紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました) 作:橘田 露草
くーさんこと露草です。
何かちょっと遅くなっちゃいましたね~(^^;)
GWの間はスマホで更新しようと思っていたのですが、なぜかスマホじゃまったくネタが思いつかないという(笑)
う~ん、なんででしょう?
感想はホントに何でもいただけたらすごく嬉しいですよ~♪
面白いでも、ここがミスってるでも、ブサイク野郎でも、このメガネでも。
ただ、メガネって言ったら腹パンですけどね♪(^^)
と言うわけで、本編どうぞ!
「ここでベーキングパウダーを入れます~。」
「わかった。これぐらい?」
「はい、それでオッケーですよ~。」
御籤の部屋の本の整理を終え、昼食を食べた昼下がり。
仔犬は風羽にケーキの作り方を習っていた。
「さすがワンちゃん手際がいいですね~。ホントにお菓子作りしたことないんですか?」
「うん。僕はどちらかというと実用的な料理が多かったから。」
仔犬は両親が共働きであまり家にいない上、妹もまだ幼い。
また完全な独学だったため、お菓子作りはあまり興味をもったことがなかった。
「ワンちゃんならすぐにわたしよりうまくなっちゃいそうですね~。」
「そ、そうかな?」
お世辞だと思うが、褒められて悪い気はしない。
ましてや、相手はすごく年下とはいえ、美少女だ。
生地をオーブンに入れ焼く。
そして、泡立てた生クリームといちごを載せたら完成だ。
「こんなにキレイに作れるなんてすごいですよ~、ワンちゃん!」
「先生の教え方がうまいからですよー。」
「えへへっ♪先生だなんて照れちゃいますよ~。」
仔犬の言葉に頬を赤くして照れる風羽。
まるで新婚さんのようなやり取りに仔犬も思わず照れてしまう。
さすがに恥ずかしくなり、仔犬は慌てて話を変える。
「じゃ、じゃあ紅茶を入れて食べようか。」
「あ、はい。じゃあ、わたしが淹れますよ~。」
すぐに甘い雰囲気は霧散し、仔犬は少し残念に思ってしまう。
そんな気を知ってか知らずか風羽は、仔犬に笑顔で話す。
「昨日、おいしいダージリン買ってきたんですよ~。ちょっと待っててくださいね。」
「あ、うん。じゃあ、これテラスで食べよっか。」
「いいですね~。いいお天気ですし。」
寮の庭にはちょっとしたテラスとテーブルがある。
最も、使い始めたのは暖かくなった最近であるが。
仔犬はそのテーブルにケーキを置く。
「じゃあ、寮長たちを……って、あ。」
そう言えば、風鈴は一番に朝食を食べてすぐどこかへ出かけていた。
御籤はさっき仔犬と片付けた本を知り合いの古本屋に持って行った。
希はいるが、開かずの扉は開かない。
それはつまり。
「2人きりですね~。」
湯気の立つ紅茶を2つとケーキ持ってテラスにやって来る。
どうやら、2人しかいないことには気付いていたようだ。
「あ、うん。」
別に緊張はしない。
年下過ぎる女の子には、女性というより妹の感覚に近い。
「2人きり、だね。」
「2人きりですね~。」
仔犬の隣に座り、にこにこと仔犬を見る風羽。
甘い紅茶の香るテラス。
たった2人のお茶会が始まった。
琴町 風羽 (fuu kotomachi)
初等部2年生。7歳。
のんびりぽわぽわな天然さん。
お菓子作りが得意で、くちなし寮のおやつ番。
いつも笑顔で怒ったり悲しい顔はしたことがない。
☆呼び方
・仔犬→ワンちゃん
・風鈴→姉さま
・御籤→御籤さん
・希→希さん