ダダダダダダダダダダダダダダダ
「くそ、着任早々にして襲撃かよ。」
頭の上を銃弾が飛び交う中、鎮守府内を駆けずり回って
艦装倉庫に向かう人影が居る。
「流石最前線って言った所か、訓練期間が短縮されるわけだ」
この人物は、田中提督正確には提督見習いである。
「本日着任しました、田中特別少尉提督見習いです。」
「艦装管理官の三田だ!話は聞いている第七分隊の艦装は、そこだ!」
艦装管理官の指示を聞き艦装の乗っているトラックに乗り込み、
トラックに乗っている無線で連絡をする。
「もし、こちら田中少尉!現在艦装を受領しそちらに向かっています。送れ」
「了解した!こちらへの到着予想時刻を言え。送れ」
「現在地点から港が見えているため、十分ほどで行けます。送れ」
「分かった。急げよ、攻撃が激しいぞ。通信終了。」
通信が終え運転に意識を戻す。道中に爆撃された建物が所々に見える。
鎮守府航空隊が上空で戦闘を始めている。
「空母までいるのかよ。哨戒艇は居眠りしてたのか。」
ぼやいている内に港についた。
「田中少尉、只今戻りました。」
「御苦労、艦娘たちに艦装を速やかに支給しろ」
「了解しました。艦装支給速やかに実施します!」
下士官たちと連携して艦装を降ろしていく。
「先に大型艦の物から降ろしてていけ!」
「空母と戦艦とありますがどちらにしますか!」
「戦艦だ!敵爆撃機は鎮守府航空隊で対処してる!」
戦艦の艦装が降ろされていく。
「戦艦金剛、比叡、榛名、霧島、艦装降下終了しました。」
「フォールミー皆さんついて来てくださいネーー」
戦艦金剛が艦装装着を済ませ出撃していった。
その後艦装装着を済ませた艦娘が次々と出撃し
鎮守府沖の敵艦は撃滅された。
「やれやれ、着任初日早々にして襲撃とは運がないね君は」
そう言って着任挨拶に来た田中少尉に笑いかける
「最前線ゆえ致し方なしかと愚考します。」
自分の前にいる司令長官にそう返す。
「今月に入ってまだ三回ぐらいだよこのような襲撃は。いるかね?」
司令長官はタバコを進めて来た。
「いえ、自分は未成年なので」
失礼かと思ったが断った、タバコは苦手である。
「資料で見ていたが、若いね。志願かね。」
「いえ、提督適性が合ったため、徴兵されました。」
正直にそう答えた。適性がなかったら主計になりたかった。
「うむ、本来提督見習いとして仕事をしてもらいたかったがそうも言えなくなった。」
「と、言いますと……」
「実は、今回の襲撃で哨戒艦隊が人員が不足してしまってな人員を遊ばせなくなった。」
「そこで、君には特別中尉に昇進してもらい哨戒艦隊の一分隊を指揮してもらう。」
そう言い机から封筒を出した。
「君に指揮をしてもらう艦娘のリストだ。この中から重巡二隻、駆逐艦四隻を選んでもらう。」
「資材は補給部署に手配してもらえ。書類はその中だ。」
そう封筒を渡して来た
「田中特別中尉、任務受領しました。」
「うむ、ようこそ最前線へこの南方鎮守府は激戦区だがその分給料はいいぞ」
ニヤリと司令長官はそう笑った