紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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はじめまして&こんにちは!
くーさんこと露草です。
ちなみに4作目です。
管理できるかなぁ…(^^;)

実は、同ペンネームでほのぼの小説をもう一本書いているのですが、くすっと笑えるがコンセプトの向こうとは違い、ホントのほのぼの小説です。
まあ、癒しをあたえられたら~というわけで 笑

では、ゆったりふわふわ物語をお楽しみください(^^)


ゆうしょく

「ワンコ!メシはまだか~!」

 

いつものくちなし寮。

夕食を作っていた仔犬(こいぬ)は、台所に入ってきた風鈴(かざり)にいきなり怒鳴られた。

もうそんな時間かと慌てて時計を見るが、まだ6時前だった。

 

「まだできてませんよー。」

 

別に仔犬の準備が遅いわけではない。

仕込みは朝にすでに終わっている。

そもそもいつも夕食は7時だ。

 

「今日は何だ。」

 

いいにおいがしたのか駆けよってくる。

 

「シチューですよー。まだまだ寒いですからね。」

 

仔犬の言葉を聞いているのかいないのか、風鈴は鍋を見つめ目を輝かしている。

仔犬はそれを見て苦笑しながら鍋を回す。

そろそろ生クリームを出さないと。

 

「ただいま。いいにおいがするね。」

「ただいまです~。」

 

その時、2人の少女が台所入ってきた。

すでに4人だが、この寮の台所はとても広く、人数が増えても狭い気がまったくしない。

 

「お帰りなさい。御籤(みくじ)さん、風羽(ふうう)ちゃん。」

 

調理中のため鍋から離れられない仔犬が声を掛ける。

ちなみに風鈴は無視だ。

 

「この匂いはシチューかな?」

「そうですよー。まだ時間かかりますけど。」

 

放課後はすぐ帰っているが、寮の家事すべてを担当している彼はなかなか忙しい。

そのため、料理も時間かかってしまうのだ。

 

「いやいや、焦らなくても大丈夫だよ。ワンコくんは十分、料理作るの早いし。それに今日はポテチを買ってきたから。」

「ありがとうございますー。でも、食事前にお菓子を食べるのはダメですー。」

「あ、私も食べるぞ!」

 

ようやく飽きたのか風鈴が鍋を離れる。

だから、ダメですって。

 

「ワンちゃん、昨日作ったプリンがあるので、出しといてくださいね~。」

「りょーかい。ありがとー。」

 

この台所を預かるのは仔犬と風羽の2人のため、当然仔犬もプリンの存在に気づいていたが、あえて今気づいたふりをする。

ちなみに、食事に関しての配分は、普段の食事が仔犬、おやつやデザートが風羽となっている。

 

そうして、何だかんだで料理ができ、食堂でみんなで食べる。

 

「うっめー!」

「うん、さすがワンコくん。ウチのシェフにも勝るとも劣らない出来栄えだよ。」

「おいしーです。」

 

食事の評価はおおむね良好。

だが、仔犬にはまだ仕事がある。

一人前の食事を持って2階の個人の部屋の方を目指す。

そして、いつも通りその中の1つの部屋をノックする。

 

(のぞみ)さん、夕食を持ってきましたよー。」

 

返事もいつも通り無い。

 

「ここに置いておきますねー。」

 

そして、お盆を置いて立ち去る。

次に来るのは、1時間後に器の回収する時だ。

 

「ワンコ~!お代わりだ!」

 

階段を降りようとすると階下から風鈴の叫ぶ声が聞こえた。

食堂から階段まではそれなりに離れているのだが。

 

「やれやれ…。」

 

ため息とともに、仔犬は自分の仕事をするため急いだ。




くちなし寮

学園にある小さな木造の寮。
元は生徒会役員用の寮だったが、女子寮別館としてつくりかえられた。

寮生は、寮長で高等部2年生の琴町風鈴、同じく2年生の西宮御籤、中等部2年生の波真野希、初等部3年生の琴町風羽、そして女子寮唯一の男子にして中等部1年生の雛森仔犬の計5名。
しかし、部屋の余りはまだある。
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