伝導波サンダー・フォース!」

 

 終焉の精霊が右腕を大きく増徴させオシリスに斬りかかるが、精霊如きが神を打ち倒す事は出来ない。口から放たれた雷撃を凝縮された太い光線に飲み込まれ、跡形も無く消滅する。

 そして終焉の精霊を焼き尽くしただけでは飽き足らず、永理の身体もその太い光線が飲み込む。

 

「ぐっ、があっ!」

 

 あまりの衝撃に耐えきれず、永理の身体は大きく後方へと吹っ飛んだ。

 死霊伯爵達の目前に張られている透明な壁に、背中を強く打ち付ける。あばらが何本か折れ、声にならない叫びをあげる。力を失った手から、砂岩にカードが落ちた。

 死霊伯爵とグレート・モスから心配の声をかけられ、サイコ・ショッカーは一人心の中でほくそ笑んだ。

 

「ターンエンドだ」

 

 実に愉快そうに永理を見下しながら、大神官はくつくつと笑う。

 

「く……そ、がァッ!」

 

 落としてしまった手札を拾い、口に咥え、膝を強く叩き起き上がる。既に痛みは、まるで最初から無かったかのように治まっていた。

 永理の眼は血走り、ただ敵を殺す事しか考えていない。自分の身体に起こった以上なんぞは後回しだ。

 除外したモンスターは闇属性限定だが全て墓地へと戻り、ライフは200、レッドゾーンに突入している。既に火の粉一枚で消し飛ぶライフ、だが永理の頭の中に諦めという文字は無い。この世界で諦めるというのは──サレンダーするというのは即ち、自殺と同じ。永理の頭の中にそんな選択肢ははなから無い。

 半ば力任せにカードを引く。

 

「カードを二枚セット、モンスターをセットでエンドだ!」

 

「守りを固めるか……まあ、今となってはそれしか打つ手は無いか。ドロー!

 オシリスで伏せモンスターを攻撃!」

 

「お前の攻撃宣言時、砂塵の大竜巻を発動する! ネクロバレーを破壊!」

 

 砂交じりの竜巻が吹き荒れ、ネクロバレーを破壊する。とはいってもフィールド魔法は展開されて無いようなものなので、場は何も変わらないのだが。

 圧縮された電動波が永理の伏せモンスターを破壊する。闇の仮面。黄色く、左頬辺りにバツ印の傷がついた仮面だ。

 

「闇の仮面の効果で、墓地の墓荒らしを手札に加える!」

 

「……ふん、その程度くれてやる。我の勝利は確実だからな。ターンエンド」

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 場は整った、墓地もいい具合に肥えた。ライフは最悪、気分は最高。永理の眼は既に勝利を確信している。

 手札は無限の可能性、という言葉を永理は否定する。手札は可能性の選択肢に過ぎない、無限の可能性が眠っているのはデッキの方だと。何せ、可能性は見えないのだから。

 

「魔法カード、終わりの始まりを発動! 墓地の闇属性を五体除外し、三枚ドローする! 俺はネクロフェイス、終焉の精霊、ダーク・エクロフィア、闇の仮面、そしてバイス・ドラゴンを除外し、三枚ドロー! 更にネクロフェイスの効果で、互いにデッキトップからカードを五枚除外!」

 

 そして永理は、その可能性を上手く呼び込んだ。後は違えないよう選択するだけだ。

 相手は神と大神官、除外されている永理のカードは十四枚。まだ足りない。

 

「魔法カード、闇の誘惑を発動! カードを二枚ドローし、一枚を除外する!」

 

 これで十五枚、神と攻撃力が並んだ。だが、倒すにはまだ足りない。

 

「魂の解放を発動! 俺の墓地のTHE DEVILS DREAD-ROOT、THE DEVILS AVATAR、THE DEVILS ERASER、闇の誘惑、砂塵の大竜巻を除外する!」

 

 この際いつの間にかデッキに紛れ込んでいたカードも見境なく除外する。仮に強いカードだったとしても、永理は英語が読めない。だから仕方がないのだ。

 ともかく、これで除外されたカードは二十枚となった。デッキの約半分、いつデッキ切れになるか正直怖い所だが、ここでビビっていては永理ではない。

 

「紅蓮魔獣ダ・イーザを召喚!」

 

 ありとあらゆる物を焼き尽くさんとばかりの炎を上げ現れるのは、血を吸ったダニのような胴体に紫色の膜を張った、真っ赤な悪魔。

 手首から雑草のように生えている緑色の何かを付けた手を大きく振り、炎を打ち消す。

 ダ・イーザ。永理が最も信頼するエースモンスター、切り札である。ちなみに永理の中での精霊達は、ただの馬鹿友達のようなものだ。

 

