紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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コンバトラー!
くーさんでゲス(^^)

連続投稿4日目!ということでだんだん時間が遅くなっているのが気になるところですが、もう少し頑張りたいなと 笑

ではどうぞ!


希さんとのゴールデンウイーク

「あっ、雛森くんこっちこっち!」

 

奥の方の席から希が手を振っている。

ゴールデンウィーク最終日。

仔犬はさっき出かけていたばかりの希から呼び出され、喫茶店に来ていたのだ。

 

「希さんどうしたんですか……って。」

 

希だけかと思ったら向かいの席にスーツの女性がいた。

24、5歳だろうか、落ち着いた雰囲気で紅茶を飲んでいる。

希と同じくきれいな白髪だが、ツインテールの希と違いストレートにしているようだ。

もしかしたら姉妹だろうか。

 

「貴方が雛森くんね?」

 

女性が紅茶を置いて口を開いた。

 

「あ、はい。雛森仔犬です。」

 

仔犬も慌てて挨拶をする。

御籤とまた違った落ち着いた雰囲気に緊張してしまう。

と、女性はスーツ懐から名刺を出した。

 

「希の担当編集の波真野叶(なみまの かなえ)よ。気軽にかなたんって呼んでくれればいいわ。」

「お姉ちゃんその年でかなたんって……。」

「黙りなさい、希。後、次年齢のこと言ったら次から締め切り3日にするわよ。」

「む、無理だよ!」

 

仲がいいのだろう。

歳の離れた姉妹とは思えないほど楽しそうに話している。

おかげで仔犬は置いてけぼりだ。

 

「と、ごめんなさい雛森くん。今日呼んだのは貴方にお願いがあるの。」

「お願いですか?」

「ええ。希が月刊誌で漫画を書いてるのは知ってるわね。」

「はい。」

 

仔犬自身がたまに手伝っているのだからもちろん知っている。

後輩男子に一目惚れし、片思いするという恋愛マンガだ。

 

「実は、編集部の方で希にアシスタントをつける件が持ち上がっているの。週刊誌よりは忙しくないとはいえ、1人じゃ大変だし、それに…。」

 

と、突然言葉を切り、希を見た。

仔犬も希を見ると顔が真っ赤になっていた。

 

「姉の私がいうのもなんだけど、この子はかわいいからね。アシスタントになりたいって人もかなりいるのよ。」

「確かに希さんかわいいですよねー。」

「っ!?」

 

仔犬の何気ない言葉に顔を伏せる希。

仔犬からには見えないが、ものすごくにやにやと顔が緩んでる。

 

「でもこの子は人見知りだし、一緒に仕事をやる以上この子の部屋に入れなければならないわ。」

「仕事場を用意することはできないんですか?」

「そしたら、貴方と一緒に仕事できなくなるでしょ。この子いつも楽しみにしてるのよ、あなたと絵を書くの。」

「お、お姉ちゃん……!」

 

もう希はかわいそうなほど真っ赤だ。

日をあまり浴びないから色が白いため、赤くなるとすごくわかりやすい。

 

「そこで、彼氏の貴方にお願いしようと思って。どうかしら?」

「……は?」

「お姉ちゃん何言ってるの!?」

 

彼氏と言われ、唖然となる仔犬に対し、希は半泣きで立ち上がる。

だが、周りに注目されているのに気付き、おずおずと座る。

 

「え?だって貴方が自分で……ふぅん、なるほど。事情は何となく察したわ。」

 

にやりと笑い、仔犬と希を見る叶だが、仔犬には何のことかさっぱりわからない。

とりあえず勘違いは解けたのだろうと自己完結する。

 

「それで、どう?受けてくれたらもちろんギャラは払うけど。希から聞いたけど貴方はなかなか多忙だって聞いたから無理なら構わないわよ。」

「う~ん、そうですね…。」

 

アシスタントということは、いつものようにたまに手伝うだけではだめだろう。

だが、仔犬は寮の家事すべてを担当しているので今でもかなり忙しい。

ましてや、自分はまだ中学生だ。

 

だが、自分以外の誰かが希と一緒に漫画を描く。

今までのように、楽しく一緒に描けなくなる。

それはなんとなく、すごくイヤだった。

 

チラッと希を見ると、何かを期待する目で仔犬を見ている。

なら、仔犬の答えは決まっている。

 

「わかりました。アシスタントの件受けます。」

「……ありがとう。希の言う通り優しい子ね。」

 

そして紅茶を一気に飲み立ち上がった。

 

「契約のことはこちらでやっておくわ。これからはアシスタントと担当編集としてもよろしくね。」

「あっ、はい!よろしくお願いします。」

「もしくは……。」

 

叶はそう言いながら希を見る。

 

「義弟と義姉の関係でも構わないわ。」

「お姉ちゃん!?」

「じゃあね。」

 

そう言って叶は行ってしまった。

 

「あはは……、面白いお姉さんですね。」

 

精一杯のフォローをするも、仔犬もすごく疲れていた。

これからかかわることになるかと思うと、少しだけ憂鬱だった。

 

「さて、どうしましょうか……。」

 

真っ赤になり過ぎて気絶してしまった希を見ながら仔犬はため息つく。

結局、希が目を覚ましたのは30分後のことだった。

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