紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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最後のガラスをぶち破れ!
こんばんは、露草です。(*^^*)

もしかしたら読んでいただけた方もいるかもしれませんが、今日はこの話の前に朝投稿してたりします。
なので、未読の方は一個前の①から読んでいただいた方が楽しめるかもです。
もう、朝言いたいこと言ったのでいうことはありません!

ではどうぞ!(≧▽≦)


お宅訪問②~類斗編~

「じゃあ、次は類斗くん家かな?」

 

紗南の家を出た4人は、暑い中次の目的地を決めていた。

 

「まあお隣ですし。って、到着しましたよ。」

 

紗南が立ち止ったのは、普通に一般的な民家だった。

これが類斗の家だ。

紗南の隣にあるから小さく見えるだけで普通にちゃんとした家だ。

 

「い、いや俺の家は最後にしよう。なんなら行かなくてもいい。」

「ど、どうしたの類斗?」

 

顔に脂汗をびっしりとさせてる類斗は確実に暑さ以外の理由で汗をかいている。

心なしか震えているような気もする。

 

「だってアイツがいるじゃん!俺アイツにだけは会いたくない!」

「うるさいーーー!ちょっと人の家の前で何騒いでるんですかーーー!」

 

と、ドアが勢いよく開き、小柄な少女が出てきた。

アイスを口にくわえ、タンクトップをだらしなくまくってお腹をかじっている。

彼女の名前は、花沢斗愛(とあ)

類斗の妹で小学6年生。

聞いた話では、琴音と唄音とも同じクラスで友達らしい。

 

「まったくただでさえ暑いのにイライラさせないで……って、え?」

 

仔犬の目が合った途端、少女は目を大きく見開いた。

 

「こ、仔犬お兄ちゃん……?」

「うん、久し振り斗愛ちゃん。」

「お、お兄ちゃん!」

「うわっ!?」

 

仔犬がニコッと微笑んだ瞬間、斗愛が飛び込んできた。

 

「久し振り!手紙も何も寄越さないから心配したんだよ!」

「あはは、ごめん。向こうに行ってから結構忙しくて。」

「もうっ!あた――――じゃなくて斗愛すっごく寂しかったんだよ、仔犬お兄ちゃん……。」

「ごめんね、斗愛ちゃん。」

 

そして、いつものように髪を撫でる。

小学校の頃初めて会ってから彼女はこれをするとすぐにご機嫌になるのだ。

 

「んっ、やっぱり仔犬お兄ちゃんのなでなで最高ぉ~!お兄ちゃん大好き♪」

「僕も大好きだよ。」

「えへへ~♪」

「相変わらずだな、お前らは……。」

 

イチャイチャとする仔犬と斗愛に呆れる類斗。

心なしか隣の少女たちの目からハイライトがなくなってきた気がするので早急に何とかして欲しいのだが。

 

「おい、斗愛。」

「あ?あ、いたの、駄に貴。」

「駄に貴!?」

「駄目でゴミでカスな兄貴の略よ。アンタなんて駄に貴で充分でしょ。」

「想像以上にひどい略だった!?」

「あ、相変わらずだね……。」

「この本性を知ればヒナさんも引くと思うのですが……。」

「はっ、あたしがそんなミスするわけないでしょ。この気持ちは嘘じゃないの。あたしは誰よりもお兄ちゃんが大好きなんだから。」

 

驚くべきなのはこの会話が一切仔犬に聞こえないように最小限の声で行われていることだ。

なので、仔犬は離れたところで「相変わらず仲良いなぁ」って思っている。

誰かが仔犬に密告すればいいのかもしれないが、紗南と莉乃は同じ気持ちを持つ者同士ということで見逃し、類斗に至ってはバラしたら明日の命が無い。

 

「なあ、頼むからその駄に貴というのやめてくれ……。」

「じゃあ、臭豆腐ゴミ太郎ね。」

「……すいません、駄に貴でいいです。」

「最初からそう言えばいいのよ、せっかくツンデレで対応してあげてるんだから。ね、ツン担当。」

「何でツンデレをツン担当とデレ担当に分けてるんだよ!聞いたことねぇよ、そんなの!」

 

ちなみに、言わずもがなデレ担当は仔犬だ。

 

「ねぇ、暑いしそろそろ移動しない?」

「じゃあ、仔犬お兄ちゃん斗愛の部屋に行こーよ!斗愛がジュース飲ませてあげるよ……口移しで。」

「?ごめん斗愛ちゃん最後聞こえなかった。」

「や~ん、斗愛は仔犬お兄ちゃんが大好きってことだよ♪」

「い、いや待て斗愛。狭い家に上げるのも何だし、俺たちは莉乃の家に行ってくるよ。」

 

さすがにこのまま仔犬を家に行かせると妹が暴走しかねないため慌てて止める。

 

「え~!なんでお兄ちゃん!」

 

仔犬が近くにいるため、演技を貫く斗愛。

だが、仔犬に見えないよう類斗の方を向いた斗愛の顔は鬼のように類斗を睨み付けていた。

舌っ足らずな声に鬼の形相でめちゃくちゃ怖い。

 

「僕は気にしないよ、類斗。」

「俺たち男は気にしなくても女子は気にするって!な、2人とも。」

 

仔犬が紗南と莉乃の方を向くと、首がちぎれるのではないかというくらい首を振っていた。

この2人もさすがにまずいと結託していた。

 

「そう?じゃあ、ごめんね斗愛ちゃん。僕たちそろそろ行くよ。」

「……ちっ、余計なことしやがって。あっ、じゃあ、お兄ちゃんの番号教えて!ケータイ買ってもらったんだ!」

「もちろん、いいよ。はい。」

「……うんOKだよ!いつでも連絡していい?」

「大丈夫だよ。忙しかったら遅くなるかもしれないけどなるべく電話もメールも返すよ。」

「やった~!仔犬お兄ちゃん大好き♪」

「……女って怖えぇ。」

 

好きな男を何としても手に入れようと黒く笑う少女と何も気づかない少年。

それを見て類斗は今年はどんな怪談を聞いても怖くないなと思った。




そ、想像以上に斗愛様が怖かった……(^^;)
斗愛様はそのうちヤンデレにもなれそうですよね~。
うん、女の子超怖い。

次回は最後の1人の家です。
最もまだノープランなので、今日のバイト中に考えますが 笑

では次回もよしなに(*^^*)
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