その点に関しては後書きにてネタバレに通じる解説をしていますので読んでいる間は「そういうもの」として流してください。私の趣味ですw
それと一応用補足説明ですが、ディスガイア2のヒロイン「ロザリンド」の愛称は「ロザリー」または「ロザリン」です。
私は気分で呼び方が変わるので両方を作中に書いているかもしれませんけど。
昨日はバレンタインだったので特別企画として自身の四作目『ハターン・モンスータの狩りと愛の日々』の番外編も投稿したので良かったらそちらもどうぞご一読を♪
ホルルト村。
そこは田舎の良さを前面に出したほのぼのとした場所。
この田舎魔界<ヴェルダイム>で現在魔王をしているロザリンドの夫であるアデルが生まれ育った場所だ。
が、魔王ロザリンド…………えーい、三人称みたいな堅苦しい説明は飽きちゃったわよ!(最初の三行だけだけど)
ようするに、ロザリーはこの村も気に入ってはいたけど、やっぱりお姫様暮らしが長かったから贅沢な暮らしがしたかったみたいなのよ。
それで今は魔王となったこともあって魔王城に暮らしているみたい。
以上で説明終了!
それにしても、てっきりホルルト村にでも行くのかと思ったら魔王城に案内されたから驚いたわ。
……
…………
………………
「じぃじ、ただいま~♪」
「お~お~、よう帰ったのうパピロンや♪
今日はじぃじと一緒にお風呂に入ろうな~♪」
「うん♪」
“魔王神”ゼノン。
それは1000の魔王を殺し、殺戮の限りを尽くし、その闘争の末に生き残った唯一にして最強の魔王。
かつては人間と悪魔が手を取り合って暮らす平和で田舎の辺境魔界<ヴェルダイム>にて、人間を悪魔に変える呪い? みたいなので悪さをしていたことから、ただ一人悪魔にならない唯一の人間アデル(本当は人間っぽく見えるだけで種族的には悪魔)が倒そうと躍起になっていた最悪の魔王。
そしてロザリーのパパさん。
まぁ、あまり必要もないのにネタバレするのもよくないから、あまり詳しくは語らないけど、それくらい恐怖の代名詞的な魔王だったのよ、ロザリーのパパ、魔王ゼノンは。
だからね、ゼノンがロザリンのパパってことは、そのロザリンの娘のパピロンちゃんが、ゼノンの孫ってことになるのは分かるんだけどね。
「キャラ変わり過ぎじゃボケェー!」
「すまんな、シュナムクルよ。
余の父上は魔王職を退いてからは、盆栽いじりと近隣住民とのゲートボールが趣味の平和的爺さんになってな。
さらに孫のパピロンが生まれてからはずっとああなのじゃ」
いつも勝手に娘に小遣いを与えて甘やかし過ぎると、ぼやくロザリン。
「パピロンもロザリーとお義父さんばっかに懐いて、俺にはあまり懐かねぇんだよな~」
いやいや、それで済ませるつもり?
あんなんでも、アデルにとってもロザリーにとっても怨敵なのにそれでいいの!?
「くっくっくっ……。シュナムクル様、疑問に思っては負け……なのだろう?」
「うむむ、確かにそうよね。
それじゃ当初の目的……は、あとにして、のんべんだらりとしましょうか」
「御意」
よくよく考えたらパピロンちゃん本人は前世(暗黒竜バビロン時代)の記憶もないみたいだし、普通に遊んで帰るだけでもいいわよね。
……
…………
…………………
「ところであんたら、観光客にしても何が目的でこんな田舎に来たんだ?」
ロザリーの魔王城にやってきたあたしらは、せっかくだからとそのまま夕食にも誘われて今お呼ばれしているところでのアデルの質問。
パピロンちゃんと魔王神ゼノンはお風呂に入ってるけど、今の時刻は18時なのよね。
温泉でも沸いているのかしら?
あたしの魔界も、24時間風呂ってのが密かな自慢だけど珍しくないのかな。
というかアデル。口に物を入れたまま喋るんじゃないわよ。
まぁ、アデルの正面にいるのはシードルだからいいんだけどね。
あ、流石はロザリーがアデルをぶん殴った♪ ざまぁww
「すまんなシュナムクル、それにシードル。
アデルのバカはこんな田舎暮らしなもので、礼儀作法とは縁がなくてな。
これでも余が教育したのじゃが……」
「何言ってんだよロザリー。
素の俺らを見てもらった方が『らしい』だろ?
客人に変に気を使わせないアットホームな雰囲気ってやつだよ」
なんかいい感じじゃないの二人とも。
原作クリア後からどれくらいの時間が経ったのかは知らないけど、こういう些細な変化を見れるだけでもこの魔界に観光に来てよかったわ。
「というかパピロンちゃん可愛かったし♪
攫いたいくらい……」
「シュナムクル様、そういう本音は口に出さず、こっそりと行動に移してこそ悪魔というものではないか?」
「あ……」
やばい、なんかアデルとロザリーが怪しげなものを見るかのような目を向けてきてるじゃないの!
