ハターン・モンスータの狩りと愛の日々 作:ヨイヤサ・リングマスター
やっぱ主人公が戦わないというのも斬新ではありますがそれじゃあモンハンの小説書く意味ないですからね。
ババコンガを討伐したあとすぐにギルドへ狩りの終了を知らせようとしたのだが、依頼で決められていた時間を大幅に残してクエストクリアしてしまったため、サラの提案で俺たち四人は川で泳ぐこととなった。
なぜだろう?その答えは簡単だ。
サラ・ムーイは単純に泳ぎたかったからなのだ。
「ハターンどうだこれ?
さっきまでの普通の水着とは別にハターンが喜ぶと思って素材に幻獣キリンの皮を使った水着、『キリンシリーズ・水着』を持ってきてたんだぞ♪」
川でしばらく泳いでいると急にそんな事を言われたので、振り向いて見るとサラは先ほどまで着ていたマルがチョイスした水着を脱ぎ、それとは別に持ってきていたキリンシリーズを元にデザインしたのだろう水着を見せびらかすようにしてきた。
さっきまで着ていた水着がキリン水着ではないからと俺も何も感じることなく直視できていたというのに油断したところでさっきまでの水着とは別にキリン素材の水着までも持ってきて見せつけるだなんて、なんとも用意周到だな。
だが言わせてもらおう、これは素晴らしい水着だと!!
そしてしばらく水着を見せびらかすと、サラは水中であることを感じさせない動きで俺の背後を取り、キリンの皮で隠された二つの柔らかいものを俺の背中に押し付けてくる。
「おいこら、そんなキリン水着で抱きつくなって!
俺の男としての部分が大変なことになっちまうぞ!」
絡みついてくるサラを振りほどこうとするがサラも一流のハンターとしての身体能力を最大限に使い身をよじらせて俺の攻撃を巧みにかわす。
「あぁー!サラにゃんだけハタっちとイチャついてずるーい。
僕様ちゃんもイチャイチャするー♪」
そんな事を続けていると、サラが俺に抱きついてるのを見て甘えたくなってしまったのだろうディオシキまでもが俺に飛び付いてきた。
ちなみにディオシキもキリン素材で作った水着に着替えていた。
こいつらの愛情表現は正直うっとうしいし俺も我慢が出来なくなってしまいそうだから早いところ離れてほしいという気持ちは確かにあるんだが、段々と『もう少しこのままでいようかにゃ~』という気持ちになってきてしまう。
それに二人ともかつて弟子だった時よりも頭はともかく体は育ちまくってるからな。
だが、顔には出さないぞ。
「うにゅ~、ハタっちってばほっぺもすべすべで柔らかいし羨ましいね。
僕様ちゃんもこのほっぺが欲しいから剥ぎとってもいいかい?」
「お前、モンスターだけでなくかつての師匠にまでそんな事するようなら俺の手で引導を渡すことになるぞ」
ディオシキは冗談だよ、と言うがその目が本気であったことを俺は見逃してはいないぞ。
もし誰か他の一般人にまで迷惑をかけるようになったら俺がこの手で……揉みしだいてやる。
だがその様子を快く思っていない子もいるわけだ。
いい加減この二人がこういうことをするのにも慣れてほしいのだがな。
「お・ま・え・ら・コ・ロ・ス・ゾ」
言うまでもなくイトラだ。
サラもディオシキも黒化したイトラの眼力に固まってしまい動けなくなってしまった。
はぁ、仕方がない……
「イトラもこの程度で怒るな。
ほらブレスレットブレスレット」
固まった二人を振りほどいてイトラを抱き寄せてやると段々と目の輝きは落ち着いてきたので自然と二人の金縛りも解ける。
やれやれ、イトラは別の意味で手がかかる弟子だ。
「……ハタっち、それは『深呼吸しろ』という意味で言ったのかい?」
「あたしも疑問に思ったけどハターンが恥をかいちゃ可哀想だから突っ込まなかったのにディーちゃんはさすがだな。
大丈夫だぞハターン。
この事は100人くらいにしか言わないから♪」
と、開口一番にそう言われた。
……なに?ブレスレットというのは深呼吸みたいな意味ではないのか?
だが男ってのはどんな時でも堂々としていればカッコいいものなので黙っていよう。
寡黙で渋いハードボイルドな男ハターンは小さいことにこだわらないのだ。
「それはさておき、ハターン師匠。
ひとつ聞きたいことがあります」
イトラは先ほどの出来事を気にも留めずに聞いてくる。
お願いだからさっきのことは言わないでね。
「さっきのババコンガ狩りでも師匠は戦いませんでしたので私はハターン師匠の実力が一度見てみたいと主張します」
「……そういえばまだイトラに俺の実力を見せていなかったな。
よし、ちょうどこの川にはガノトトスが住み着いてるみたいだしノリで狩ってきてやるよ」
俺としたことが自分の実力を示し忘れていたとは不覚だったな。
ここはひとつ師匠として何かすごいところを見せてあげなければ。
イトラside
ふふふ、師匠ったら可愛い♪
師匠の実力は疑ってないけどピンチの時に助け合うことで男女の恋は加速していくって言うし、ばれないように邪魔をして師匠にはピンチになってもらいましょう。
そこで私が助けることで私の魅力に気づかせてあげるんだから♪
大丈夫、手足の一本や二本なくなっても私はちゃんと愛してあげるからね♪
うふふふふふふふふふふふふ♪