依姫と俺とたまに豊姫   作:はりゅー

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どうもみなさん!はりゅーです!書く気になったので書きました!それと今更ですが自分の気分によって投稿が早くなったり遅くなったりします、なるべく一か月間に最低1話は更新したいです。それとやはり文字数は5000は無理でした。ごめんしゃい。
それではどうぞ!


依姫とのフラグ

「痛っ!」

俺は依姫に引きずられたまま俺が空けた大穴に放り込まれ、後を追うように上から道具が放り込まれた。上から依姫が覗き込む。

「とにかく、地盤が崩れないようにしっかりと穴を埋めなさい!この大穴塞ぐまで帰れると思うな!」

依姫のきつい怒号が飛んでくる。俺はそれに怯え

「わかってるよ...」と聞こえるか聞こえないかぐらいの返事を返す。

俺は順調に作業を進め休憩するために壁に寄り掛かる。これくらい時間が建てば休憩しても怒られないはずだ。

はぁ、依姫は昔あんなに可愛かったのになぁと一人昔を思い返す。

 

何年前だろうか...少なくとも1000年以上は前の事、今は罪人として地上のどこかに住んでいるであろう薬師、八意 永琳という天才がいた。

天才の八意、秀才の秀沙とよく言われたもんである。

彼女は綿月家の教育係であり、いつも姉妹にさまざまなことを教えていた。

しかし医者である。よく急用が入ったりしていたらしい。そんな時に代わって姉妹に教えていたのは俺である。あの時は先生!とか言ってかわいかったなぁ...まあそれもどんどんあだ名になってったけど。

まあ今では二人ともきれいな女性に成長したもんだなと思う。

そう成長できたのもとある一人の男の影響だ。

 

その男の名は知らないが、地上から来た男だという。俺は会ったことがない。

どこをどう間違えて月の都に迷い込んだか知らないが、その男を綿月姉妹が保護したのである。

彼女らが言うに、その男は苛められていた亀を助け、亀に竜宮城とか言う場所に連れてってもらうことにしたらしい。

 

その男が綿月家にいる時、あの光っているものは何かと問うたらしい。まあ空に浮かぶ星の事だろうが、二人は「あれは魚達が躍っているのです。」と答えた。海中(ということにしてある)から星が見えるはずがないのだから。しかし星が魚に見えるわけがなかろうと普通なら思うはずだ。しかしその男はそうだったのか、と納得したらしい。まさに笑い種である。今でも酒を飲むときの肴として有名である。

 

そしてその男はなんと3年間もいたらしい、普通なら数日で帰りたいと思うはずだが。

話を聞いた永琳がその男の穢れを一時的に取り払う薬を開発し飲ませたので穢れが残るなどの被害はまあなかった。(依姫曰くこの男自身なぜかあまり穢れがなかったそうである。)

そしてある日突然帰りたいと言い出したのである。そこで綿月姉妹は永琳に相談し、永琳は彼を300年後の世界に送るという妙案を出した。

そこで当時俺が苦労に苦労を重ね開発した冷凍睡眠機にその男を眠らせ、さらに地上と流れが100倍ほど遅いという設定で3年を300年に引き伸ばし、更にこれも俺が開発した人工的に肉体を老化させるという空気をきれいな箱に入れ、その男に渡したそうである。

なぜこんな手間をかけたかと言うと、その男は地上に戻るとひどく絶望したようである。それもその筈、自分の家はなくなり、知らない人間ばかりいる。この状況に絶望しない人間なんていないだろう。その男は俺の開発した空気が入った箱を開け、体が急激の老化したようである。しかしそれが功を成し、当時ここまで長く生きた人間はいなかったのでとても囃されたようである。そして竜宮城から帰還したとの噂が天皇の耳に入り、その天皇は竜宮城は蓬莱の国ではないかという予想を立て、使者を派遣したそうである。まあ目の当てどころはいいが時すでに遅し、その男は既に他界していた。

天皇はこれを蓬莱の国の帰還者とし、神社に祀ったそうである。

この件は蓬莱の国を存在させると認識させた上で、同時に月の民を敬わせるという事に成功したのである。

 

