色々と宜しくない幻想郷記   作:合さん

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オリキャラ同士の戦闘回になります
能力をハッキリさせる程度に
戦闘しているキャラ全員オリキャラになります


【2話】おどりゃ幼馴染み

霊夢っていう巫女の神社のお風呂を借り、無事に何事もなく汚れた身体を洗うことができた。

しかし、俺が着ていた服は泥だらけで霊夢さんに半ば強制的に洗濯させられて今俺が着れる服が無いのだ。

ということなので、しょうがないので俺は全裸にバスタオルだけの装備でさっきいた和室の座布団の上に座っている。

 

「ま、まぁ、乾くまで待ってね。今日はよく晴れてるから夕方になれば乾くと思うわ」

「ご親切にどうも」

 

なんか最初は怖い人なイメージしたけど、優しいところもある。

今のイメージは厳しいけど優しい人って感じか。

ところで霊夢さん俺の姿を見てちょいちょい顔赤くしてるけどこれあなたのせいよ?

僕のせいじゃないわよ?バスタオル一枚なのは。いや待て俺のせいでもある、うん。

っていうか根本的に犯人を問い詰めると魔理沙のせいなんだけどね?

俺が悪いのか魔理沙が悪いのかホントどうでもいいことを頭の中で審議してる。

 

「えっと、霊夢さん?」

「あら、私の名前もう覚えたのかしら。まだ自己紹介してないはずだけど」

「魔理沙さん?との会話でなんとなく」

「だよねー、あんだけ名前呼び合って会話してればなんとなくわかるわよねー」

 

「一応自己紹介はしておくわ。博麗霊夢。ここの巫女よ」

 

霊夢さんはさっき用意した冷えているお茶をすするように飲む。

 

「えっと、よろしくお願いします、霊夢さん」

「ん」

 

縁側の外の景色を眺めながら自分にも汲まれたお茶をゆっくりと静かに飲む。

俺が霊夢さんを敬称で呼んでいるのかと言うと、なんとなくだ。

なんか天国的な世界に来たとしたら見た目以上にやばい存在かもしれない。

勘だが、俺よりずっと偉い気がしたからだ。

冷たいお茶で思い出したけど、季節は春と夏の境界あたりだろうか。

暖かい。ちょっと動いたら汗ばむ程度の気温だと肌で推測する。

冷たいお茶がなかなか美味しいもの。

 

「霊夢さん」

「何?」

 

縁側にずっと顔を向けていた霊夢がこちらの顔のほうへ顔を向ける。

 

「なんかさっきから魔理沙さんに紫がー…とかって言ってたような気がするんですがあれは」

「あぁ、紫ってのは境界とか操ってる質の悪い妖怪よ」

「よ、妖怪!?」

 

俺は思わずキメラのようなものを想像する。

 

「紫……一体何者なんだ…」

「妖怪とか言っちゃってるけどほぼ寝てるわ」

「あー…」

 

そんなことさっき聞いたような聞かないような。

 

「境界を操るその能力のせいであんたは今この見知らぬ地にいるのよ」

「…常識ってのは通用しないという認識でいいんですかね」

「いいんじゃない?あんたの言う常識というのは知らないけど、あんたは紫に会うまでこの幻想郷の常識を覚えたほうがいいんじゃないかしら」

「ここって、幻想郷…という名前の世界なんですね。変わってます」

「そうかしらね?あんまり気にしたことなかったから変わってるって言われても、『ふーん、そう』みたいにしか思わないわ」

「ですよね。そしてこの幻想郷の常識というのは、『弾幕ごっこ』とかという戦闘?があるってことも含まれますか?」

「この幻想郷では常識中の常識よ。あんたも魔理沙に焦げ跡残す程度に戦う力あるんだから、早いうちに慣れておけば?」

「はぁ…」

「なんなら私が相手になるわよ。まぁ、あんたじゃ私にかすり傷すら付けることができないと思うけど」

「そ、そうなのかー…」

 

つまりは、私強いわよアピールね。

まあベテランっぽいし、多分俺じゃ攻撃を当てることはできないだろうな。

百戦錬磨の達人のような目してるし、間違いなさそうだ。

 

「さて、それはいいけど、帰るかどうかはともかく、しばらくこの世界に居ることになるのだから、問題なのは住居よね」

「あっ」

 

それもそうだ、いくら死後(?)の世界だからとは言え、ホームレスみたいにそのへんで野宿するのはちょっと遠慮したい。

 

