ハターン・モンスータの狩りと愛の日々 作:ヨイヤサ・リングマスター
「ぷよぷよ」ではドラコとスケルトンTをよく使っていましたがあれってキャラを選択する意味は本当にないゲームですよねw
フィーバーは……私の好きな「ぷよぷよ」ではありません。
たまには牧歌的に
さて、前回の話で何だかんだあってネコの村の族長となった俺だが、特に変わりない日常を送ることができている。
トイダーヴァの街に帰ってきてからもディオシキに荒らされた農場に向かって修理の続きをしたがいつの間にか帰ってきていたワリサとその他大勢のネコ達とで、すでに終わらせている。
そして街一番のハンターである俺にしかできないような難易度の高い依頼は今のところ来てないので狩りにもいかずにゴロゴロしている。
要するに暇なのだ。
具体的に言うならば、自室のベッドに横になりなって新聞の『衝撃!先代王立古生物書士隊隊長ジョン・アーサーは生きていた!!』というあまりにも嘘っぽい記事に目を通すくらいに暇をしているのだ。
「そうだ!
イトラに他人との狩りを経験させよう」
そんな俺が思いついたのがイトラに俺やサラやディオシキ以外との狩りをさせることだった。
すでにイトラはハンターの序列第五位というこの街でもかなりの実力者になってしまってるし、これ以上強くなっては一緒にクエストに参加できるハンターはいなくなり、ソロ狩りしかできなくなるだろう。
その前に他人との狩りの経験を積ませるのも悪くない。
将来この街の第一位の座はイトラのものになるだろうし、イトラの才能なら俺とは比べものにならない位に成長するからサラやディオシキといった上から数えた方が早いような連中でさえも足手まといに感じてしまいかねないからな。
「ではさっそく。
……おーいイトラ、ちょっとこっち来ーい」
「なんでしょう師匠♪」
最初から俺の部屋の前で待機していたかのような素早さで入ってきたイトラはベッドで横になっていた俺の腹の上に跨ってきた。
それにしても軽いな。
「あー、お前にもそろそろ他人との狩りの経験を積ませようと思ってな。
今日は農場へ行くぞ」
「農場ですか?
誰か待たせてる人がいるんですか?」
「まぁ、そんなところだ。
行けばわかるさ」
狩りに使う荷物をまとめ、イトラを体の上からどかして家を出る。
農場に向かう途中にも何人かイトラと年の近いハンターとすれ違ったが俺がイトラと組ませるのはそんなレベルの低いハンターではない。
「さぁて、農場に着いたな。
あいつらのことだから今日も暇してる奴らが何匹かいるだろう」
農場に着いた俺は手を叩いて連中を呼ぶ。
すると奴らはその音を聞いてすぐさま駆け寄り、俺の前で整列をする。
「ご主人に忠誠を誓う農場管理ネコ部隊、ただいま到着にゃ」
「ああ、御苦労ワリサ。
さてイトラ、今回お前がパーティーを組むのはこいつらだ」
「このネコさん達ですか?」
俺の知り合いで割とまともな性格をした連中なんてこのネコ達以外にいないからな!(断言)
なんか自分で言ってて悲しくなってくるけど。
「ちっちっち、イトラさん。
俺はこれでもこの街のオトモネコの序列第一位という輝かしいハンターとしての実力を兼ね備(そにゃ)えてるにゃ。
それに他のやつらもご主人に忠誠を誓った猛者揃いですしイトラさんのハンターの先輩としてある程度のことを教えるくらいの実力はあるはずにゃ」
ワリサは自分の後ろに控えるネコ達を見て言う。
「まぁ、そう言うことだ。
とりあえず今回はこいつらと行ってこいよ。
それじゃはいこれ」
俺はある物をイトラに手渡す。
「なんですかこれ?」
「これはネコミミカチューシャとネコ尻尾ベルトというものだ。
さすがにネコとは4人パーティーを組めないからモンニャン隊の一員としてクエストに行くのが今回の修行だからな」
べ、別にイトラのネコミミ&ネコ尻尾姿が見たいからではないぞ!
『にゃ~』とか言われても嬉しくないぞ!
だが俺はキリン娘が好きだがそれ以外も大好きである、とだけ言っておこう。
「パーティーのリーダーはワリサになるがこれも珍しい体験と思って行ってこいよ」
「分かりました師匠!
師匠がネコミミも好きだったなんて新しい発見もできましたし必ずやこのイトラ・ウボンガ、モンニャン隊の一員としてアイテムを一杯取ってきてあげますにゃー♪」
ぐっはぁ!きゃ~わぁ~いぃ~いぃ~♪
ていうか俺の心読んだのか!?
読まれちまったのか!?
くぅぅぅ、俺としたことが心に隙が出来ちまったのかぁぁぁー!
だが可愛いから良し!
「……俺はまだまだ平気だ、まだまだ平気だ、まだまだ平気だ!
ふぅ、ではワリサ、イトラのことをよろしく頼んだぞ」
「了解にゃご主人。
では早速いくにゃ、副隊長、副副隊長ー!」
「「にゃー!」」
それに答えたのはこの農場でワリサに次ぐ実力の持ち主のネコ。
ザアスとカリピャーの二人だ。
「それじゃこいつらに色々教えてもらえよー!」
「はーい師匠。
お土産を期待しててくださいねー♪」
そうしてガーグァ車で出発した4人は物凄い勢いで見えなくなっていった。
ワリサは一人でも無事に帰ってきました♪
なんかイトラ独走状態だけどサラやディオシキもけっこう好きなキャラだしもうちょっと活躍の場が書きたいなぁ~、と思っています。