紅茶のおかわりはいかがですか?(GJ部二次創作に移行しました)   作:橘田 露草

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コンバトラー!(≧▽≦)
くーさんこと露草です。

さて、寝ようとした深夜2時。
突然ネタを思いついたぼくは執筆を始めました。
そして、現在4時!
書き上げました、超眠い!
今日ぼくバイトなんだけどなぁ……(^^;

そんな話をまさかの夜にするという 笑
これがタイマーのすごさです!(←そこじゃねぇ)

そんな感じでデート回もいよいよメインの4人!
結構イチャイチャさせましたけど、どうですか!?

では、お楽しみください(*^^*)
どうぞ!


寮長との夏休み

夏休みも半ばに入ったある日。

仔犬は実家から車で1時間ほどのウォーターパークに来ていた。

貸し切りなので人っ子ひとりいない。

 

「うわぁ、広いなぁ。」

 

もちろん仔犬がパークを貸し切れるわけもなく、ある人に招待されたのだ。

不思議なことに仔犬の周りにはそれを可能な人物が結構いるのだ。

 

「なーにたそがれているんだよ。」

 

と、女子更衣室の出口がある方からその招待してくれた人が出てきた。

風鈴だ。

腰に手を当てジト目で仔犬を見ている。

 

「いや、貸し切りって初めてですけどすごいですねー。」

「いちおー、バイトだけどな。あ、パパからバイト代預かってるから後で渡す。」

「いえいえ!招待してもらったのにそんなのもらえませんよ!」

「返されたって困るっての。もらえるもんは何でももらっとけって。」

 

なぜ仔犬と風鈴がこんなところに来ているのか、端的に言うとバイトだ。

風鈴の父親が新たに経営するウォーターパークで実際に遊んでみて、何か不満や悪いところがないかチェックするという内容らしい。

昨日の夜、風鈴から連絡を受け慌てて支度をしたのだ。

断ったら大変なことになりそうだし、単純に仔犬も興味があった。

最も、ある条件があるのだが。

 

「ていうか、おまえ何か言うことないのかよ?」

「へ?あ、招待してくれてありがとうございます……?」

「ちげーよ、ばか。」

 

結局怒られてしまった。

といっても別段風鈴に変わったところは――――とそこまで考えてやっと気づいた。

 

「あ、もしかして水着ですか?」

 

プールだから当然なのだが、風鈴は水着を着ていた。

オレンジのチェックのワンピース。

腰のあたりがスカートみたいにひらひらしている。

 

「遅い!で、何か言うことがあるだろ?」

「えっと……。」

 

そう言われ、仔犬は風鈴をよく観察する。

背の低い仔犬より20センチ以上小さい身長。

膨らみという言葉を全く寄せ付けない、兆しすら見せない胸部。

小さいお尻に、すらっとしてるとはお世辞にも言えない手足。

 

「何と言うか、小学生みた……痛い!痛いですって寮長!!」

「答えが遅い!!しかも言うに事欠いてそれかよ!」

 

仔犬が言い終わるよりも先に飛び掛かった風鈴がぐりぐりの刑をしてきたのだ。

広いパークに仔犬の悲鳴が響く。

 

「痛いっ!じょ、冗談ですって!すごく可愛くて思わず見とれちゃいました!!」

 

慌ててちゃんとした感想を言う。

実際、風鈴の水着姿はとても可愛らしく、その残念さを補ってあまりあるほど可憐だった。

まるで水辺の妖精のようだ。

 

「痛たた……ってあれ?」

 

と、仔犬が感想を言った途端、ぐりぐりが止まった。

同時に首のあたりに乗っかっていた重みも消える。

 

「寮長?」

 

罰にしては短めだ。

いつもなら今のより3分以上長い。

 

「その……なんだ。お、おまえも似合ってると思うぞ。け、結構鍛えてるんだな……。」

「まあ、生徒会や普段の買い物で重たいものも持ったりしていますし。」

 

