紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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こんにちは!
くーさんでっす♪

バイト行かなきゃなので前書き無しです!

では、どうぞ!(^^♪


仔犬不在

「ただいまー。」

「おかえり、風鈴。」

「姉さま、お帰りなさいです~」

 

風鈴が寮に帰ると、リビングで紅茶を飲む御籤と風羽がいた。

だが、いつも台所に立っている仔犬の姿は見えない。

「姉さまの分も入れますね~」と風羽が台所に立ち上がる。

 

「ワンコがいないな。あいつどうしたんだ?」

「今日は用事があるって聞いているけど。」

「用事ってなんだよ。あいつは家事ほっぽり出してどこ行ってるんだよ。」

「さあね、訊いてないよ。プライベートに踏み込みすぎるのはよくないからね。親しき仲にもだよ。」

「使えんな。」

「すまないね。」

 

風鈴の言葉にやれやれと肩を竦める御籤。

ならばと風羽を見る。

 

「なあ、風羽。」

「ごはんならワンちゃんが出かける前に作ってくれたコロッケがありますよ~。」

「いや、そうじゃなくてな」

「あと、昨日作ったシュークリームがありますよ~。」

「……もういい。」

 

相変わらずズレてる風羽にため息をつくと淹れてくれた紅茶に口をつける。

と、ドアが開き希が入ってきた。

 

「あ、希さん!希さんも紅茶を飲みますか?」

「あ、うん。ありがとね、風羽ちゃん。」

「いえいえ~。」

 

そう言ってソファーに座る希。

仔犬と何やら約束したようで、最近は作業中以外は部屋から出るようになったのだ。

仔犬以外がお互いに初めての自己紹介をしたのもその時だ。

 

「お疲れ様、希くん。順調かな?」

「あ、来月の分は何とか描けました。雛森くんが昨日遅くまで手伝ってくれましたから。」

 

そう言ってほほ笑む希。

まだ硬いところがあるものの少しずつ軟化してきた。

 

「なあ、希。ワンコどこ行ったか知らないか?」

「え?あ、そう言えば出掛けるって言ってましたね。病院かなんかかなって思ってたんですけど。」

「は!?あいつどこか悪いのか?」

「ご、ごめんなさい!そうかなぁと思っただけで聞いていません!」

「こら、風鈴。別に病気じゃないみたいだよ。妹さんの誕生日だって。」

 

おびえる希の頭をなでる御籤がそう言う。

 

「あいつ妹いたのかよ!ってミクおまえ知らないって言ってたじゃん!嘘つきめ!」

「今メールしてみたんだよ。妹さんの12歳の誕生日だって。」

「おい、ミク!私が退屈してるとメールしろ!」

「12歳ってことは来年中学生ですか~。この学園に入るんですかね~?」

「えっと……。風鈴の相手は私がしているからゆっくりしてきていいんだよ……っと。送信。」

「おいこらミク。お前話聞いてねーだろ。」

「ワンコくんを見習ってスルースキルを身に着けることにしてね。彼の風鈴の扱い方は幼馴染で一日の長があるはずの私でも驚きだ。」

「妹さんって来年うちに入るんですか?よかったら今度寮にこっそり連れてきませんか?……っと。送信。」

「風羽くんのメールはカラフルだね。」

「つーか、ほとんど絵文字じゃん。」

「かわいいですよー。」

「そういえば彼の妹さんもすごくかわいいらしいよ。」

「聞いてねーて。」

「あ、あの…。」

 

と、しばらく黙っていた希がおずおずと口を開いた。

 

「雛森くんそろそろ帰るそうです。プレゼントを渡すだけだったみたいで。」

「……おまえ何気にオイシイとこ持ってくよな。」

 

仔犬がいない寮はいつも以上に騒がしい。

 




希ちゃんが外に出てきた理由はまた個別回で書きます。
次回『ギャクテン』
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