「それじゃあいっそ知り合いの彩月のところへ行ってみれば?」

「うーん」

「なによその嫌そうな顔」

「いや…」

 

だってアイツ性格よくねえんだもん。

別に会いたくないわけじゃないんだけど、どちらかっていうと会いたいんだけど、別に後でもいいなーって。

そもそもアイツ既に住居をゲットしている?なんか悔しいぞ。

 

「まあなんなら人里でお家借りて過ごしてもいいんだけど」

「あぁ、それなら。人里って普通に人がたくさんいるんでしょ?」

「普通の人から魔理沙とかみたいに能力をもつ人間、穏やかな妖怪もひっそり暮らしているわ」

「だろうな」

「うん。なんなら人里に行く?今は私待っている人がいるからここから動けないんだけど」

「俺もこの格好じゃここから動けないんすけど」

 

冒頭で話したように俺は今バスタオル一枚なのだ。

こんな格好で夢だろうが歩き回りたくはない。

露出グセはないぞ。

 

「別に良くない?」

「よくねえ!」

 

俺をからかうようにニヤニヤしながらお茶を啜る霊夢さん。

 

「!」

 

いいこと思いついた。

目の前にある俺の干してある洗濯物の前に立って、手をかざす。

 

「何しようとしてるの?」

「俺の能力、使えるかなって」

 

手に力を込め、熱を感じたので弱く力を放出する。

すると、思ったとおり俺の服がみるみるうちに乾いていく。

 

「やった、思ったとおり」

「あら、あんたそんなことができるのね。あんたの能力と言ったところか」

「そうみたい。ここに来たばかりでいきなり開眼した能力だからよくわかんないんだけど」

 

服が完璧に乾いたので、綺麗になった服を着て、沈みかけていた太陽を眺める。

 

「もうこんな時間か」

「夜は妖怪が多いから弾幕ごっことかに自信ないならあんまり出歩かないほうがいいわ。人食い妖怪とかいるから」

「妖怪だもんね、しょうがないね」

 

霊夢さんと暇つぶしに会話を楽しんでいると、魔理沙が飛んでいった方向から戻ってくる。

慣れた着地で俺と霊夢さんの元へと降りてきた。

 

「待たせたな」

 

MGSをやっていた俺には彼の声も一緒に聞こえた。

ゲームのやりすぎかもしれない。

 

「着替えてたのか?」

 

魔理沙に問う。

 

「まあそれもある。だけどちょっと、ほかにもいろいろ」

「お、おう」

 

魔理沙が腰に拳を当てがって何か説明すべく口を開く。

 

「そこのお前」

「はい」

「悪いが今彩月はここには来れないそうだ」

「そうなんだ」

「忙しいらしいからな。あともう一つ」

「?」

「お前の住む場所が決まった。今から人里に向かって欲しい」

「おっ、マジで?」

 

展開早い!

だけどなんかやっと安心した感じ。やっぱり寝床だけでも確保しておきたかった。

まさかそれをやってきておいてくれるなんて気が利く。恩に着るぜ。

 

「だけどな、悪いけど一人で行って欲しい、私はこれから忙しくなるんでな」

「私もさっき言ったように待ってる人がいるからここから動けないわ」

「ということで、悪い、できれば早く行って欲しい」

 

霊夢さんと魔理沙はどうやら着いて来てはくれないようだ。

別に大丈夫、俺は男だから。

陽が段々沈んで行き、いよいよ暗くなってきた。

 

「わかった。魔理沙さんの来た方角に行けばいいのかな」

「あの方向をひたすら直進していけば、そのうち人里が見えてくるぜ」

 

北西方向に指を指してから再び俺の顔を見る魔理沙。

 

「わかった、ありがとう魔理沙」

 

二人に見送られ、勇ましい心構えで神社から離れる。

 

 

 

 

 

しばらく忍者のようにぴょんぴょん跳ねて移動していると突然横から水弾と思われる物体が俺の服をカスって飛んでいく。

 

「っ!?」

 

移動を止め、弾が飛んできた方へと身体を向ける。

そうすると視界に入ってきたのは仮面をつけた二人の人物。

 

黒髪ミディアムヘアーの仮面と、桃髪ロングヘアーの仮面。

そして両方黒マントを羽織って服装がわからない。

雰囲気は女な気がするが。

 

さあこいつらはなんのつもりなんでしょうか。

 

「いきなりだけど、ここから先は通さないわ」

 

桃髪の仮面が言う。

 

「どうしてもここを通りたかったら、私たちを倒してからだよ」

 

黒髪の仮面が言う。

なんだかしらんけどこれは決闘を強いられているのか。

 

「なんだよ、やるってのか」

 

少し強気に返してみたが、すごく自信がない。

これはあれだろ、弾幕ごっこでやるんだろ。

練習しろという神のお告げか。

 

「いきなりだけど死んでもらうわ」

 

桃髪仮面が言う。

 

「いやいやいや」

 

いきなりの発言に戸惑う俺。

どうする俺氏?

