紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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コンバトラー!
くーさんこと露草です(^^)

最近バトルガールのゲーム始めたんですが、ミミちゃんことミシェルちゃんが可愛すぎます!
あんな感じなのに、意外と大きいのがたまら……ゲフンゲフン!
かわいい女の子を純粋かつ邪な目で愛してる、くーさんです(^^)

では、どうぞ!(*^^*)





寮長くる

いつもの昼休み。

久しぶりの晴れとあって屋上で昼食を食べた仔犬たちが教室に戻ると、やけに教室が騒がしかった。

あそこは仔犬たちのクラスだ。

 

「何だぁ?」

 

類斗がそう言うももちろん誰もわからない。

と、教室から学級委員の三村一樹(みむら かずき)が出てきた。

 

「あっ、ヒナ!お前に客だぞ。」

「客?」

 

今日は特に約束した相手はいない。

首を傾げながら教室に入ると、中心あたりで人だかりができていた。

 

「きゃー、かわいい!」

「ねぇねぇ、お菓子食べる?」

 

集まっているのは女の子ばかりで、男子たちは「どうにかしろよ」という目で仔犬を見てくる。

 

「おい!おまえら私は先輩だぞ。とりあえずそのポッキー寄越せ。」

 

何か聞きなれた声が聞こえてきて、仔犬はぎくりと身を固めた。

まさかと思ったが、風鈴だった。

尊大に仔犬の席に座り、腕組みをしてクラスの女子からいちご味のポッキーをあーんされていた。

と、仔犬と目が合った。

 

「おっ、ワンコ来たかっ!」

 

そう言い、足が床に届いていなかった椅子から飛び降りる。

立ち上がってもやっぱり小さい。

寮ならさらに小さい風羽がいるため違和感がないが、こうしてクラスメートの女子たちの中に並ぶと、そのちっこさが一際よく目立つ。

 

「ワンコって誰?」

「多分、ヒナお母さんのことじゃないかな?」

「ワンコって……ヒナお母さんってペットなの?」

 

クラスメートが噂し合う。

いつの間にか遠巻きに見ていたはずの男子は仔犬を睨んでいた。

 

「おい、ワンコ。よくわからないけど、褒められているみたいだぞ。」

 

身長差10㎝をものともせず、風鈴は女子たちを下から見下ろしている。

 

「褒められてませんよ。僕ペットでもお母さんでもないですから。」

 

後半は少し大きめに言う。

誤解されるのはさすがに困る。

お母さんと言われるのは半分諦めている。

 

「じゃあね~、ワンコお母さん。」

「変な合体しないでくださいー!」

 

仔犬の言葉を無視しながら、女子たちがようやく離れる。

ため息しながら、風鈴を小さく睨む。

 

「ほら、広まっちゃいましたよー。どうしてくれるんですか?」

「おまえワンコっていうのやなの?」

 

少し泣きそうな顔で言われ、仔犬は慌てた。

 

「そ、そんなことないですよ!」

「じゃあ、いいじゃん。」

「いいのかなぁ……?」

 

相変わらず風鈴は強引だ。

寮でも教室でも変わらない。

 

「で、今日はどうしたんですか?」

 

ようやく本題を切り出す。

これを聞くまでにものすごく精神的に疲れたが。

 

「ん?ああ。今日、夕飯は友達と女子寮で食べるからいらないって言おうと思ってな。」

「メールでいいですよー、そんなの。」

「きょ、教室ではケータイ使っちゃダメなんだぞ!」

「急に常識人にならないでくださいー。」

 

両手でガオーッと怒る風鈴にやれやれと言う。

ホントはケータイをうまく使えないって理由だけなのは分かっている。

 

「なあなあ、ヒナ。この子お前の妹?」

「か、かわいいですね……!」

「うん!めちゃくちゃかわいい子だね~!」

 

話が一段落ついたのを悟ったのか、類斗、紗南、莉乃の3人も近づいてきた。

完全に風鈴を年下だと思っているみたいだが。

 

「ウチの寮の寮長だよ。あと、高2だから。先輩だからね。」

「嘘、マジで!?サーセン、先輩!」

「なんだこれは。おい、ワンコ。おまえの友達か?イケメンだな。」

「前話したじゃないですか。初等部からの友人の類斗です。あと、イケメンはイケメンですが、残念なイケメンです。」

「おっ、先輩わかりますか。おい、紗南、莉乃!俺イケメンだってさ。」

「先輩きれいな髪ですね。シャンプー何使っているんですか?」

「肌もすべすべぷにぷに~」

「おい、無視すんなよ!」

「「うるさい(です)」」

「がふっ!?」

 

2人に鳩尾を蹴っ飛ばされ、机を巻き込み吹き飛ぶ類斗。

 

「花沢、ちゃんと机直しておけよー。」

 

クラスメートにそう言われたが、類斗は倒れたまま何も答えない。

心なしか頭のあたりに赤い水たまりができている気がするが、いつものことなので誰も気にしない。

 

「愉快なやつだな、ワンコ。これ欲しいな。」

「ウチは女子寮じゃないですかー。」

 

最も男子の仔犬がいる時点で女子寮と言っていいのか怪しいが。

 

「しかし、ちっちゃいとは聞いていたがホントにちっちゃいな。」

 

と、一樹が風鈴の上に手を置いて、なでなでした。

仔犬は慄然とした。

風鈴に『小さい』は絶対に禁忌(タブー)だ。

撫でるのも禁忌。

一樹は2重の禁忌に触れていた。

 

「がおぉー!」

 

ぐりぐり。

一樹の背中に飛び乗り、頭をぐりぐりする。

 

「うおー!痛ぇー!!痛ぇぇー!!!全然離れねー!!!!お、おい、ヒナ何とかしてくれ!」

「無理です、一樹くん。耐えてください。」

 

禁忌を犯せば当然罰がある。

それは、春の次に夏が来るくらい当然のことだ。

しばらくして気が済んだのか、風鈴は一樹の背中から跳躍した。

スタっと、床に立つ。

相変わらず猫のように身軽だ。

 

「何あの危険な先輩……。」

 

仔犬の後ろでおびえる一樹。

風鈴は「ふん」とばかりにふんぞり返っていた。

 

「寮長そろそろ帰ってくださいー。」

 

昼休みのはずなのに全く休めなかった。

 

この後の5時間目。

疲れて居眠りした仔犬が廊下に立たされたのは、また別の話。




ちなみに今回登場した、三村一樹くんはぼくの大好きな某お笑い芸人からとりました。
昨日これ書いていた時、ちょうど観ていたので 笑
あ、次回も登場します。

次回!「御籤さんくる」
お楽しみに!(*^^*)
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