なぜか仔犬に背中を見せた風鈴が褒めてくれる。

だが、顔が見えないので、まだ怒っているのか、それとも許してくれたのかわからない。

さっきの言動を見るに、恐らく怒っていないと思うが。

 

「そ、そんなことより早く行くぞ!」

「あ、はい。」

 

風鈴がそう言ったので、歩き出そうとする仔犬。

だが、風鈴はその場に立ち止ったままだ。

 

「おい、ワンコ!手、手!」

「手?……あー。」

 

すっかり忘れていた。

このバイトの条件として、カップルのように手をつないで1日過ごすように言われていたのだ。

理由としては、カップルの視点の方が気付きやすいから、というものらしいが効果があるのかはイマイチわからない。

 

「ほら、さっさと手を寄越せよ。」

「はいはい。」

 

そう言って手を差し出す。

年齢こそ風鈴が3つ年上だが、風鈴の小ささもあり、傍からみたら兄と妹のようだろう。

 

「ん。」

「ふぇ!?」

 

風鈴がぎゅっと手を握った瞬間、思わず変な言葉が出てしまった。

子供のような手だと思っていた風鈴の手は温かく、女性らしいすべすべした手だった。

今更だが、手を繋いでるから距離が近い。

風鈴の髪のシャンプーの匂いまでわかるほどだ。

 

「ふぇってなんだよ。」

 

動揺した仔犬をニヤニヤと見てくる風鈴。

なぜかその笑顔も直視できなくなってしまう。

 

「ほら、行くぞ。」

「あっ、はい!」

 

風鈴に手を引かれ歩き出す。

5分ぐらい歩いただろうか、ようやく仔犬も落ち着いてきた。

 

「うし、ここでいいだろ。」

「え?でも、ここって……。」

 

プールサイドにある小さな滑り台。

プールの中にあるジャングルジム。

そして、仔犬の太ももぐらいまでしかないであろう水深。

 

どう見ても子供用プールだった。

 

「こんなところ楽しくないですよー。まずは波の出るプールとかウォータースライダーとか行きましょうよ。」

「だ、だめだ!こーゆー子供の遊ぶところが安全じゃないと危ないんだぞ!」

 

風鈴の意見にも一理あるが、せっかくなのでまずは遊びたい。

というか、別に仔犬たちの目的は検査ではない。

普通に遊んで気になるところを見つけるだけのはずだ。

 

「大丈夫ですって。それよりスライダー乗りたくてうずうずしちゃってます。」

「その……だ、だめなんだぞ!」

 

なぜか必死になって子供用プール以外に行くのを拒否する風鈴。

もはや言い訳にもなっていない。

 

「もしかして寮長……泳げないんですか?」

「なっ!?」

 

なぜバレた!?と言わんばかりの驚きようだが、丸わかりだ。

 

「というか、水泳の授業の時はどうしていたんですか?休んでいたんですか?」

 

仔犬たちの学校にはプールがあるので、当然授業もある。

仔犬自身、夏休み前の授業ですでに何回かプールにも入っている。

 

「お、おまえ、女子に水泳の授業休む理由を聞くなんて恥ずかしくないのか!」

「べ、別にそういう意味で聞いたわけではないですよ!」

 

単純にどんな理由で休んでいるのか聞こうとしたのに、とんだ勘違いをされてしまった。

余談だが、去年の仔犬はなぜたまに女の子が水泳の授業を休むのか理由がわからず、その日休んでいた紗南に聞いてめちゃくちゃ怒られたのだった。

 

「一応、授業に出てるってことで評価はもらってるよ。他の競技で頑張ってるから赤点にもなってないし。」

「あー、なるほど。」

 

誤解が解け、ちゃんとした理由もわかり納得した。

と、仔犬は風鈴に提案してみた。

 

「じゃあ、練習しましょうよ。」

「い、いいよ……。すぐ泳げるように何かなんないだろうし。」

「でも、夏休み明けたらまた水泳の授業ありますよー。」

「うっ……。」

 

風鈴もこのままでいいとは思ってないのか歯切れが悪い。

今のうちにと畳みかける。

 

