紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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こんにちは!
くーさんこと露草です。

ホントの日常小説ですから、どうなんですかね~?
と、書きながら不安に思ったり 笑

どうでもいいですけど、"不安"を"ふわん"って打っちゃって「何で変換できないんだろう」ってずっと思っていたそんな作者です。

そんな話とともに、第2話をどうぞ。


くちなし寮の朝

ピピピッ

5時にセットした目覚まし時計の音で仔犬は目が覚める。

この寮のほとんどすべての家事をやっている彼は一番に下に降りる。

 

「さて、洗濯機は回したし、朝ごはんとお弁当と夕食の仕込みをしないと。」

 

そうして仔犬は台所に立つ。

調理開始から30分。

お弁当の準備がほぼ終わり、粗熱が取れるのを待っていると、風鈴が起きてきた。

 

「おはようございます、寮長。」

 

仔犬は風鈴を寮長と呼ぶ。

特に言われたからでは無いが、なんとなく「さん」付けや先輩は違う気がしたのだ。

 

「おはよぉ~。」

 

ぼさぼさ頭のまま眠そうな声であいさつをする。

いつもの強気さは見る影もなく、思わずちょっとかわいいと思ってしまう。

 

「ワンコぉ、何かじゅーすちょ~だい。」

 

食堂の風鈴の椅子にだらんと座り、仔犬に催促をする。

 

「はいはい。」

 

そして、仔犬は風鈴のご所望の物の準備をする。

口元をにやにやとさせながら。

 

「はい、どうぞ。甘いトロピカルジュースですよ。」

「ありがとぉ~。」

 

だらけた口調で返し、そのままジュースを一気飲みする。

そして、一気に噴き出した。

 

「すっぱっーーー!!?こ、これグレープフルーツジュースだろっ!?」

 

叫んだ風鈴が仔犬を睨みつける。

だが、仔犬はすでに調理に戻っていた。

 

「目が覚めたなら、パジャマとか洗濯物出しといてくださいねー。寮長いつも出すの遅いんですから…っていたいいたいですって!!」

 

いたずらをした後輩(ワンコ)の背中にとびかかり、あたまぐりぐりを仕掛ける。

 

「お・ま・え・はッ!ワンコのくせに逆らったな~!」

「ぎ、ギブです!いたいいたい!!」

 

すでに仔犬は半泣きだが、風鈴は手を止めない。

これも先輩の自分に反逆した罰なのだ。

 

「朝からにぎやかだね。」

「姉さまとワンちゃんはいつも仲良しですね~。」

 

風鈴の声に起こされたのか、御籤と風羽も食堂へ降りてきた。

御籤はすでに制服姿だ。

 

「み、御籤さん!寮長を止めてください~!」

「ふむ、見たところ風鈴のやっていることは悪さをした後輩の指導だろう。なら、君が悪い。諦めたまえ。」

 

そう言って顔を洗いに行ってしまった。

 

「ふ、風羽ちゃん!助けて!」

「ふふ、姉さまとワンちゃんはいつも仲良しで嫉妬しちゃいますね~。」

 

そう言っていつも通りニコニコ笑っているだけだ。

結局、仔犬が解放されたのは、気絶しかけるギリギリの20分後だった。

 

 

 

「ほら、遅刻するぞ!」

「ま、待ってください!」

 

朝のお仕置きのせいで、朝食を食べ、洗濯物を干し終わった頃には、いつもより大分出るのが遅くなってしまった。

いくら学校の敷地内とはいえ、走らないと間に合わない時間だ。

中等部より距離がある高等部組と初等部組はすでに行ってしまった。

仔犬も慌てて追いかける。

その前に、開かずの部屋状態になってる一室をノックする。

 

「じゃあ、行ってきますね希さん。」

 

慌しく彼らの一日が始まる。




雛森 仔犬(Koinu hinamori)

中等部1年生。15歳。通称「ワンコ」。一応主人公。
くちなし寮の家事をほぼすべてやっており、家事スキルは高い。
まさに理想のお母さん。
人畜無害を絵に描いたような少年で、争い事は絶対しない。
もちろん女性に手なんて出さない(2重の意味で)。
自分では、特に個性は無いと思っている。

☆呼び方
・風鈴→寮長
・御籤→御籤さん
・風羽→風羽ちゃん
・希→希さん
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