紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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コンバトラー!
くーさんこと露草です(*^^*)

暑いですね~。
この季節はテンションも食欲も落ちちゃいます……。
でも、執筆意欲だけは落とさないように頑張りたいです。

では、どうぞ!(≧▽≦)


お昼寝

「寮長ー。」

 

日曜日の夕方。

仔犬はめちゃくちゃ困っていた。

さっきから1時間ほど身動ぎ1つできない。

すると玄関から音がして、リビングのドアが開いた。

 

「ただいま……ん?」

 

帰ってきた御籤に慌てて指を口に当ててしーってやる。

怪訝な顔をした御籤だったが、仔犬の膝に乗るものを見て理解する。

一瞬にやっとした後、仔犬を見て口を開く。

 

『寝てるのかい?』

 

口パクで言う御籤に仔犬は頷きだけ返す。

御籤が見ているのは仔犬の膝の上。

熟睡している風鈴だった。

 

談話室のソファーで仔犬と風鈴が並んでラノベを読んでいた時だった。

そろそろ夕食の支度をしようと思い、立ち上がろうとしたら、不意に膝の上に重さを感じた。

驚いて見てみると、すぅすぅといびきをかく風鈴がいた。

何回か声を掛けて見たが、全然起きてくれない。

それから1時間、全く起きてくれなかった。

 

「寮長そろそろ夕飯作らないとー。」

 

御籤が自室に戻った後、風鈴に小さく呟くも全然起きる気配がない。

そもそも、本気で起こすつもりならもっと大きな声を出すか、ゆすり起こせばいい。

それをしないで風鈴を寝かしたままにしているところは仔犬の優しさだろう。

 

ふと、風鈴の桃色の髪が目に入った。

毎朝セットが大変だとボヤいている長いくせっ毛。

が、近くで見ると艶のあるきれいな髪だった。

 

触ってみたい。

ふと、そんな考えが浮かんだ。

 

「ちょ、ちょっとだけなら……。」

 

そう思ってしまったら止まらない。

緊張に震える手でゆっくりと髪に触れる。

 

「ん……。」

 

小さく風鈴が身動ぎする。

軽く撫でてみると、すっと手が通る柔らかい髪だった。

 

「んっ……。」

 

さっきよりも大きな身動ぎに一瞬びっくりとするが、髪を撫でるたびつぶる目が柔らかくなり、犬のように唇をぺろぺろとしている。

どうやら気持ちがいいようだ。

思い切ってほっぺを付いてみる。

 

ぷよっぷよっ。

柔らかい感触に思わずドキドキしてくる。

何回も触っていると、風鈴が上を向いた。

 

「ふぁ!?」

 

そして、いきなり指をくわえられた。

ぺろぺろと舌でなめたり、甘噛みしてくる。

その感触に、思わず鳥肌が立ってしまう。

 

「痛っ!」

 

今度は甘噛みではなく、風鈴の歯並びのいい歯で本気でかまれた。

めちゃくちゃ痛い。

慌てて指を風鈴の口から引き抜く。

 

「も、もしかして起きているんですか、寮長……?」

「……すぅすぅ。」

 

小さないびきが返ってくるが、一瞬答えが遅れた気がする。

起きてるのか起きてないのか、どっちだか分からない。

 

「ま、まさかね……?」

 

これ以上のいたずらは止めよう。

そう思い、そのまま髪だけ撫で続ける。

 

結局、風鈴が起きたのは、夕飯時をとっくに通り過ぎた9時だった。




次回はまたシリーズ!
「寮長くる」
お楽しみに!(^^)
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