ハターン・モンスータの狩りと愛の日々   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 この物語の主人公のハターンはぶっちゃけハードボイルド気取りです。

 渋くてカッコイイ男を目指しているだけで、別に渋くもカッコ良くもないです。

 その事に書き始めてしばらくしてから気づいたんですよねw


 


こういう得点なら悪くないな

 

 朝、何やらよい香りがするので目を覚ますと昨夜俺の隣で寝ていたイトラが見当たらなかった。

 

 

「おーい、イトラいるのか?」

 

 

 台所に入ってみるとイトラが朝食の準備をしていた。

 

 メニューは目玉焼きにトーストという簡単なものだが家で人の作った食事にありつけるとは思わんかなったな。

 

 

「お、おはようございます。

 居候させていただくわけですし朝食くらいは、と思って作ってみたんですがご迷惑だったでしょうか?」

 

 

「いや、それはありがたいがそこまで気を使わなくてもいいぞ。

 そもそも弟子の健康管理も師匠の役目なのだからその辺はサラに任せれば……ってそういやあいつは駄目だったな」

 

 

 以前あいつを弟子として育成していた時に料理も一緒に叩き込んだのだが何一つ身に付かなかったので俺の方が匙を投げたのだった。

 

 

「まぁ、食事は俺が作るから気にするな」

 

 

「いえ、私も少しでも恩返しがしたいんです」

 

 

 たった一晩で何があったのかは知らないが俺の眼を見てはっきりと自分の意見を言うイトラには昨日は気付かなかったがきちんとハンターの素質を持っていた。

 

 そうしてるうちにサラも起きてきた。

 

 

「おはよ~……お、今日はイトラが作ってくれたのか。

 さすがはできた弟子だよ。

 あたしは料理はからっきしだからこれからはハターンとイトラに作ってもらえるからやっぱこの家にきて正解だったぜ♪」

 

 

「お前はそんなことのために俺の家に来たのかよ」

 

 

 だが、すでに何度も言ってきたが効果のないことを俺は繰り返し言うほど酔狂じゃないんでな。

 

 せっかくイトラが作ってくれたのだから食べるとするか。

 

 

「ところでイトラ。

 お前の防具はどこにあるんだ?

 昨日はライトボウガンを背負っていたが今と同じ服装だったけど、どこかに置いてあるのか?」

 

 

「……ありません。

 お金もサラ師匠に出してもらった分で武器を買っただけで防具は変えませんでした」

 

 

「そうなんだよハターン。

 実は昨日あたしの金は全部飲み代に使っちまったからな~。

 残りの所持金全部で武器は買ってやれたんだけど、防具は買えなかったから元師匠のハターンに出してもらおうと思ってたんだよ」

 

 

「おい!

 そんなところも俺任せかよ!!」

 

 

 ふぅ、先が思いやられる。

 

 イトラなんて自分が叱られたと思ったのか、今にも泣きそうだしあまり強くも言えないな。

 

 

「わかった。

 じゃあ俺の馴染みの鍛冶屋に俺が昔作ってた防具を仕立て直させるから。

 それなら一時間もあればすぐにできるし、金もあまりかからない」

 

 

「さっすがハターンだぜ♪

 やっぱあたしにはどうしようもないことでもハターンならなんとかできるもんだな」

 

 

「……で、でもハターンさんは体が大きいですし私みたいなチビに合わせて造り直すなんてほとんど一から作るようなものなんじゃないんですか?」

 

 

「ああ、それなら大丈夫だ。

 俺もイトラと同じくらいの頃にハンターになったんだが昔は俺もチビだったからさ。

 その頃の防具なら直すのも問題ないはずだ」

 

 

「そうだぜイトラ。

 もっとハターンを頼れよ。

 こいつお人好しだからいくらでも助けてくれるぞ」

 

 

 馬鹿なこと言ってんじゃねえよ。

 

 俺は確かにお人好しだが人に言われるのは嫌なんだよ。

 それと食べ物口に入れてしゃべるな。

 

 

「まぁいい、とりあえずこれを食べたら鍛冶屋にでも行くとするか」

 




 久し振りに読み返すと誤字が結構あったなぁ~。(2013年10月1日 修正)
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