ですが、そのラブラブっぷりはアデル達よりも輪を掛けて凄いので、アバンチュールなデートを目的に各魔界を放浪しています。
その内、アデルとロザリンも娘のパピロンが大きくなったら旅に出るかも知れませんね。
前回までのあらすじぃぃぃ~!!
プリチー魔王、“呪術王”シュナムクルちゃんは将来自分とプラムちゃんとの結婚の仲人と、生まれてくる子どもの名づけ親になってもらうべく最年長魔王“暗黒竜”バビロン爺さんを探していたの。
だけどだけど、バビロン爺さんはすでに故人。
転生先はディスガイア2の主人公&ヒロインの子ども。しかも女の子に転生。
記憶がないんならTSとか女体化とか、そんなちゃちなもんじゃないけど、これは困ったわね。
とりあえず観光も目的の一つだし、ロザリン達が暮らしている魔王城に招待され、変わり果てたゼノン爺さんに出会いました。
バビロン爺さんが転生した少女は可愛らしかったです。
以上、これまでのあらすじ説明終わり。
……
…………
………………
「ってな訳で、あんた達二人の娘、パピロンちゃんの前世やら何やらの説明は終了。
記憶はないみたいだし、あたしらはこのまま観光していくことにするわ。
何か質問とかある?」
「うむ、前世がどうあれ余の娘であることは変わらんからの。
今のパピロンを知る余にとって、自分が母であることとパピロンが娘である事実以外に興味はないし特に聞きたいこともない。
パピロンは渡さんがそれ以外なら歓迎するし、自由にくつろいで自由に過ごすと良い。
ほれ、アデルも茶ぐらい出さぬか!(ポカッ)」
「イテッ! ……お前、昔よりもワガママになったよな」
「そ、それはアデルが余を甘やかすから……」
「ロザリー……」
「アデル……」
見つめあう二人。
カーッ、いつまでも初々しいわね、この二人♪
アデルもパピロンちゃんの過去には興味一切無しみたいだし、あたしもいつかプラムちゃんとこういう関係になりたいもんよ。
「くっくっくっ……、オレもいつかはプレネールさんと……くっくっくっくっくっ♪」
「シードル。あんた、みんなのアイドルであるプレネールさんに手ェだそうってんなら<終わりなき苦痛の針>で刺し続けるわよ」
「くっくっくっ……、オレがプレネールさんに迫るとすれば、本人の了承があった時だけだ。
流石にもう、サロメの時と同じ轍は踏まん」
「ならいいんだけどね」
さて、結局バビロン爺さんの転生云々の話はアデルとロザリーにはしたけど、元々爺さんの頭にボケが来ていたからか、記憶の引き継ぎが出来ていない時点で普通に可愛がるってことで決着はついたのよね。
祖父であるゼノンとも関係良好みたいだし、あたしの結婚式の仲人は別の人に頼むしかないわね。
さらばバビロン爺さん。
そして、よろしくパピロンお譲ちゃん♪
「お~い、ロザリンド。パピロンが風呂から上がったから拭いたげてくれんか?」
「うむ、了解だ父上~」
「ママ~♪」
お風呂から上がって裸ん坊のスッポンポンで出てきたパピロン。
……ヤバい、可愛すぎる。
「……って、シードル。あんたはパピロンちゃんの裸見ても平気なの?」
隣のシードルは普通にロザリーがパピロンちゃんの身体を隅々まで拭こうとするも、はしゃぎまくるパピロンちゃんはその手を掻い潜り、あっちこっちを走り回るけどそれがまた微笑ましくて可愛いのよね。
「くっくっくっ……、オレは小さい子には興味などないからな。
勿論、シュナムクル様も俺の守備範囲外だ」
「あー、そういえばあんたはそうだったわよね。
サロにゃんが好みのあんたにゃ一生分かんないわ。あの子の可愛さは」
何とかパピロンちゃんをロザリーが吹いていると、ゼノンも上がってくる。
こちらはバスローブを着ている。
「ふぃ~、今日もいい湯じゃった。
それじゃワシはそろそろ休むわい。
母さんが今夜のために寝溜めをしとるから朝まで眠れんかもしれんがの」
「まぁ、母上じゃからな。
父上も年を考えて程々で勘弁してもらうのじゃぞ。
流石に悪魔とはいえ、この年で妹や弟が出来ても困る」
……そういえば。
「ねぇロザリー。魔王ゼノンがあなたの父親ってのは分かったけど、母親は誰なの?」
ゲームの時とは違うけど、母親ってどうなってるんだろ?
