紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

12 / 70
こんにちは!
くーさんだよぉ~♪

前回,BなL風味にしちゃったので今回は少し長めのいちゃほのです 笑

あ、後ネタ募集します。
一応、ほのぼのなのでえっちなのは無しでお願いします(n*´ω`*n)
どっちにしろ書けないです 笑

ではでは、「紅茶」12話目、どうぞ(^^)/
今回は4つに分けます。


寮長とのゴールデンウィーク

「ふぁ~、目が痛いよ~!」

「あ、寮長包丁持って暴れないでくださいよー。」

 

いつもと同じ寮……ではなく、仔犬はゴールデンウィーク使って、風鈴と風羽の実家である琴町家に来ていた。

実家は資産家だと話には聞いていたが、想像以上の家だった。

与えられた部屋もどう使えばいいのかわからず、隅っこに小さく荷物をまとめただけであとはずっと椅子に座っていた。

その椅子すらふっかふかだった。

 

「だってだって!コレすげー痛いんだもん!!」

「玉ねぎはそういうものなんですよー。」

 

そして、夕飯時。

本来ならばメイドさんに作ってもらうところをなぜか風鈴が作ると言い出したのだ。

ところが。

 

「うぎゃー!手を切ったー!」

「ばんそこう貼りますから動かないでください!」

 

想像以上の風鈴のポンコツっぷりで作業は全然進まない。

ハンバーグを作ると決めて30分。

ようやく玉ねぎが切り終わったところだ。

 

「あの寮長。僕が代りましょうか?」

 

このままではどんどん夕食が遅くなってしまう。

 

「うっ…………だ、だめだ!私が作るって決めたから作るんだ!!」

 

仔犬が代ろうとするも風鈴は自分が作ると言って聞かない。

説得を諦めた仔犬は少しでも風鈴がスムーズにできるように食材の準備や調味料の準備をする。

そして、1時間弱。

 

「こ、これでひっくり返せばいいのか……?」

「はい、そろそろいいと思いますよ。」

 

ようやく片面を焼くところまできた。

もうすぐ完成だ。

だが、風鈴はなぜかひっくり返そうとしない。

 

「寮長、そろそろひっくり返さないと焦げちゃいますよ……?」

「わ、わかってる!黙って見てろ!」

 

どうやら、重要なこの場面で風鈴は怖くなってしまったらしい。

フライ返しを持つ手がプルプルと震えている。

 

「ああ、もう。」

 

さすがに危なっかしくて風鈴の手を包むようにフライ返しを持つ。

 

「う、うわぁ!」

「あ、ちょっと!」

 

と、その途端、風鈴が勢いよくフライ返しを上げてしまった。

そのせいでハンバーグは宙を飛び床に落ちてしまう。

 

「あーもう、何してるんですか寮長。」

「お、お、おまえこそ何をしてるんだ!恥を知れ!!」

 

落ちてしまったハンバーグに見向きもせず、まっ赤な顔で仔犬をにらんでくる。

 

「何って、お手伝いしようとしただけですよー。」

「バカかおまえは!黙って見てろって言っただろうが!!」

 

なぜ風鈴が怒るのかわからず首をかしげる仔犬。

だが、このままでは話は平行線だ。

 

「とにかく落ちたの片付けますよー。」

 

幸いにも多めに作っておいたので、1個ぐらいなら問題ない。

だが、風鈴はにらんだままだ。

 

「おまえが悪いんだから、おまえが食べろ。寮長命令だ。」

「いやですよ。病気になっちゃうじゃないですか。」

 

仔犬は即座に言った。

今の風鈴はどこかおかしい。

 

「ふん!おまえなんて犬っころだ。野良犬だ。駄犬だ。ワンコ失格だ。」

 

やっぱりわけがわからない。

1か月過ごしたことで、風鈴のわがままや無茶な命令にはだいぶ慣れてきたつもりだ。

だけど、今の風鈴の気持ちはわからない。

 

「あれ……?」

 

そこで仔犬は気づいた。

落ちてしまったハンバーグは他のハンバーグに比べて2回りくらい大きい。

作っていたのは仔犬と風鈴と風羽の分だけ。

風鈴は小柄なため、あまり食べない。

風羽は成長期でよく食べるが、それでもこの量は食べれない。

ということは、このハンバーグは。

 

「……わかりました。」

「ふぇ?」

 

そう言って仔犬はしゃがみ込み、地面に触れてない上の部分を手でつかんだ。

無作法だが仕方ない。

 

「お、おい!や、やっぱ、いいっ……、な?び、ビョーキになっちゃうよぅ……。」

 

いかにも弱々しい声で風鈴はそう言った。

自分が言ったくせにと仔犬は苦笑する。

 

「大丈夫ですよ。あむっ。」

「あっ!?おいワンコ!」

 

そのまま口を開け食べる。

玉ねぎは大きいし、味付けも薄い。

お肉も片面しか焼いていないため生焼けだ。

正直言ってすごくまずい。

でも。

 

「とってもおいしいですよ、寮長。」

「っ!?」

 

風鈴が自分を想って作ってくれたのがすごく嬉しかった.

そのまま上の方のは全部食べる。

地面に触ったのは風鈴が泣きながら「もういい」と言ったため処分した。

 

「さ、そろそろ再開しましょうか。」

 

早くしないと、もう8時だ。

風羽がおなかをすかせてるだろう。

そう言って仔犬は消したコンロに火を付ける。

そのせいで、風鈴が小さく呟いた「……バカ」という言葉は聞き逃してしまった。

 




次回は御籤さん回です!(^◇^)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。