「攻撃力8000だと!? 馬鹿な、神を超えるなぞ……あり得ん、あり得んぞ! オシリスの天空竜!」

 

 大神官が命じると同時に上の口が開き、ダ・イーザに電撃の塊を浴びせる。これによってダ・イーザの攻撃力は2000下がり、6000となった。しかし、それでもオシリスと同士討ちする事が可能な攻撃力だ。

 先ほどまでの余裕は何処へやら、大神官は激しく狼狽える。それもまた当然、攻撃力6000というのは一般の者から見れば破格の攻撃力、いわば絶対に超えられぬ数値なのだ。

 だが永理はあのサイバー流後継者である丸藤亮の悪友、その程度の攻撃力なんぞ見飽きるほど見てきたし、永理のデッキもそれには劣るものの、かなりの脳筋デッキである。

 

「リバースカードオープン、光の封札剣! お前の手札を一枚除外する!」

 

 剣が勢いよく飛び出し、大神官の手札を一枚貫く。これでオシリスの攻撃力は5000まで落ち込んだ。

 当人からすればたまったものではないだろう。神のカードが、レベル4の下級モンスターに負けるなんて。

 相手の自信の源であり、妄信する神を跡形残らず吹き飛ばし、希望を奪う。想像しただけで永理の口に、自然と邪悪な笑みが浮かぶ。

 

「ダ・イーザよ、オシリスの天空竜を焼き殺せ!」

 

 ダ・イーザの両掌から放たれた獄炎とオシリスの口から放たれた雷撃がぶつかり合い、火花が飛び散る。衝撃によって辺りの石造や壁画にヒビを入れる。

 大きなエネルギーとエネルギーのぶつかり合い、永理の逃げ場を防いでいた透明なシールドが勢いよく割れ、粒子と化す。

 その攻撃を制したのは、ダ・イーザの方だ。ぶつかり合っていた獄炎がひときわ大きくなったかと思うと、オシリスの電導波をオシリスの口に押し戻し、中で誘爆させる。

 

「邪神……如きが、邪神の御子如きが、よくも我の神を……!!」

 

 爆発によって弾け飛んだ顎から真っ赤な血を降らせ、大きな雄叫びをあげながら砂岩の大地に倒れ込む。制御しきれなくなった電気エネルギーがオシリスの体内で瞬間的に暴発し、身体を吹き飛ばした。

 

「人間、その気になったら何でも出来るんだ。覚えておけ。カードをセットしターンエンド」

 

 神の血も赤いんだな、と何処か場違いなところに関心を向けながら、ターンを譲り渡す。

 既に勝利は確定した。大神官は先ほどまでとは違い永理を鋭い、親の仇でも見るかのように睨み付けてきているが、既に神は倒した。手札の枚数こそ多いものの、いつかは途切れる筈。デッキが切れる前に相手を倒せばいいだけの話だ。

 

「貴様だけは我が殺す! ドロー!

 ……ぐぅっ、手札の司令官を墓地へ捨てネクロバレーを手札に。ネクロバレーを発動し、我を守備表示に。ターンエンドだ!」

 

 苦虫を噛み潰したような表情で、吐き捨てるようにほぼ何もせず、永理にターンを譲り渡す。逆転のカードは引けず、といった所かと永理は適当に推測する。

 確かにネクロバレーの効果はとても面倒だが、それでも突破出来ないという訳ではない。たかが墓地を封じられただけ、かなり大きいが今の永理にとってはたったそれだけ。既に十分な量のカードは除外してあるし、既に突破口は開いている。勝利は約束されたようなものだ。

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 そしてこの瞬間、永理の勝利は約束された。

 

「俺は魔法カード、精神操作を発動! 大神官、貴様のコントロールを得る!」

 

「なっ、きさっ貴様っ……邪神が、邪神の御子がァ!」

 

 場に現れている大神官がふらふらとした足取りで永理の方へと向かい、そして砂岩に倒れる。攻撃も生け贄にも出来ないが、場を空け渡す程度の事は可能。それで充分だ。

 ひょっとしたら、このデュエルで大神官は命を落とすかもしれない。永理はふとそう考えたが、それも永理の知らぬところ。他人がどうなろうが、どこで死のうが全く持って関係ない。

 

「バトルだ、大神官に直接攻撃!」

 