「ふむ、シュナムクルよ。このヴェルダイムに住む<雪しらべの里>というのを知っておるか?
母上はそこの出身なのじゃ」
そう言ってゼノンを見るロザリン。
アデルはこの隙とばかりに、未だに裸の愛娘パピロンちゃんに抱きついて頬ずりをして愛情を鬱陶しく表現してるからスルー。
戦闘バカは愛情表現も乱暴よねぇ~。
あ、パピロンちゃんがアデルから逃げてどっか言っちゃった。
アデルざまぁwww
そうこうしている内にゼノン爺さんが昔話を語り始めた。
「わしと母さんとの出会いはな、わしが一人旅をしている時に見初めたんじゃよ。
今でこそ<雪しらべの里>は、観光客向けに色々な土産物を扱う観光名所などをやっとるが、かつては他者を寄せ付けぬ孤立した里でのう。
魔王であるわしが口説いても、最初母さんは一向になびかんかったよ」
そしてお茶を一口すする。(アデルが淹れた)
あたしも出してもらったけど、このお茶、茶葉もいいけど淹れ方も上手いのよね。
シードルほどではないけど、それなりに手なれた者ならではの技術を感じさせるわ。
「じゃが、最後に愛は勝つ!
苦労しながらも口説き落とした結果、雪しらべの里全体がヴェルダイムに住む他の者たちと交流を持つようになってな。
おかげでわしの魔王としての功績の一つに挙げられるくらいじゃよ」
場所が場所だから観光客自体はあまり増えていないらしいけど。
でもネット通販とかで他の魔界からも雪しらべの里のお菓子は人気があるそうだし、悪魔でありながら、奪ったり力で従えたりって手段を使わずに魔界を統治するだなんて流石は“魔王神”ゼノンね。
「くっくっくっ……、シュナムクル様は力による統治すらせずに、分捕った魔王城に居座るだけなのにな」
「うっさいシードル!
魔王の仕事は侵略者を追い返すことよ!」
……まぁ、それ以外に仕事らしい仕事をしていないところに若干の罪悪感(と言う名の倦怠感)を感じてないわけじゃないんだけどね。
だって普段はシードルやネットで知り合ったお友達とゲームばかりしてるし。
そんなこんなで、その日はロザリーの城に泊めてもらい、次の日には自分の魔界に帰ることとなりました。
天気も良かったのでとても楽しかったです、と♪
ちなみに、ロザリーのアドレスも聞いておいたから今度からはヴェルダイムにも『瞬間移動』っぽく転移して来れそうね。
~パピロンの日記帳~
パパがうっとうしいの。
何かって言うとパピロンにくっついてくるし、暑苦しいし。
ママや、じぃじは優しく撫でてくれるから気持ちいいけど、パパは荒っぽいから気持ち良くないもん。
パパの魔の手から掻い潜れたから、今日来たお客さんを観察することにしちゃいます。
どうやら女性のお客さんは女の子が大好きなようです。
男の人は三枚目な感じだけど、悪い人ではないのかもしれないです。
帰る前に少しだけお話したら、そんなに悪い人じゃないみたいだから、今度来た時にはパピロンが色々としてあげるの♪
シュナムクルさん、パピロンはまたのお越しを待っているのです♪
これがフラグになるのかどうなのか、はたまたシュナムクルがフラグブレイカーとなるのかは、その話を書くときの私の気分次第ですね。
最終話以外全く考えずに毎回ノリで書いていたのでこうなりました。
少し思いついたものもあるので、パピロンをここで登場させておくのが目的の話ですね。
そうすれば今後思いつきでやりたい話に持っていくのに、出せるキャラが多いと選択肢も広がりますし。
あとティンクは<雪しらべの里>の雪丸の家来としてもらわれていきましたとさ。
あの二人も意外とお似合いな気もしますし。
というかティンクの本当の姿がイケメンってのは絶対嘘だと思ってましたw
タローは出そうかとも思ったんですが、呪いが解けたら種族は人間に戻ってますし、大きくなれば普通に誰かと結婚して村で平和に暮らしてそうな気がするのでどう出すかは思案中。
それでもロザリンの家来であることには変わりありませんが、私のイメージだと漫画『ヘルシング』のウォルターみたいな老人になりそうな気がします。
ロザリン&パピロン「「パーフェクトね、タロー」」
タロー「カンシャノキワミ」
みたいな。