 

戦う(たたかう)

 戦う(たたかえ)

 戦う(逃げ場はない)

 

頭の中にとんでもない選択肢が現れたが考えるまもなく桃髪がアクションを起こす。

考えさせてください!

 

両腕のだぶだぶの袖から数十本の植物のツルを俺の方へと飛ばす。

結構な速度で、飛ばしてくるので左にジャンプし、そのまま宙に浮く。

…ってあれ?いつの間にか俺飛べるぞ?落ちないぞ?

ま、まあいいや!

さっき俺の方に飛んできたツルの先っぽを見てみると、見事に地面に突き刺さっていた。

殺す気か。

俺はさっき覚えた火の玉を印を結んで30個ほど出現させ、さっきツタを飛ばしてきた桃髪の方へと飛ばす。

黒髪の奴は棒立ちでまだ手を出してこないようだ。

 

桃髪は袖から出したツルを回転して引きちぎり、袖から手を出し、こちらに掌を向け手から水をシールドのように張る。

それにより俺の火の玉が打ち消された。

 

植物相手だと思ったら水まで出しやがる、属性的に有利かと思いきや全然不利じゃないか。

まあ俺の火遁はこんなもんじゃないぜ。嘘です水相手じゃry

 

俺の火の玉を消した水はそのまま形を針のように変化させ、俺の方に飛ばしてくる。

水というか、氷に変わった?

 

氷なら火でなんとかなるか。

 

煙というか水蒸気というか、そんなものを出しながら猛スピードでこちらに向かってくる氷の針。

こちらも真似して掌よりふたまわり大きい炎の壁を出してみるも、氷が溶け、溶けて出てきた水が俺の炎の壁を消火する。

防御が相殺された。

参ったな、どうにも厄介すぎる。

 

「っと」

 

すかさず印を結び、回避が難しいレベルの範囲の光の粒子(光ったガラスの破片のような)を口から吹き出す。

桃髪仮面と一緒に黒髪仮面も光の欠片を吹きかける。

これで一網打尽に…

 

桃髪のほうは驚いたようなリアクションをして辺りをキョロキョロしている。

黒髪のほうは首を右左に向けて辺りを見渡す挙動をするがまったく動じていないようだ。

余裕だというのか。

 

「危ないよ」

 

黒髪が桃髪に向かって口を開く。

もう遅い。

忍法(スペルカード)

 

光遁『晶奏照塵(しょうそうしょうじん)

 

さっきは指パッチンだったが、今回はあの人のように歯をカチッと噛み締め、光の欠片を起爆させる。

アスマセンセー(心の声)

 

ドゴォ…という轟音と共に立つ白い煙。

これで二人まとめてぶっとばしたはずだ。

 

煙が晴れると、さっきまでいたふたりの姿が消えていた。爆風で飛んでいったか?

そう思うのも束の間、黒髪の仮面が桃髪仮面をお姫様だっこで抱きかかえながら何もない場所から降りてきながら現れる。

二人の服や仮面に俺が付けたと思われる焦げ跡が見えるがダメージを受けてるように見えない。

時空間移動の類か?だとするとかなり厄介だ。嫌な相手が敵になってしまっている。

 

黒髪に抱きかかえられてた桃髪の仮面は、降ろされるなり、こちらに水弾を飛ばしながらこちらに体当たりをするように飛んでくる。

当然の様に体当たりを避けるが、桃色仮面はそのまま俺の顔面に向かって廻し蹴りをかます。

近接攻撃も有りなのか。弾幕ごっこって分からんな。

不意の廻し蹴りを体を反り返して回避し、そのままヤツの顎に向かってサマーソルトキック。身体が割と思い通りに動くぞこの世界。

すっごい面白い。

しかし相手も手馴れてるのか、顔面に当たらない程度に後ろに宙返りバック転をして避ける桃髪仮面。

一瞬食らっているように見せかけて避けられていた。

 

