ハターン・モンスータの狩りと愛の日々   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 ようやくハターンの出番。

 そして『物理攻撃無効』の鎧とか出してる時点で現実性ってのはどうでもいいんじゃないかな? と思い始めてきているのでまたもやとんでもないネタをやっちゃいますw


久し振りの主役復活

 俺だよハターンだよ!

 

 なんかここ最近弟子たちがメインだったが俺はその間農場にいたんだがそれからさらに面倒事に巻き込まれてたんだよ。

 

 イトラがモンニャン隊に参加したりサラがフラヒヤ山脈に行ったり、ディオシキが悪の組織を壊滅させたりしている間、俺は俺でけっこう大変で今回の話につながるわけだ。

 

 ではスタート!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イトラをモンニャン隊のクエストに送りだした俺は暇で暇ですることも特にないので農場で農作業に精を出していた。

 

 そもそも俺の暇つぶしでイトラにパーティープレイをさせようと思ったが結局俺が狩り場にいけないんだったら俺の暇は潰れないじゃん! と気づいたからの行動でもある。

 

 それでまぁ、農場の指揮官でもあるワリサやそのサポートを担当するカリピャーとサアズの二匹もいないから帰ってくるまで俺が指揮をして他のネコ達を鍛えてやろうと思ったのだが、ネコ達の自己鍛練はワリサが考えたのだろう、俺が口を挟むことも出来ないほどのハードトレーニングだった。

 

 なのでこうして手持無沙汰になってしまったので畑仕事に専念しているわけだ。

 

 そうしてしばらくネコ達の修行を眺めながら農作業をしていたが時刻が昼になっているのに気づき、持ってきていた弁当を出しながら昼食にしたんだがなんかこうして頑張るネコ達を見ながらの食事ってのもいいもんだな~。

 

 すると他のネコよりも一足早くトレーニングを終えていたネコが俺が昼食を食べ始めたのを見逃さず俺の膝に乗ってきた。

 

 こいつらは俺に甘えることに関しては目ざといからな。

 

 

「それにしてもお前らはいつもこんなトレーニングしてんのか?

 正直俺が普段している鍛練よりも厳しいぞ」

 

 

 せっかくなので話しかけてみた。

 

 遠くでまだ修行中のネコ達が羨ましげな視線を向けてくるのをドヤ顔でそのネコ、この農場におけるナンバー4のハロウは見ながらと俺の質問に答えた。

 

 

「ご主人のどんな要求にいつでも応えるためにはこれ位こなせないとやっていけんから当然っにゃ。

 と言っても以前農場に現れた侵入者にワリサ隊長達農場三天王が負けてから始めたばかりなんですけどっにゃ」

 

 

 ふぅむ、ワリサ達を負かすほどの強者がいるとはだれだろうな。

 

 だが今の俺にそんなことは関係ないのでハロウの真っ白でふわっふわのさわり心地最高の毛並みを堪能させてもらうとしよう。

 

 

「確か侵入者が現れたのはイトラしゃんがご主人の弟子となる少し前だっにゃ~。

 でもそんな話よりももっと甘えさせてくれっにゃ♪」

 

 

 イトラが見たら嫉妬して殺すかもしれないくらいにすり寄ってくるハロウ。

 

 やっぱネコはいいな~♪

 

 

「はぁ~、暇でもそれを平和な一日だと思えばなんか楽しくなってきたなぁ~……」

 

 

 農作業も楽しいし、たまにはこういうのも悪くない。

 

 昼からも今日は今日は一日農作業に費やそう。

 

 だが、そうやって楽しくなってきたところで邪魔が入る。

 

 なんかこの『邪魔が入る』ってフレーズ使い過ぎじゃね? とも思うが、でもそうとしか表現できないくらい俺が何かを楽しんでると、俺が安息を手にしようとすると邪魔が入るのはすでに必然なんだよ。

 

 

「やっほ~、ハターンくん~♪

 ギルドマスターのマル・ギスタードちゃんがぁ~、暇で暇で暇が売れたら大儲けできるくらいに暇してるハターン君に依頼を持ってきてあげたわよぉ~♪」

 

 

「マルよ、俺のプライベート空間でもあるこの『ハターン農場』に勝手に入ってくるってことはよっぽどの依頼なのか?

 それと一応ここの門番に誰も入れないように言っておいたはずだが」

 

 

「光よりも早く入り込めば気づける門番なんていないわよぉ~♪」

 

 

「お前はそこまで人間やめてたのか!?」

 

 

「何を言ってるのぉ~?