永琳もすごいなとは思うがこんなことやっても得にはならないと率直に思った。

まあ遊びにしては面白いと思う。うん。

まあこんなこともあって二人は成長したなーって思う。いい方にも悪い方にも。

その後永琳は不老不死の薬を作り月の都を追い出されるのだが、それはまた別のお話。

 

なんてことを思い返してる間に依姫が上から声を掛けてきた。

「秀沙ー?桃を切ったのだけど食べる?」

この件を起こした俺に修復の義務はあるとして、桃などを差し入れしてくれる依姫は好きである。

「ああ、食べるよ」と俺は返事をする。

俺はハシゴを登り、外に出る。目をやると綿月姉妹が椅子に腰かけて桃をすでに食べ始めていた。俺は急いで手を洗い、二人の下へ歩き出す。

豊姫と依姫は前に侵入した地上の人の話をしているらしい。

「霊夢はそれこそ鍛えれば私には及ばなくてもうさぎ達に対抗できるくらいにはなるでしょうに...」

依姫が賞嘆するとはその人はよっぽどすごいんだろうなぁ、なんて思ってるとあっちもこちらに気づいたらしく、

「あ、やっと来た。早く来ないと全部食べちゃうわよ?」

と豊姫に急かされたので、俺も一つ取って口に運ぶ。

うん、美味い。口に入れると桃独特の香りが口の中で充満し、噛むと甘い果汁があふれ出てくる。やっぱり桃は美味いな。

「そういえば。」

と依姫に聞かれる。

「こんな大穴開けるなんて秀沙、あなたなんの実験してたの?」

聞かれたくない質問が来た。俺は研究して完成したものを一斉に公開するのが好きなんだ。

「まあそのうち教えてやるよ。」

とはぐらかすように答えた。誰にも教えるもんか。

「ケチねぇ。」

依姫は元から関心のないみたいな感じで答えた。昔からの付き合いだし俺がそういう性格なの知ってるだろ。なんで聞いたし。

とまあそんな感じで雑談した後、俺はまた作業に戻ろうとした。すると依姫も大穴に行き、作業を手伝ってくれるらしい。

...ものすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。ハイ。

まあいくら後悔しても始まらない、とにかく作業に戻ろうとした。その時。

「きゃっ!?」

と依姫の悲鳴が聞こえた、どうやら石につまずいたらしい。こういうドジな所もある依姫なのだが、今回は笑いごとではない。

大穴だ、大穴の手前でこけたせいで足を踏む地面がない。俺は咄嗟に、

「依姫っ!」

と瞬時に依姫の下へ回り込んだ。

守れるのに守れないのは自分の流儀に反する。それがたとえ小さな怪我であってもだ。

だからこういうことは体が勝手に反応するのだ、そのせいで体にはそこそこ傷がある。

 

背中に鈍い痛みが走る。どうやら守ることには成功したようだ。

依姫は大丈夫か?と目を開けた瞬間に一瞬固まった。

依姫と滅茶苦茶近い、でもそれだけでは固まらない。じゃあなんで固まってるかって?

俺と依姫の唇が合わさってるからだよ。ついでに言えば胸のあたりに柔らかい二つのものが当たっている。さらにこの状態で依姫も現実へ引き戻されたらしい。

目と目が合う。

 

俺と依姫は同時に別方向へ跳ぶ。

嘘だろ...俺は月に上がる前から一度も女性と縁がなかったんだぞ。あるとしても水咲ぐらいだぞ...

こんな女性が初めてとか男としての願望使い果たしたようなもんだぞ。

ちょっと思考を落ち着けてから依姫の方を見やる。

依姫は顔が真っ赤になっていた。そして依姫も落ち着いたのだろうか。こちらへ向く。

怒られるかな?だろうな。

「せ...責任取ってよね...」

へ?あの、え?

はああああああああああああああ!?!?

ちょっと待って展開が早すぎてついていけない。

 

「あらあら...面白くなってきたわね..」

豊姫が一人その状況を見て面白そうにつぶやく。




どうでしたか?ちょっと急展開だったり読みづらかったりしたかもしれませんが今回はここで終わります。誤字脱字等あったら是非ご指摘お願いします。
それではみなさんまた逢う日まで~
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