「……いや、別に気にしてなど居らんよ。
これでも余は魔王――多くの者の上に立つ者として初対面の者であっても善悪の区別くらいはつく。
お主らはそんな力づくという手段は取らんじゃろ……たぶん」
「あぁ、俺もアンタらの事を信じているぜ!
根拠はないが、オレの心がそう感じるんだ!」
「ふーん、まぁ、信用してくれるのはありがたいけどね。
実際、悪さをしに来たわけじゃないし」
「それよりもシュナムクル様、せっかく連中のガキがおらんのだ。
我々の『観光』の目的でも語ってみてはどうだ?」
「なんじゃ? 子どもに聞かせられんような話でもあるのか?
この田舎魔界に用事があるのなら、余に出来る範囲で協力をしてやってもよいぞ?
のぅ、アデル」
「勿論だぜ!
礼はいらないが、折角だし二人そろって俺と戦ってくれればもっと協力してやるさ」
無駄に熱い戦闘バカはスルー。
そういえば、あたしらはバビロン爺さんの転生した魂を追って来ていたのよね。
それじゃ本題に移りましょうか。
◆ ◆ ◆
~パピロンの日記帳~
今日はパパとママと一緒にお散歩した。楽しかったよ♪
パピロンの住んでる魔界に久し振りに観光客が来たよ。
嬉しかったよ♪
パピロンには分かるよ。あのお客さんはただものじゃないって。
だからここから先は「○○だったよ」口調は取っ払って考えていきます。
眼帯をして、本人はカッコイイつもりなのだと思うけど、着物の片袖を脱いでる男の人は大したことないと思う。
少なくともパパやママには勝てないし、じぃじと互角くらいかな?
でもそのご主人さまみたいな小さな女の人はすごい魔力を持っている。
パピロンには分かるけど、あれは普通の魔王じゃないよ。
シュナムクルさんって言ってたけど、この人はママが本気になっても勝てるかどうか分からない。
ただ悪いは感じないし、自然な感じで観察をしてみようと思うの。
だってパピロンはママとじぃじと……パパも大好きだから、誰にも傷ついてほしくないんだもん♪
今回の後書きはネタバレを特に書いています。読む「必要」はありませんので、『魔界戦記ディスガイア2』を未プレイの人は読まない方がいいです。
読んだところで面白さが減るようなちゃちなゲームではないので、知ってからのプレイでも楽しめるとは思いますが、これも私が趣味を全面に押し出した結果なだけですし。
では……
ここのゼノンは良いじじい~♪
孫に優しく金持ちだ~♪
ああ じじいよ フォーエバーソーファイン~♪
魔王神ゼノン(ロザリン)は手ひどい裏切り? だかなんかで傷ついた心を癒す憂さ晴らしとして1000の魔王を殺したあと、愛に飢えて転生し、その後は赤ん坊として両親の愛を受ける幸せな人生を求めたものの、自分が殺した1000の魔王の中に仕留めそこなった魔王が一人居り、その魔王が転生したばかりの赤ちゃんゼノンの両親や関係者(雪しらべの里)を皆殺しにすることで誘拐し、生き残り魔王は自らをゼノンを名乗って、本物のゼノンは自分の娘として育て、かつて自分を殺そうとした本物のゼノンが自分を父と慕う様に愉悦を感じよう作戦を展開。
その本物のゼノンこそがロザリーってのが原作での話ですけど、この物語ではゼノンに成代わった名もない生き残り魔王はお人好しですw
偽ゼノンは生き延びた後、あてもなく旅をしていたら雪しらべの里に流れ着き、ロザリーの母と出会う。そして結婚。
その後何の因果か、名もない魔王から生まれてきた子が偶然、魔王神ゼノンの転生した姿だと知るが、「愛に飢えていたゼノンの心」を知ると哀れに思い、自分の本当の娘であることも相まって、自らがゼノンを名乗り、娘にはロザリンドと名をつけ、今回の人生でくらい人並みの幸せを味あわせてやろうと思った。
その後、ゼノン(偽)は推理したところ、ロザリン(ゼノン本物)が過去に1000の魔王を殺さなければおさまらないほど傷ついた理由は、きっと悪魔よりも悪魔的な人間という種族にあるのでは? と思い、誰もロザリンを傷つける人間がいない魔界を作ろうとしてしまった=人間を悪魔化させた。
アデルにロザリーが召喚されて焦る偽ゼノン。
ゼノン(偽)は自ら娘を探してホルルト村へ行き、自分が悪意から人間を悪魔化させていると思われていたので事情を話したことで村の面々と和解。
しかし、すでに娘の心はアデルに奪われており、渋々二人の仲を認めた……みたいな。
ハッピー過ぎなうえに原作を改編し過ぎて、本当にこれでいいのだろうか、とも思いますが、これでいいのです!
だって「へかとん」さんの漫画のゼノンって物凄い良い人だったんですものwww
今後も良いお爺ちゃんとして出てくるかもです。
次話はゼノン(偽)とロザリンの母の馴れ初め話ですね。
ロザリンの母のイラストはありますが、父親のイラストはありませんし、この設定も無くはないでしょう。髪の色も同じですし。