 光よりも早く動くなんてぇ~、ただの技術じゃないのぉ~♪」

 

 

 確かにマルは年齢不詳だが俺がハンター登録した時から一切年を取っていないから少なくとも30は過ぎているだろうし、そういう技術を持っていても不思議ではないかもしれないな……

 

 

「はぁ、もういいさ。

 ところで依頼ってのは何なんだ?」

 

 

「それがぁ~、トン爺さんからの依頼でねぇ~。

 店に来ればわかるってさぁ~♪」

 

 

 能天気な笑顔で答えるマル。

 

 その能天気さは俺の寡黙で渋くてカッコいい仮面を無効化してしまいかねんな。

 

 もしかしたら俺が段々と馬鹿キャラっぽくなってきたのもこいつのせいじゃないだろうか?

 

 

「まっ、そんな事考えていても仕方ないし、トン爺さんにはけっこう世話になってるからな。

 その依頼、ハターン・モンスータが引き受けた」

 

 

 かくして俺は農場でのまったり農作業タイムをかなぐり捨ててトン爺さんという魔物に挑むこととなった。

 

 というのは大袈裟かもしれないがハンターとしての俺に来た依頼なので一旦家に帰って武具を装備してから向かう。

 

 だが内容も確認せずに引き受けてしまうからこのあと大変なことになってしまうのだった。

 

 

「おーい、トン爺さん来たぞー、俺だー、ハターンだー」

 

 

 店の入り口は鍵が開いていたので中に入る。

 

 この店はなぜか店内の広さが外観と反比例したように広いから声を張り上げないと店の奥まで届かないんだよな。

 

 

「おーう、ハターン坊やかー。

 勝手に入ってきてくれーい」

 

 

 どうやら仕事中というわけでもないようで一安心だ。

 

 以前仕事中のトン爺さんの工房に上がり込んで周りが見えなくなっていたトン爺さんが殺そうとしてきたから逆に殺しかけてしまったことがあるからな。

 

 店の奥へと進むと突き当りの部屋の扉が開いて中からトン爺さんが手まねきをする。

 

 

「街一番のハンターであるハターン坊やに頼むのは多少気が引ける依頼なんじゃがお前さんにしてもらいたいのはこの新しい発明品の試運転なんじゃよ」

 

 

「……あー、それはいいがコレが新作か?

 いったい何なんだ?」

 

 

 いま俺の目の前にあるのは白くて大きな球体の何かだった。

 

 武器には見えないが一体何の道具なんだ?

 

 

「これはのう、タイムマッスィ~ンじゃ!」

 

 

「タイムマッスィ~ン?」

 

 

「そうじゃ!

 これを使って時間跳躍してみてほしいんじゃ!」

 

 

 自身満々で言うがこの何とも胡散臭い物体にどれほどの根拠があるというのだ?

 

 タイムマシンと言うが時空の狭間に呑み込まれたりはしないんだろうか。

 

 

「ふふん、最近読んだ本に書いてあったのじゃが『吸血鬼』という怪異には時間跳躍する能力があるらしくてな。

 それを参考に人間の血を吸うモンスター、ギィギを素材として作ったんじゃからまず成功するはずじゃ!」

 

 

 あぁ、だから白色なのか。

 

 それにその本は俺も読んだがいくらなんでもギィギを素材にしてタイムマシンなんて作れないんじゃないだろうか?

 

 

「まぁいいや。

 とりあえず依頼内容に関しては了解した。

 それじゃ俺はこれに試乗すればいいんだな?」

 

 

「そうじゃ、未来でも過去でもどちらでもいいから見てくるがいいわい」

 

 

 よし、それじゃ未来……は楽しみは取っておきたいから見たくないし過去に行こう。

 

 

「それじゃ行ってくるぜトン爺さん。

 無限の彼方へー! さぁ、行くぞ!」

 




 タイムマシン出したかったんですよw

 『それ町』や『傾物語』でタイムマシンのネタを見る機会が多かったので影響を受けた話なんですよね。

 そのおかげで当初予定していた最終話を大きく変えることになりそうですが、ノリを優先してこその私らしさです。

 これも気分とノリで書いてるので当然っちゃ当然ですがハッピーエンドになるというのは変わりませんので。

 タイムマシンの外観は私の知識にあるタイムマシンがどれもモンハンの世界観に会わないメカメカしいものだったので元ネタのないただの球体にしました。
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