紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんこと露草です(^^)/
この前、この小説を読んでいる友達から、「仔犬ってことは犬なの?」という質問があったため一応補足です。
仔犬くんの種族?は……(ドラムロール)……人間です!
おもしろかったので、ネタに使わせてもらいました(^o^)
ごめんね☆
という完全な内輪受けの話でスタートです 笑
ではどうぞ!
じめじめした天気が今日も続いている。
この季節は仕方ないとはいえ、今日も雨が降り続いていた。
夕食を終え、仔犬は風鈴と御籤とともにリビングでまったりとしていた。
ちなみに、希は自室でマンガ作業、風羽はなぜか初等部の女子寮に行っていた。
「雨やみませんねー。」
リビングで紅茶を飲みながら、仔犬は誰にともなく呟いた。
寮の家事を任されている仔犬にとって雨は、食材が腐りやすかったり、洗濯ができなかったりとかなりやっかいだ。
別に雨自体は嫌いじゃなのだが。
「ん~、そろそろだよな。なあ、ミク?」
「うん、そろそろだね。」
風鈴と御籤が妙な話している。
「はい?なにがです?」
噛み合わない話題に、仔犬は聞き返した。
「ボロだからな。」
「住めば都だよ。」
「賭けるか。ミクの予想は?」
「う~ん。風羽くんの部屋かな?」
「じゃあ、私は空き部屋全部だ。」
「それじゃ賭けにならないだろう。」
仔犬の頭上を飛び越えて、2人で交信中だ。
話の内容も分からないし、相手にもしてもらえない。
ちょっと悲しい。
「きゃあああああああああ!!」
と、上から叫び声が聞こえた。
「希さん!?」
仔犬は急いでリビングを飛び出し、階段を上る。
いつもならノックをするが、それさえ忘れ、勢いよくドアを開けた。
「希さんどうし……うわっ!?」
「ふぇ~ん!仔犬く~ん!!」
ドアを開けた途端、半泣きで希が抱き付いてきた。
小柄な体にしては大きめなのが押し付けられ思わず焦ってしまう。
「の、希さん!どうしたんですか?」
「部屋が~!私のマンガが~!」
希を抱きしめながら部屋を見ると、希の机のあたりに天井から水が落ちていた。
恐らく、その机の上に乗せられていたであろう原稿はお亡くなりになったんだろう。
「あー、雨漏りですか。」
「明日締切なのに~!」
仔犬は思わず拍子抜けしてしまうが、希としては必死だろう。
特に最近希は別の雑誌での連載も決まったのだから。
「あーえっと、今日僕が徹夜で手伝ってあげますから。」
とりあえず、頭を撫でながらそう言う。
そうすると、希は泣き止んだ。
「……ホント?」
「ホントですよー。」
「……わかった。」
と、そしたら離れてくれた。
ちょっと名残惜しかったのは内緒だ。
「最初雨漏りしたのは希の部屋だったか。」
「賭けは胴元が勝ちかな?」
「誰だよ胴元。」
と、いつの間にか風鈴と御籤が部屋の前に来ていた。
「おい、ワンコ。ほら。」
そして、手に持った空のカップを投げてきた。
「あ、どーも。」
部屋に入り、雨漏りの下に置く。
見回してみたら、雨漏りは一か所だけのようだ。
「なぜか、毎年どこか一か所雨漏りするんだよなー。絶対一か所だけなのが不思議だけだけど。」
「古い木造物件だからね仕方ないと言えるね。」
「去年は、空き部屋でしたから油断してました……。」
今年から寮に入った仔犬にはわからないが、風鈴たちの様子を見るに毎年のことなのだろう。
「取り敢えず、希くんには別室で寝てもらうとして。」
「そろそろ風羽が帰ってくるはずだ。」
と、玄関のドアが開く音と、「ただいまです~」という声が聞こえた。
そして階段を上がってくる。
「おまたせです~。洗面器とバケツとタライ、そのほか色々借りてきました~。」
風羽は両手で持てるだけの容器を、そして後ろには初等部らしき女の子も容器を持って数人来ていた。
なぜか仔犬を見ながら、赤くなってキャーキャー騒いでいる。
みんなで手分けして容器を置いて。
仔犬が初めて体験する雨漏りはこうして過ぎて行った。
お気に入りがついに16になりました!
登録していただいた皆々様、そして感想をいただいているお三方!
本っっっっっっっっっっ当にありがとうございます!!!!
愛してますっ!(BL的な意味ではなく 笑)
次回っていうか明日!「相合傘」
お楽しみに!