廻し蹴りのモーション中に回避とは器用な真似をしおる。

回避しつつ袖から突然出てきた植物のツルが俺の足を掴むが、瞬時に脚に火を灯しツタを燃やす。

燃やしつつ人差し指から爆発する光の欠片を放ち、燃やされているツタに動揺した様子を見せた桃色仮面の目の前についた瞬間に起爆。

しかし相手も水のバリアを体を覆うように貼り、爆破を緩和する。

 

「思うようにはいかねえもんだ」

 

俺はあえて水のバリアに手を突っ込み、そのまま指から爆発する光の粒子を、3mほど先まで等間隔に直線軌道線上に出現させ、爆破。

どうやらこいつは水の中でも爆発するらしい。

微粒子爆弾と名付けよう。

水のバリアを張った桃色仮面はモロに被弾する…ように見えたが、破裂した水のバリアから出てきた出てきたのは桃色の仮面ではなくてさっきまで傍観していただけの黒髪仮面にすり替わっていた。

 

「なっ!?」

 

マジックかよ。身代わりか?その割にはこいつは傷一つついてない。

さっきの桃色仮面はさっき黒髪仮面が居た場所にいる。

場所が完全に入れ替わっている。

しかし桃髪さん気のせいかもしんないけど胸に手を当てて安堵しているような。

 

 

黒髪仮面のほうを向くなり、突然フェードアウトするように消える。

 

「消えた?」

 

どうやら時空間技や桃髪と黒髪が入れ替わったりする謎の現象はこいつの持っている能力のせいであると仮定しよう。

だとすると、狙って攻撃するより適当に攻撃したほうが当たるんじゃ?

色々な戦闘系の漫画の知識を元にダメ元で後ろにラリアットを振ると、消えていたはずの黒髪が俺のラリアットを腕でガードしていた。

 

「!?」

 

読みが当たったことについて自分でやっといてかなり驚いた。

後ろに気配を感じたのでさらに空いた腕で背後にラリアットを振ると、また黒髪が俺のラリアットをガードしていた。

さっきガードしていた後ろの黒髪の存在を確認すると、最初のほうは消えていた。どういうことだ。おかしいぞ。

腕を掴まれそうになったので振り払い、その勢いで横っ腹に廻し蹴りをかますが、俺の攻撃は確実に当たったはずなのに、何故かそいつの体は俺の蹴りをすり抜ける。

 

「くっ…!」

 

こいつだけなんかがおかしい、何もかも騙されているようなこの感覚はなんだ。

印を結んで火の玉を複数黒髪仮面に放つも、俺の弾幕をすり抜けながらそのまま俺に突っ込んでくる黒髪。

 

だめだ、こいつはまともにやりあってはいけない。

そう思うのも束の間、体に感じる違和感が突然解ける。

その感覚に驚いてしまい、目の前にいた飛んできた黒髪仮面が桃髪仮面にすり代わり、水を纏った植物のツタで俺の体を拘束してくる。

 

「しまっ…!」

 

さらにそう思うのも束の間、さっきの違和感に包まれ、瞬きから目を開けたとき、植物のツタと一緒にさっきの黒髪仮面が俺の体にしがみついてる。

 

「なっ!?」

 

どういうことだ!?

 

だけど人にしがみつかれている感覚ではない。

何か恐ろしい何かにしがみつかれている、恐怖の感覚。

さらにそう思うのも束の間、その黒髪仮面の身体が突然水しぶきをあげて爆発する。

 

「グァァァァアアアッ!」

 

全身に走る破裂するような痛みとともに吹き飛ばされる体。

 

地面に叩きつけられるが、なんとか受身を取り、後ろに吹き飛びながら立ち上がるが、

 

「終わりだ」

 

低めの男性の声が聞こえた瞬間、背中に突き刺さるような痛みを感じ、視界に遠くへ飛んでいく白と黒の鳥が映り、そして力が抜け、うつ伏せに倒れてしまう。

それと同時に今まで感じていた違和感が解ける。

 

どうしよう、体が動かない、完璧に負けた。

 

何が起きたかは推測できる。爆風で吹き飛んだ衝撃を利用して俺の背中に刃物か何かを突き刺したあたりだろう。

 

しかしなぜか背中からは血は出ていない。

これが弾幕ごっこなのか…?