 ダ・イーザは頷き、両手に炎を溜める。すると大神官は己の最後を悟ったのか、狂ったように笑い始めた。

 

「覚えておけ邪神の御子! いずれ貴様の傲慢さが世界を亡ぼすと!!」

 

「悪いが、俺は正夢というものを信じないんでね」

 

 永理はくつくつと笑い返し、指を鳴らす。それを合図にダ・イーザの両手から放たれた炎は、無慈悲にも大神官を飲み込んだ。

 視界が紅く染まり、老人のうめき声が地下の部屋に響き渡る。それと同時に突然、永理の足元に黒い渦が現れ、永理の身体が沈んでいく。

 

「あっ、置いてかないでください!」

 

 死霊伯爵は脇にグレート・モスを抱え、急いでその中に飛び込む。しかし、サイコ・ショッカーはすぐには飛び込まず、燃え行く大神官を見つめる。

 

「……なるほど、面白くなってきた」

 

「ショッカーさん、早くしてください! 閉じちゃいますよ!?」

 

 サイコ・ショッカーは炎に照らされ、闇に浮かび上がった三体の神と、者恐ろしい表情になったホルアクティを見てくつくつと笑いながら、闇の渦の中へと飛び込んだ。

 

 

「ぐっ、頭が痛い……」

 

 永理が眼を覚ますと、そこは見慣れた自分の部屋。カビだらけの、人の顔のようにも見える天井。じめっとした空気。

 起きた時の妙な頭痛、服は制服のままだ。ふと腕を見てみるが、デュエルディスクは付いていない。やはりあれは夢だったのだろうか、という一抹の疑問を覚える。

 中段のベッドを見てみると、相も変わらず亮がゲームをやっていた。

 

「ん、起きたか」

 

「ああ、起きた。何があったのか説明してくれ。あと水」

 

「いいだろう、少し待っていろ」

 

 そう言い亮は、中段ベッドに勝手に取り付けた小型冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、永理に投げ渡した。

 空中でグレート・モスがキャッチし、永理に手渡す。お礼に撫でてあげてからペットボトルの封を切り、喉に冷水を流し込む。一気に半分ほど飲んでから一息ついたのを確認すると、亮が口を開いた。

 

「サバゲーの途中で貴様が熱中症か何かで倒れ、寛がここまで運んできた。後でお礼言っておけよ」

 

「……そう、か」

 

 夢にしては少々現実味があり過ぎるが、まあそういう夢を見る時もあるだろう、と適当に自己完結する。

 永理は自分の事を丈夫で自己再生が高い人間だと自覚してはいるが、流石にあの高さから落ちたら死ぬ自信がある。流石にあそこから飛び降りて無事だというのは夢に違いない。

 一先ずお礼はカードでいいか、と永理は適当に思いながら、ふと空腹感を覚えたので起き上がろうとする。するとふと、手元に三枚のカードが落ちていた。

 

「亮、俺のベッドにカード置いたか?」

 

「いや、置いてないが? 置く必要も無いし……どうしたんだ」

 

「そうか、変な質問して悪かったな」

 

 永理は頭をかきながら、そのカードを拾う。三枚の、黒いモンスターが描かれているカード。何処かで見た事がある気がしたので思い出そうと首をひねるが、どうも思い出せない。

 テキストを見てみると、永理が最も苦手な英語で書かれている。名前もだ。永理は外国のカードを使わない主義なのでこのカードを持っている筈が無いのだが、だとしたら何故あるのか。

 

「レベルは10、属性アイコンは……無い? エラーカードか」

 

『神のカードじゃないですかね?』

 

「うおっ、居たのか!?」

 

 突然ななめ後ろから声をかけられ、危うく落ちそうになる永理。そんな永理を後ろから、グレート・モスが頑張って落ちないように押す。

 死霊伯爵に手繰り寄せられ、疲れたのかベッドに倒れる永理。

 

「神、ねぇ……まさかな」

 

 死霊伯爵の言葉を半信半疑に聞き、永理は余っているカードを入れてある百均のケースに無造作に放り込む。

 永理はふと、テレビの上に設置されている時計を確認する。七時、カーテンから日は差し込んでこないので今は夜だろう。今日の献立は月に一度のエビフライだ。

 ルンルン気分で梯子を降り、食堂へと向かう。既に万丈目の姿は無い。

 スキップしながら食堂へ向かう永理に、亮も素早くゲームをセーブし、消さずにその後を付いて行った。




 やっぱり、シリアスは疲れるんだな……
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