とあるPSIの使い手   作:タカやん

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プロローグ

プロローグ

 

 

某名も無き島

 

 

 

??「はああー」

 

??「わはは」

 

 

見た目にまだ幼さがまだ残る少年とかたや筋骨隆々の片目に眼帯をした男はと森の中で戦っていた。

だがその規模は人が出せるものを超えていた。男が拳を振るうと衝撃がその先の木々をなぎ倒しなが

ら少年に向かって行く。

 

 

??「だらぁあ」

 

 

少年はそれを見えない壁で防ぎ耐える。

 

 

??「お返しだ」

 

 

そう言うと少年の周りの倒れた木々は宙に浮くと男の方へと飛んで行った。

 

 

??「あめぇえ」

 

 

男は木々の間を縫うように避け少年方へ高速で向かった。

 

 

??「なめんなよ」

 

 

少年も男に合わせ高速で移動し、男の方へ向かう。

 

 

ドガァ

 

 

人が出せる音を超えた音が森に響いた。

 

そしてそこに立っていたのは男の方だった。

 

 

??「ククク惜しかったな」

 

??「くそーまた負けた。グラナさんやっぱ強いな」

 

グ 「ククク。この俺とこんだけやれるなんて弥勒かあの女かお前の父ちゃん位だぞ」

 

??「まぁ父さん達を超えるのが俺の目下の目標なんだけどな」

 

グ 「ククク。まぁ才能だけなら俺らを超えてるがな。だが何故そこまでして力を求める?」

 

??「強いて言うなら守るためかな。大事なものが出来た時それをを失わないために、理不尽なことも跳ね除けるだけの力が欲しい」

 

グ 「ククク。俺からすればお前の方が理不尽だと思うが?何処の世界に他人のPSIを真似て尚且

つオリジナルと同等まで扱うことの出来る奴がいる?」

 

??「まあそれが俺の力でもあるんですからいいじゃないですか」

 

グ 「ククク。それもそうだな、それはそうと今日はどうするんだ?こっちに泊まって行くのか?」

 

??「そうしようと思っています。今両親結婚記念日でどっか行ってるんで。エルモアさん達のとこ

のに行っても良かったんですが最近こっちに来てなかったんでたまには顔出そうかと」

 

グ 「はっ。俺達のところに好き好んで来るのはお前くらいだぜ」

 

 

そういうグラナさんはどことなく嬉しそうな表情をしていた

 

 

??「昔は知りませんが俺はグラナさん達のこと気に入ってるんで気にしないでください。それにい

い修行相手になるんで俺としては助かってます。てなわけでもう一本お願いします」

 

グ 「ククク面白ぇ。今日はとことんやってやるぜ」

 

 

そのあと俺達は動けなるまで戦い続けた。途中ウラヌスさんやジュナスさんドルキさんが乱入して混

沌としたが弥勒さんとカプリコさんがきてなんとか収まった。そのあと弥勒さんのありがたい説教と

壊した土地の修繕をして一日は終わった。

 

 

翌朝

 

 

俺が帰るというのでグラナさん達が見送りに来ていた。周りには船などはない。この島全体に迷彩が

かけられていて外部からは見えないようになっている。それに伴って移動手段は瞬間移動などの移動

系の能力を持っている人による移動が基本になっている。俺も前にシャイナさんの瞬間移動を使える

ようになってからは自分でしている。

 

 

??「じゃあまた遊びにきますね」

 

弥勒「今度はあまり暴れないようにしてもらいたいな」

 

??「考えておきます。それではまた」

 

 

俺は”六方転晶系”(ヘキサゴナル・トランスファー・システム)を発動させて消えた。それが俺が

この世界にいた最後の瞬間だった。

 

 

??「到着っと・・・あれ?」

 

 

本来なら家の中にいるはずだが何故か今いるところはどこかの街中である。

 

 

??「おっかしいな、確かに家に跳んだハズなんだがな?」

 

 

俺は不思議に思いもう一度試してみる。だが結果は同じまた同じところに戻ってきた。家がダメなら

弥勒さんのとこに跳ぼうとしたがまた同じとこに戻って来てしまう。エルモア邸や師匠達のとこも同

様だった。

 

 

??「何故?]orz

 

 

そのあと他の移動系の能力を試しても結果は同じだった。試しに街の外に出て見ようとしたらあっさ

り出ることが出来た。そのことを踏まえて俺はある仮説をたてた。

 

 

 

ここは俺がいた世界じゃない!!

 

 

移動系の能力は短い距離や目測での移動ならいいが長距離や特定の位置となるとその場所にマ

ーキングしないといけない。さっき試したように俺の家など限定的な場所になると家に跳ぶのではな

く家に施したマーキングに跳ぶということになる。そして俺は移動系の能力は移動に失敗すると元の

場所戻るようにプログラムを入れている。このことを踏まえると俺の家などがないことになる。

つまりここは俺がさっきまでいた世界ではないという結論になる。

 

 

 

??「どうしよう」orz

 

 

しばらく凹んでいたが取り敢えずこの場所の情報を得るために移動することにした。

どうやらここは日本のようだ。今は夜だから人は少ないが日本人ばかりでファーストフード店とかも

俺の知っているものばかりだ。

 

 

??「異世界は異世界でも並行世界か」

 

 

どうやらここは俺の世界に似て異なる世界のようだ。おかしいな、俺弥勒さんの姉さんのPSIだけは

あつかえきれなかったんだけどな。弥勒さんの姉さんのPSIは簡単にいうと確率の変動。昔師匠から聞いた話では別世界のあの人が並行世界に行くことの出来る確率を変え父さん達を並行世界に跳ばしたらしい。その時はテレフォンカードを媒体に所有者を移動させるといった方法で今の俺のようにそういったものなしで跳ぶのは能力者でもほぼ不可能らしい。

つまり俺は知らず知らずの内にPSIを使って異世界へ跳んだことになる。

だが能力を扱えきれていない俺はまた帰るっといったことが出来ない。

 

 

??「これからどうしようかな」

 

 

俺は途方に暮れながら歩いていると複数の不良っぽい男が俺と同じ位の女の子をナンパしていた。

周りの人は我関せずといった感じで素通りしていってる。女の子の方も助けなど期待していないっと

いった表情をしている。

俺は取り敢えず気晴らしに代わりにと女の子のとこに歩いて行った。

それが俺の運命を決めるとはしらずに。

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