くそ、急いでいるのに、こんなところで…。

 

「まあ、この程度よね」

 

桃髪の奴の声が聞こえ、二人の足元が段々近づいてきている。

 

「連れて行かなくちゃ」

 

黒髪の奴の声が聞こえる。

俺の近くでふたりが会話している。俺は、この先どうなってしまうのか。

消されてしまうのか。

そう妄想すると段々身体の中にすごいエネルギーが駆け巡るのを感じる。

生きたいと言う念が俺の体を大きく動かした。

 

くそ、負けるものか…!

震える両腕で身体を起こし、勢いで低く飛び上がる。

 

「「!?」」

 

倒れてもう戦闘不能だと判断したふたりが突然飛び上がった俺に驚く。

 

「死んで…たまるかァァァァァァ!!!!!」

 

瀕躯(ひんく)『恒星の最期』

 

 

俺の全身から高出力の炎を吹き出し、まるで太陽であるかのように爆発、自分を中心に直径10m程を焼き尽くす。

 

爆発を終えた俺は何故か爆破の中心にいたのに無傷、俺の自爆をモロに受けた二人は、綺麗に焼け倒れていた。

一方俺のダメージと体力が全回復しているようだ。疲れも痛みも全く無い。

 

「か、勝ったのか?」

 

しかしなんかこの無意識に出した技、俺がやったことあるゲーム、モ〇ハンにでてくるモンスターの技に酷似している。

むしろさっきそんなのイメージした気がする。

ほら、テオ・なんかトルのスーパーノヴァ的なアレ。多分火遁の術の部類だった。完全に無意識だったが。

そして動かない二人。

 

「ま、マジかー…まさか自爆技を持ってるとは思わなかったヨ…」

 

仮面が割れた焦げ焦げ元黒髪仮面が仰向けで呟く。

意外と可愛い顔してる。

 

「あー、絶対勝ったと思ったのになー。初見殺しなんて」

 

仮面が割れた焦げ焦げ元桃髪仮面が仰向けで呟く。

ってかコイツ、

 

「お前、彩月だな?」

「バレたか」

 

まさかの幼なじみと再開、こいつのイヤがらせ癖はこの世界に来ても変わらねえのか。

おまけに規模も大きい。元の世界ではコイツは黒髪なのだが、この世界に来てからなぜか髪が桃色に変わっている。

多少姿が変わっているのか?顔は別に変わっていないが。俺も髪の色くらい変わってるのかな?まだ鏡見てなくてわからん。

 

「わーい、感動の再開だね!」

 

元黒髪仮面がパッと飛び起き、俺と彩月を見て笑顔で拍手をしている。

俺は彩月の顔を見る。

彩月は俺の顔を見つめる。

 

「良かった。無事に会えてよかったよ、光輝」

「彩月…」

 

俺の頬に両手を当て、顔を近づけてくる。

 

 

 

 

 

 

そして突然のヘッドバッド。

顔面にヘッドバッドを受ける俺。

鼻に大ダメージ!

 

「ぐおおおおおおおお…!」

「よっしゃァァァ!勝ったぁぁぁぁ!」

 

痛がる俺に背を向け、天にガッツポーズをする彩月。

このクソアマ、ふざけんな、ここに来て不意打ちかよ。

もう勝負終わったんじゃないのかよ。

 

「彩月ちゃんの勝ちー」

「待て」

 

元黒髪仮面が彩月を煽てる。

 

「さてと、魔理沙の頼まれごとはこれでいいかな?」

「魔理沙?」

 

元黒髪仮面が焼けたマントを脱ぎさり、下に着ていた服を見せる。

なんというか、白黒。なんとも形容しがたい単純な服装だ。裏表ラバ〇ズのコンフリクトかよ。

違うけどさ。とにかくそんな服装なのだ。

 

「魔理沙から話は聞いてるよ。実は家に関する話はまだ決まっていないんだ。本当の目的はこうやって戦闘の練習させるためだって」

「まじかよハメやがったなあの金髪」

「とりあえず、私のお家に行こ?」

「え、あ、はい」

 

俺が了解の意を伝えると苦い顔をした彩月が口を開く。

 

「えー、ユウちゃんこいつ連れていくの?神社に戻してきたほうが良くない?」

「いいじゃん、彩月ちゃんも光輝くんともっと話したいでしょ?」

 

顔を赤くする彩月。

 

「べ、別にそんなことは」

「さ、いこっか」

「「うぇーい…」」

 

彩月の言葉を無視し、俺はユウっていう人の後に付いていった。

すっかり暗くなってしまった。もう夜になってしまった。




ぶっちゃけ、彩月みたいな彼女いいと思うんですよね(知らない)
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