紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!
はいどーも、露草です(*^^*)

みなさんはヤンデレは好きですか?
ぼくは結構好きだったりします。
むしろぼくがヤンデレても面白そうな気がしますが 笑
まあ、ぼくはツンデレですがね~(^^)

では、どうぞ!(≧▽≦)


希さんと内緒の電話

着メロが鳴った。

時計を見ると時刻は2時。

林間学校で疲れてめちゃくちゃ眠かったが、何とか起きていた仔犬は電話に出る。

相手はもちろんわかってる。

 

「はい、雛森です。」

「こ、こんばんは、波真野です。ごめんね、寝てたよね。」

「こんばんは、希さん。本読んでましたから寝てませんよー。」

 

やっぱり相手は希だった。

3日前が風鈴、おとといが御籤、昨日が風羽だったから何となく電話が掛かってくる気がしたのだ。

頑張って起きててよかった。

 

「希さんどうしたんですか?」

「あ、あのね、ちょっと雛森君とお話ししたくて……。」

「それなら希さんの部屋に行きましょうか?」

 

希の部屋は仔犬の2部屋隣。

歩いて5秒もかからない。

 

「だめ!!」

「うわっ!」

 

急に希が大きな声を出したのでびっくりしてしまう。

 

「私子供っぽいパジャマだから恥ずかしいもん!」

「えっと、僕は気にしませんよー。」

「私が気にするのっ!」

 

なぜか怒られてしまった。

仔犬としては、洗濯の時にみんなのパジャマどころか下着も見慣れているので今更何とも思わないのだが。

これを言ったらさらに怒られそうなので口を紡ぐ。

と、ためらいつつ希が口を開く。

 

「あの、その……林間学校楽しかったね!」

「はい、そうですねー。」

 

会話終了。

電話の向こうで希の「あうあう」って声が聞こえる。

希がなぜ電話してきたのかよくわからないが、何となくいじめたくなってわざと会話を続けさせない。

先輩なのに希はなぜかいじめたくなる。

 

「あ、あのね、雛森くん。」

「はい、何ですか?」

「わたしは決めました!」

「はい……へ?」

「私はこれから雛森くんに頼り過ぎないようにします!」

「……はぁ。」

 

思わず間抜けな声が出てしまう。

希が突然の宣言した理由も希の言っている意味もよくわからない。

 

「林間学校の間ずっと雛森くんに助けてもらっちゃったし、それ以外でもいつも助けられちゃってるもん!だからこれからはなるべく頼らないようにします!」

「僕は気にしませんって。」

「私が気にするの!」

 

また怒られた。

 

「それにこの前思ったの。雛森くんに依存し過ぎじゃないかって。もし雛森くんにいなくなっちゃったら私また引きこもっちゃうかもしれないし……。」

「ああ、なるほど……。」

 

仔犬が外へ連れ出してくれたおかげで希は外の世界に出ることができた。

でも、そのせいで彼女は仔犬に頼りすぎるようになってしまった。

 

「で、でも私を外に連れ出してくれた雛森くんには感謝しているんだよ。一生かけても返せないくらいの大きな大きな贈り物をくれたの。」

「あはは、ありがとうございます。」

 

希が前向きになってくれたのはとても嬉しい。

でも、どこか寂しいと思ってしまい、我ながら少し苦笑してしまう。

まるで手のかかる娘が嫁いでしまうような気持ちだ。

 

「とってもいいことだと思いますよ。」

「うん!あっ、それでね!」

 

電話の向こうでがさごそという音が聞こえる。

 

「色々ルール決めて書いてみたの。聞いてくれる?」

「もちろん。」

「えっとね……1つ!メールは1日20回まで!」

「はい……はい?え、えっとすいません希さんもう一回いいですか?」

 

聞き間違いかと思い、もう一度頼む。

 

「1つ!メールは1日20回まで!」

「ああ、聞き間違いじゃなかったんですねー。」

 

確かに今の時点で希からのメールは50通近くなので、半分以下に減らしたと言える。

仔犬的には、一緒の寮なのに何でそんなに頻繁にメールする必要があるのかなと疑問に思っていたが。

 

「2つ!なるべく雛森くんと一緒にいない!」

「”なるべく”なんですねー。」

「うん。学校の中では我慢する!」

 

林間学校の間は朝昼夜ずっと一緒にいて、ずっと仔犬の服の袖をつかんでいたのだ。

紗南たちや生徒会姉妹とはかなり仲良くなったものの、仔犬と一緒にいる時間の方が圧倒的に長かった。

ちなみに類斗と一樹に至っては、怖がられて一言すら口をきいてもらえなかった。

 

「3つ!雛森くんが他の女の子と一緒にいてもイライラしたり、雛森くんにお仕置きしようとしたりしない!」

「えっと……思ってるんですか?」

「うん。なぜかはわからないんだけど、最近雛森くんが女の子と思ってるとすごくイライラしちゃうの。」

「しちゃうんですかー。」

 

希にもなぜか分からないなら、仔犬にもわかるわけがない。

というか、これは友達の関係なんだろうか。

何か友達というものをはるかに超えているような。

なぜか怖くなって考えるのをやめた。

 

「えっと……、ゆっくりやっていきましょうか。」

「うん!わたし頑張るね!」

 

元気よく希は言った。

とりあえず、女の子には少し気を付けようと仔犬は思った。




次回は、メイン4人の一切出ない幼なじみたちの話をやろうかと思ってます。
シリーズにするかいつも通り1話完結にするかはまだ書いてないのでわかりませんが 笑
あ、ネタバレするといつも通り類斗くんは被害にあいます(^^)/

それでは(*^^*)
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