ハターン・モンスータの狩りと愛の日々   作:ヨイヤサ・リングマスター

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何でも食べるのは元気の証拠♪

「ふぅ~、さすがに弟子三人を担いで海を渡るのは疲れたな。

 それでも全員無事に着いてよかった」

 

 

 船がロアルドロスの大軍に襲われて大破してしまったがために弟子三人を担いで島まで海の上を歩いて来たがもう一人の仲間、シドー・ブイセシンは見当たらない。

 

 

「あいつは俺達が四人になれるように犠牲になったんだ。

 大丈夫、みんなの心に生きているさ」

 

 

 さようならシドー。

 

 鬱陶しいが、いい奴だったよ……

 

 

「拙者はまだ死んでいないでござるよー!」

 

 

 そんな事を考えていると空に輝く太陽が翳り、何かが降ってきた。

 

 

「とうっ、シドー・ブイセシン華麗に参上!」

 

 

「お前あの状況で生きてたのかよ!?

 あれはもう流れ的に死んでいるべきだろう!」

 

 

「そんな常識をぶち壊すのが拙者でござるよハターン殿!

 死んだと見せかけて実は生きてましたってキャラが最近は流行ると思うのでござる。

 さぁ、早く島の奥へ行こうではござらんか」

 

 

 そう言って一歩踏み出したシドーは……海に落ちて沈んで行った。

 

 

「うわぁ、ブクブクブクブク……」

 

 

 シドーが着地した足場は海に浮かぶ小島のような小さなものだったために一歩下がっただけで落ちてしまうものだったのだ。

 

 シドー死亡。

 

 

「一歩下がっただけで溺れ死んでしまうとはこの島は危険地帯だな。

 みんな気をつけろよ」

 

 

 さようならシドー2。

 

 

「ところでこの島で何をすればいいんだハターン。

 イトラの修行らしいけど自由に散策すればいいのか?」

 

 

「そういやイトラちゃんもそろそろハンターとして独り立ちできるくらいには実力も付いてきたしこれが卒業試験だったりするのかな?

 ぎゃははははッ!」

 

 

「もう! 私は一生師匠について行くと決めたんだから絶対に弟子卒業なんてしませんからね!」

 

 

 相変わらず勘が鋭い奴らだ。

 

 ここまで慕われていると別れるのは辛いものがあるがこれは決定事項だからな。

 

 詳しいことは狩りが終わってからだがとりあえずは……

 

 

「島の中に入って行こう。

 すぐそこにある入口は、昔この島に城を建築しようとした王がいたらしいから造りは立派だしな」

 

 

 イトラの両親を殺した古龍の気配はこの島に着いてからより強く感じているからこの島にいることは間違いない。

 

 だが場所までは詳しく特定はできないからな。

 

 そうして進んでいくとえらく動きの鈍いモンスターが現れた。

 

 

「自分で動ける食人植物に巨大なイカか。

 名前はヘッドイーターとクラーケンってところかな?」

 

 

 食人植物の方はともかくイカの方はなかなかに旨そうだ。

 

 船が沈没してしまったから弁当も沈んでしまったしこいつらを食糧として狩って行こう。

 

 

「それじゃとりあえず食事を「飯即斬! (ブシャァ)」……ってはえーな」

 

 

 俺が言うよりも早く、パーティー一の食いしん坊サラは珍しく背中の太刀を抜いてイカを狩っていた。

 

 ちなみに食人植物の方はディオシキが生のまま一口で丸のみにしていた。

 

 

「おいハターン、調理器具出してくれよ。

 というか調理してくれよ♪」

 

 

「サラにゃんこっちの植物は生で食べても美味しいよ。

 (モグモグ)」

 

 

 なんとも逞しい弟子達だ。

 

 イトラもちゃっかり自分で取り出した鍋にイカと食人植物をぶち込んで豪快な鍋料理を作り始めているし。

 

 そんな訳でここらで食事タイムだ。

 

 

……

 

…………

 

………………

 

 

「そういえばイトラ。

 今回の狩りが始まる前に行って奥ことがある」

 

 

「ふぁい?

 ふぁんれふか?」

 

 

 小動物みたいに口の中いっぱいに頬張ったまま返事をするイトラ。

 

 これはこれで可愛いがマナー違反なので注意しておく。

 

 

「口に食い物入れた状態で話すなよ。

 それと今回の狩りでお前は一人で狩りをすることになるがピンチになったら必ず俺が助けてやるから自分を見失うことがあっても決して自分一人で解決しようとするなよ」

 

 

「(もぐもぐゴックン)

 師匠が助けてくれるのに自分一人で出来ないことをするほど私も子どもじゃないですよ。

 どんな時でも決して無理はしません」

 

 

「だといいんだがな」

 

 

 一応釘は刺しておく。

 

 今回の狩りはイトラにとって最後の試練。

 

 これからハンターとして一人でやっていけるかを見るための試練でもある。

 

 俺を越えるハンターになるのなら自分の実力を理解し、必要とあれば俺に頼ることが出来なければいけない。

 

 

「ハターン、醤油とってくれ」

 

 

「ハタっち、ご飯おかわり」

 

 

 もう二人の弟子は緊張感の欠片もなく鍋をつついている。

 

 

「はいはい、これからこの島の最下層まで潜って行くんだからしっかり食っとけよ」

 

 

 その後食事も終わり、次々と現れる新種のモンスターを狩りながら島の奥へと進んで行った。

 

 

 そしてメラナト島最下層、そこに奴はいた。

 

 禍々しいオーラを放つ二つの眼が暗闇からこちらの様子を窺っている。

 

 まるでこちらの力量を品定めでもするかのように……

 




 キングスフィールドと言えば! のモンスターのヘッドイーターはレベル上げのために序盤は何度も狩った思い出のモンスターですがこの物語はモンハンがメインなのであっさりです。

 ファンタシースターポータブル2のサブキャラの名前にもした位、ヘッドイーターは気に入ってるんですけどね。

 そしてついに現れたラスボスとは……

 まぁ、ぶっちゃけちゃうとキングスフィールド2の光の黒竜ギーラです。
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