「練習しましょうよ。僕が教えてあげますから。」

「……わかった。」

 

ややあって短い肯定がきた。

 

「じゃあ、移動しましょうか。」

 

さすがにこの浅いプールでは泳げない。

すぐ近くにある競泳用のプールに移ることにする。

仔犬が風鈴の手を引き歩き出すと、ゆっくりではあるが付いて来てくれた。

 

「じゃあ、まずはバタ足をやりましょうか。」

「ぜ、絶対離すなよ。」

「離しませんって。」

 

不安なのか、いつもより弱気に風鈴が言う。

もし、水を怖がっていたりするのなら、なかなか一苦労になるが、幸い入るのは平気なようだ。

 

「それで足をバタバタって……そうです、体の力を抜いてください。」

「こ、こうか?」

「はい、そうです。じゃあ次は顔を入れてみましょうか。」

「お、おう!」

 

実際にやってみると、生来の運動神経の良さからか、すぐにバタ足とクロールをマスターした。

体力がないので、25メートルはキツそうだが、半分くらいは何とかいけるようになった。

 

「すごいじゃないですか、寮長!」

「ま、まあな……。」

 

心なしか風鈴にも自信が戻ってきたようで表情も明るくなってきた。

さっきまでの弱気な風鈴もかわいいが、やっぱり風鈴は自信満々な方が風鈴らしい気がした。

 

「よし、泳げるようになったし、他のプール行くか。」

「あはは、寮長いつもの感じに戻りましたね。」

 

そう言いながら、風鈴の後にプールを出ると、なぜか風鈴がジト目で睨んでいた。

 

「な、なんですか寮長?」

「……それ。」

「へ?」

 

それと言われても仔犬には何のことかわからない。

 

「名前だよ。ここは寮じゃねーし、わたしたちはこ、こここ恋人なんだろ?」

「あ、はい。そうでしたね。」

 

会ったばかりこそ風鈴先輩と呼んでいたが、寮に入って4ヶ月ですっかり寮長呼びに慣れてしまったのだ。

 

「じゃあ、なんてお呼びしましょうか?」

 

仔犬が考えるよりも、と風鈴に尋ねる。

 

「……って。」

「え?ごめんなさい何ですか?」

 

何か言ったようだが、小さくて聞き取れなかった。

 

「りんちゃんって……。風鈴だからりんちゃんって呼んでいい。」

「りんちゃんですか?えっと、年上なのにちゃん付けしていいんですか?」

「……いいに決まってるだろ。」

 

そこで言葉を切る風鈴。

と、仔犬の目をまっすぐ見てきた。

 

「だって、わたしたちは……恋人なんだから。」

「!?」

 

そのうるんだ目を見て思わずドキってしてしまう。

さっきまで特に気にしてなかったはずの呼び方が急に恥ずかしくなる。

 

「じゃ、じゃあ、呼びますね。」

「お、おう!どんとこい!」

 

名前を呼ぶだけなのになぜかおかしなテンションになってしまう2人。

 

「り、りんちゃん……。」

「お、おう……。その……仔犬。」

「は、はい……。」

 

名前を呼び合っただけなのに、思わず2人とも赤面して目を背けてしまう。

とてもじゃないがお互いの顔なんて見れない。

 

「よ、よし!じゃあ、スライダー行くぞ!」

「は、はい!」

「その次は波のプールだ!」

「はい!」

「楽しむぞ、仔犬!」

「はい、りんちゃん!」

 

赤い顔のまま走りだす2人。

恥ずかしくてまだ顔は見れない。

だが、2人の手はしっかりと繋がれていた。




あ、最近言わなくなってましたが、感想&誤字訂正募集中です。
それなりにメンタル強いので、批判も全然オッケーですよ!(^◇^)
ていうか、いつも感想くれる方が、優しいめっちゃいい人なので、たまには批判されたいかなって……。
べ、別にドMじゃないんだからね!(-_-;)

大体そんな感じです 笑
では次回はクールなお姉さんとのデートです(*^^*)

次回もよろっクサー♪(←今回から採用の挨拶)
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