とある鎮守府での日常   作:アンラッキー松茸

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艦これ初めて書きます。不完全ではありますがご了承ください。


プロローグ
第1話


灰色に染まった空から降ってくる雪。

 

 

耳から聞こえてくるのは自動車のエンジン音と騒めく人々。

 

 

肌にはとても温かい液体のようなものがつたわってくる。

 

 

そこへ、俺より10歳くらいの子供が俺に近づき言う。

 

 

「お兄ちゃん・・・?大丈夫…?」

 

 

子供は困った顔をしながら俺を見下ろしている。俺は子供に目を向ける。よかった・・・無傷だったんだな。

 

 

「おい誰かっ!止血できる物と救急車を呼んでくれっ!!」

 

 

・・・止血ってことは、この液体は俺の血と見て間違いないだろう。そういえば身体に力が入らないのを感じてはいた。

 

 

やべ・・・目が霞んできやがった。俺…このまま死ぬんだな。でもこんな死に方も悪くないな。人を助けるのは良いことだって両親が言ってたし、悔いはねぇ。

 

 

・・・しかし死ぬと思うとこんなにも寂しいんだな。まだやりたいことはいっぱいあったのに。まだ生きたかったなぁ・・・・

 

 

 

 

 

この日、俺は冷たい風と人々に見つめられながら死んだーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・と、言うのがいままでのあらすじになるわけだが・・・」

 

 

只今俺は前後上下左右真っ白な空間?に浮かんでいる状態である。しかし何処なんだよここは?この世ってことは無いだろう。ひょっとしてあの世?まぁさっき話したことが記憶にあるんだから間違いないだろう多分。

 

 

???「フォッフォッフォ。まぁ半分正解…かのぉ?お前さんの場合は。」

 

 

後ろから聞こえてくる声に俺は気付き、振り返る。そこにはハゲで長く伸びた白髭。顔は驚くほどの細かいシワがあり、押したら崩れそうなほどの身体に杖を持っている老人がいた。しかも頭の上に天使が付けている輪がある。

 

 

???「誰なんだよおっさん。」

 

???「ワシか?ワシは神じゃ。」

 

???「・・・髪?」

 

???「違う。神じゃ。」

 

???「・・・紙?」

 

???「だから違うって。神じゃ。」

 

???「・・・香美?」

 

???「なんで違う漢字を言うんじゃ!神!」

 

???「・・・噛み?」

 

???「もうええわっ!!話を進めるぞ!!」

 

???「…で?どこからでしたっけ?神様(棒読み)。」

 

神「(コイツ・・・)…まぁいい。ワシが神だというところからじゃな。」

 

???「そうだったな。それで此処は何処なんだ?」

 

神「此処か?此処はあの世とこの世の狭間じゃよ。」

 

???「・・・・なるほどな。」

 

神「なんじゃ?真剣な顔をして。」

 

???「いえ、俺は本当に死んだんだなっと思いましてね。」

 

神「…確かにお前さんは死んだ。そしてワシは死んだ者に選択権を与える役目としてここにいる。」

 

???「…選択権?」

 

神「うむ。お前さんが選べる選択肢は3つ。このまま死んで地獄に行くか、またはその更に地獄に行くか、そして最後は転生するかじゃ。」

 

???「おい。なにその選択肢?1と2は行かせること前提なの?」

 

神「あぁ勿論。1と2を選んだら確実に落としてやるからな。」

 

 

怖えよおい。

 

 

???「…3の転生、ていうのは?」

 

神「3か?3はワシがお前さんをどこかの世界送る。そしてお前さんはその世界で生きる。つまりは生まれ変わりみたいなもんじゃ。」

 

???「3でお願いします。」

 

神「即答じゃなおい。」

 

???「地獄には行きたくないので。」

 

神「随分と単純な選択じゃな。…よかろう。じゃがこれだけは言うぞ。」

 

???「?」

 

神「転生した者はその世界で二度目の死をしたら再び転生は出来んからな。」

 

???「・・・なるほど。わかりました。転生させて下さい。」

 

神「わかった。…では。(パチンッ!)」

 

???「?」

 

 

神(自称)が指を鳴らすとどこから現れたのか頭が3つの化物がそこにいた。・・・って待て待てっ!!

 

 

???「何だこの化物はっ!!?」

 

神「化物とは失礼なっ!こいつはワシの愛犬、ケルベロスじゃ。可愛ええじゃろ?」

 

 

可愛いのかこの犬(?)っ!?ケルベロスって言えば冥界の王 ハデスの番犬じゃないかっ!?何でここにいるんだよ!?・・・もしかして、

 

 

???「おい神様っ!あんたまさかハデスじゃないだろうなぁっ!?」

 

神「ハデス?・・・懐かしい名が出てきたのぅ。あやつはワシの友だったんじゃ。ハデスが死ぬと同時刻にこの愛犬が送られてきたのじゃ。」

 

 

送るなよっ!?ハデス!!

