紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんだよっ!
さて、今回は仔犬と希のいちゃいちゃ回です。
なんだかんだ仲良しなんですよ、この2人。
では、どうぞ!
夕食の片付けが終わり、仔犬が自室でゴロゴロしているとメールが来た。
相手は希。
唯一着信音を変えている相手だからすぐにわかる。
何かあった時のためにと教えておいたアドレスだが、仔犬になついたのか割と頻繁に連絡が来るようになった。
『ごめんね!もし大丈夫だったらちょっと私の部屋に来てくれないかな?』
内容も予想通り。
返事はせず、そのまま彼女の部屋をノックする。
「希さん?仔犬です。」
仔犬が声をかけると、すぐにドアが開く。
「は、入って。」
「お邪魔します。」
少し前まで散らかっていた部屋だが、仔犬がちょこちょこ掃除をしているため、それなりにきれいになっている。
「ごめんね…。今日もお願いしていい?」
申し訳なさそうに言う希。
「ええ、大丈夫ですよ。」
そう言い、テーブルの前のクッションに座る。
目の前には真っ白な原稿用紙が8枚。
「締め切りいつでしたっけ?」
勉強机に座った希はあからさまにビクッとする。
「うっ……あさって。」
「はぁ……、ご飯はちゃんと食べてくださいね。」
ため息をつきながら仔犬はそう言う。
でも、希の夢のためと説得は諦める。
ふと希を見ると、ジト目で仔犬をにらんでいた。
「な、何ですか?」
「……私の方が年上なのに雛森くんすごく偉そう。」
「そ、そんなことないですよ!」
気分を害してしまったのかと仔犬は慌てる。
だが、堪え切れないようにニヤニヤとしていることでからかわれたことに気づく。
「もう、ひどいですよー!」
「あはは、ごめんね。何か雛森くん見てるとからかいたくなっちゃうんだ。」
反撃して満足したのか希は作業に戻る。
仔犬も作業を始めようとするが、からかわれて悔しいままだ。
よし、反撃の反撃だ。
「希さん。」
仔犬が希の方を向いて呼ぶ。
「ん、何?」
作業の手を止めずに希が返す。
「好きです。」
「……へ?」
手が止まり、ポカンとした目で仔犬を見る。
仔犬は立ち上がり、希の横に立つ。
そして真剣な目で言葉を続ける。
「希さんが好きです。僕と結婚を前提に付き合ってください。」
「はぁ……。」
仔犬の言葉を聞いてもまだポカンとした顔をしたままだ。
すると、意味を理解したのか、ボンッと顔が赤くなる。
「ふぇええええええ!!!?」
そして叫んだ。
「ちょ、ちょっと雛森くん!?」
仔犬はすごく慌ててる希の手を取りキスをする。
「ふぁあ!」
ますます顔を赤くさせ、変な声を出す希。
気のせいか頭から湯気が出ているような気がする。
すると、赤い顔のまま仔犬の手をつかむ。
「あ、あのね!まだ会ったばかりだからまだお互いのことを……でも私は雛森くんが……。」
「あ、希さん!?」
そこでオーバーヒートしてしまったのか気絶してしまう。
真っ赤な顔だが、どこかにやけているように見える。
「ちょっとやりすぎちゃったかな……?」
反撃というには少しやりすぎた気がする。
この後、目を覚ました希に冗談だと言ったらめちゃくちゃ怒られたのはまた別の話。