 

 

神「それじゃあ任せるぞ。ケルベロスや。」

 

ケルベロス「ガゥッ ♪」

 

 

ケルベロスが俺に近づき食べようとしている。俺は涙目になりながらも逃げたかったが無重力での動きは知らないため動けない。

 

 

ガブっ!

 

 

食べられました♨︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!」(ガバッ!!)

 

 

ザザァー・・・・・ザザァー・・・・・

 

 

???「・・・・・・・・・」

 

 

俺は青い空と青い海を見ている。何故空と海を見ているかは俺にもわからない。辺りを見渡しここが港だということがわかった。

 

 

確か、神(自称)の愛犬?ケルベロスに食われて・・・それで何故か岬に座っている。あれは夢だったのだろうか。うーん・・・・・

 

 

???「・・・・夢だな。うん。絶対夢だ。よいしょっto…(ドサッ!)ん?」

 

 

何かが落ちる音が聞こえ、振り返る。そこには荷物があった。

 

 

???「何だ?」

 

 

俺は落ちている荷物を手に取り、チャックを開けようとしたその時、

 

 

ブゥーーーーン・・・・・・!

 

 

空から聞こえてくる機械音に俺は振り向く。そこにはプラモの大きさと同じ戦闘機が5、6機ほど飛んでいる。俺は戦闘機を顔で追っていくと丘の上に黒髪に赤い袴を着た女性が立っているのに気付いた。あそこで何をしているんだろ?っと思い、荷物を右手に取り丘を目指した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

???「はぁ・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・」

 

 

俺が辿り着いた時には先の戦闘機が彼女の…肩当てだっけ?それで着艦(?)していた。俺が来たことに気付いたのか、彼女は振り返って俺を見、微笑みながら俺の方へと身体を向ける。

 

 

???「こんにちは。」

 

???「あぁえぇっと、こ、こんにちは。」

 

???「あなたもこの鎮守府に配属になったのですか?」

 

 

え?鎮守府って確か、軍艦が停泊する場所だったっけ?とりあえず俺は頷いた。

 

 

???「そうですか♪ 私はこの鎮守府の第一機動艦隊旗艦、正規空母「赤城」です。よろしくお願いします。」

 

 

赤城さんか。…赤城さん・・・・・・あれ?今“正規空母”って言ったよね?空母って軍艦の一種だよね?what's?何??それにその姿。どこかで見たような・・・・

 

 

赤城「あの・・・あなたのお名前は…?」

 

???「え?…ぁあ、えーと・・・・・」

 

赤城「?」

 

???「えーと。そのー・・・」

 

 

俺は時間稼ぎしながら、頭の中で記憶を探る。さっき言ったように赤城は正規空母の名だ。しかし、どこかで見た感じなんだけどなぁ。んーー・・・・・・・・・・・

 

 

キンコーン♪

 

 

そうだ!前に俺の友人がパソコンでゲームをしていたのを見せてもらった覚えがある。確かゲームの名は…「艦隊これくしょん」・・・・だったな。それで赤城を見た覚えがある。間違いない。俺がいるこの世界は艦隊これくしょんだ。そして赤城さんが目の前にいる。

 

 

まぁとりあえず、今は名前だな。どうしよっか。艦これ(略した)に出ている名前は知っているからまだ出ていない艦名・・・・・・・・・・よし!

 

 

???「三笠・・・です。」

 

赤城「え?」

 

三笠「俺は敷島型戦艦、三笠です。」

 

 

言っておくが、この名は“仮”だからな。本当ではない。

 

 

赤城「三笠?・・・・もしかしてあなたが?昔大規模の“深海棲艦”が日本海に攻めてきた時、第一艦隊の旗艦として出撃し、少数に減らしたという。」

 

 

深海棲艦・・・その名もこれに出ていたな。友人から聞いて見ただけだが。っていうか、三笠すごいなおい。大規模って赤城さんが言ったよな?

 

 

三笠「…えぇ。あの頃はちと苦戦しましたがね。」

 

 

本当は俺は出てないんだよ。この世界の人じゃないから。ごめんなさい赤城さん。嘘つくようなこと言ってしまって・・・・

 

 

赤城「…そのようなお方がこの鎮守府に配属になるなんて・・・何かあったのですか?」

 

三笠「いえ、ただこちらの鎮守府に移動しろと言われただけなので。」

 

赤城「・・・そうですか。いろいろと大変だったでしょう?では改めて、よろしくお願いします。」

 

三笠「こっ、こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

 

俺と赤城さんは互いに一礼をした。

 

 

赤城「それで三笠さん。提督にはもう会いましたか?」

 

三笠「え?…そういえばまだですね。場所もわからないし・・・」

 

 

鎮守府の方を見ながら俺は呟く。

 

 

赤城「でしたら私が案内しますよ?」

 

三笠「え?ほんとですか!?」

 

赤城「ええ♪ 」

 

 

赤城は頷いたのを見て俺は素早くお願いした。

 

 

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